館内の穴や傷と妻が抱えた傷から見ること、視線を合わせることによるスリル。階上と階下に誰がいるかの変化(穴蔵によって一階が階上となり、覗き穴のように光が反復される)から、斧、赤い池、昔のように二階にい…
>>続きを読むエスターのような独特の怖さがある最高の映画。あの時逃げておけば、あの時殺しておけばと後悔が何度も連鎖する。欲望と逃避行。しかしながら空気のない地下蔵は彼らにとって奈落でしかなかった。
天白のキャラ…
まずストーリーが凄まじく、随所に設定されたサスペンスにも惹き込まれた。落魄の身になったじじいの抱える屈辱感は滑稽だが、家族を殺そうとする苛烈な憎悪はゾッとするほど悍ましい。生まれてきた天白(ティエン…
>>続きを読む縦の構図と横に動くカメラ。染物が落下し始める時、染液に落ちた時その刹那の瞬間の切り取り方。計算され尽くされてて怖い。
菊豆が天青を誘ったのはトラウマの再演だろうな。登場人物の誰に感情移入するかによっ…
説明的な場面と陳腐なセリフが多すぎないか。次にこうなったらつまらないなと薄々思っていたものがそのまま現れる瞬間がいくつもあった。
撮り方にしたって、覗きの場面などもっと緊張感あるようにできただろうに…
「私たちの未来は明るくない」
紅が映ると何かが起こる。
「紅いコーリャン」でのお酒の紅に続き、今回は染物の紅。人が死ぬ時、2人かま結ばれる時、家事になる時。今回は布の真紅か染物の液体の真紅である。…
そういうプレイなのかDVなのか一瞬迷うよね笑
チャン・イーモウ×コン・リー祭り、一本目
どれも1920年代頃の話で、特に"紅"が際立つ芸術的色彩と美しい構図などが共通
今作では紅と黄の大きな反物…
チャン・イーモウ監督の紅いシリーズと言われるだけに「紅夢」「紅いコーリャン」同様、紅色が印象的な映画でした。紅色の染物、紅色の染料の水槽、紅色のスカーフに紅色の夜の部屋…。
貧しさから気の進まぬ結婚…