長い、笑。ホロコーストでアメリカへの亡命を余儀なくされたハンガリー人建築家の生と苦悩、実話かと思いきや完全フィクションで驚き。
このテーマ性で3時間半程の長尺の割にはストーリー性は作為的で無骨に感じたが、終盤のある一言で、ある意味それが狙いだったのかもしれない。話以上に美しい映像、何より重低音の効いたシリアスを際立たせる音響は、A24なアート映画ながら大きめの劇場向き。エイドリアン・ブロディの名演は秀逸、ラースロー・トートとしての生に完全に憑依していて圧巻。
最近の映画でインターミッション挟む作品も少ないので、貴重な機会だった。劇場で明かりつくタイプのガチ休憩は、舞台以外では初体験。15分のインターミッション中の音響も地味に拘っているので(特に後半)、ちょっと立ちづらいかも笑。トイレは10分以内に済ませとくのがオススメ👍