長屋紳士録の作品情報・感想・評価・動画配信

『長屋紳士録』に投稿された感想・評価

や
4.2
父とはぐれた子との出会いから別れまで。
出来事以上に濃密な擬似親子の絆を映し出す、過不足のない70分。
ネ申、、、。#
4.8
元旦に早稲田松竹でみた二本立てのいっこ。日本の元旦は毎年よく晴れてキリッと冷える。そんな元旦に相応しい映画じゃった。
cuumma
4.5

美男美女の俳優が出ていないが、平凡さのなかにキラリと光るものが見出せる映画、小津監督らしい。

迷い子の少年を、半ば押し付けられたおたねは、困惑しながらも少年を家に入れる。
はじめは嫌がっていたおた…

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良くも悪くもご近所さんとのさ間柄が、近い。
子どもを預かるのを嫌がって他の人に押し付けても、それで関係が拗れる事もなく、他のことでは協力している。
また、嫌がっていたおばちゃんも、坊やが最後にはいな…

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石口
4.0

終戦後の厳しい世相が色濃く反映されているが、正確なショットを過不足なく積み重ね物語を語っていく彼のスタイルに一切の破綻はない。同時期の溝口がスランプ真っ只中だったことを思うとやはり凄い。朗々と歌い上…

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it
3.8
小津が戦地から復帰した後の一作目らしい。迷子の子と長屋のおばさまらとの交流。やりとりは結構ベタなんだけど、感情移入できるのはやはり上手いんだろな。最後の戦災孤児らの画が強い。
oharu
-
コメディ要素が多くてすごい面白かった。。。眠くなる暇さえ無い。。
表情も動きも最高

ラストシーンで、西郷さんのふもとにいる
子供たちを観て、現実を観たような感じがして悲しい気持ちにもなった。
toa
3.0

ハレのシーズンですが、敢えてケの映画です。
言葉遣いは乱暴だが性根はやさしい下町長屋の住人たちと少年。その実、迷子。
長年付き合うなかで影響しあう存在もあれば、一時ながら大きな気付きを与えてくれる存…

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snmc
4.5
70年前の話なのにユーモアのセンスは全く古く感じず、めちゃくちゃ笑った。あの顔芸はずるい。この作品を見て、カウリスマキのユーモアは小津を受け継いでいるんだなぁと改めて感じた。

こんな落語調の人情喜劇に感情移入を拒絶する小津の厳格フレーミングは合わないのではないかと思うがそんなことはどうでもよく向かいの家の親父のカスっぷりとか泣きながらもちゃっかり干し柿を食べる拾い子とか土…

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