人類を救いたいと本気で願う少年は、ナイフで人を刺すことなんてできない。暴力行為はなんの救済にもならない。その通りなんだよ。もう一人の少年の言う、この辺りに陽だまりがなかったか、なんてこの世で一番優し…
>>続きを読む過去の事件の当事者(監督・元警官)と、それを演じる若者2人の対比がよかった。過去の怒りや暴力から抜けきれない大人達と、平和を望む若者の対比。
劇中劇の結末はわかっているのに、見ているうちになんだか…
誰の目線かもわからず非決定的なポジションに置かれるカメラは、植木鉢を探す若き警官の視線の動きと疾走に緩やかに同化していく。監督(人間)の過去の喪失に対してそっと立ち返り、小さく本の貸し借りで印象に残…
>>続きを読むひたむきに歩きつづける光景が意義深いのは、その歩みが停止するにふさわしい瞬間が問われているからであることはいうまでもない。そのふさわしい瞬間とは、人が出会うことにほかならず、それは過去の暴力との決別…
>>続きを読むマジでなんなんこの映画術!キアロスタミ『クローズ・アップ』の現実と虚構を痙攣するみたく行き来することでジリジリ迫ってくる生の感触、剥き出しの痛みと、ガス・ヴァン・サント『エレファント』のジグソーパズ…
>>続きを読む日本人が好きそう。ここでの評価高いけど、それは自己満みたいなもんだろうなと思う。銃ではなくて植木鉢を、ナイフではなくてパンを。でも本当に必要なのは銃やナイフを振るってでも世界を救おうとすら思える思い…
>>続きを読む大金を払ってDVDを購入。桜桃の味やクローズアップを見てからイラン映画に非常に興味を抱き今作は意地でも見たかった。なかなかDVDも販売されていない中なんとか買えた今作。購入当日に早速視聴。映画の中の…
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