このレビューはネタバレを含みます
ANORA アノーラ 2024年作品
原題 Anora
5/10
ショーン・ベイカー監督
マイキー・マディソン マーク・エイデルシュテイン
ユーリー・ボリソフ カレン・カラグリアン
ヴァチェ・トヴマシアン アイビー・ウォーク
リンジー・ノーミントン
NY に住むストリップダンサーの主人公アノーラ(マディソン)がロシア人の放蕩息子イヴァン(エイデルシュテイン)と出会う。イヴァンの“契約彼女”になったアニー。
二人はそまのままヴェガスで結婚するが、息子が娼婦と結婚したと噂を聞き、ロシアの両親がアメリカにやって来る。
2024年のパルムドール。2022の 逆転のトライアングル 2021のチタンで
パルムドールには失望しているのだけれど、本作もガッカリ。
ショーン・ベイカーは社会の底辺やセックスワーカーをありのまま
描き出すみたいな今の風潮にあった作風なのだけれど、基本綺麗じゃない。
主人公のマイキー・マディソンがまた可愛くないのがリアルということなのだろうけれど、映画的に嬉しくない。
またロシア人の両親の手下と接近する展開は既視感しか亡く、全く新鮮味が無い。
マイキー・マディソンの本作でやったことは手垢の付いた話を小汚く描いたということ。賞レースに絡むことが多いので観はするものの、自分は今後も
好きになることはない監督だと思う。