アイスランドのバルタザール・コルマウクル監督による、自国の同名のベストラー小説の映画化。
主人公のクリストファーは、初期の認知症のようで、医者からやり残したことをした方がいいと言われ、娘にも言わず、コロナ禍の中、旅に出る。
それは、彼が、ロンドンで通っていた大学に興味を失い、たまたま通りがかった日本料理店で働いていた頃の物語・・・
アイスランド、イギリス、日本で撮影され、日本料理店の主人・高橋(本木雅弘)とその娘ミコ(Kōki)や、クリストファーが日本で酒を酌み交わす久多良木(中村雅俊)、ミコの老年期役はキャスティングディレクター(本作も担当)の奈良橋陽子と、日本の俳優・スタッフも多数参加してます。
原作の小説が、この3つ国、アイスランド、ロンドン、日本(広島)を題材にした経緯やきっかけは分かりませんが、主人公のクリストファー役(2人とも)の演技も、その他のキャスティングも、そしてストーリーも演出も微妙で、いまひとつ心動かされずでした。
不思議な俳句は面白かったですw
・鼾かく 荒井とコンロは 午睡せり
・日本語を 話せぬふりの 岩魚かな