映画鑑賞のおさる

トイ・ストーリー3の映画鑑賞のおさるのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)
4.9
世界最初の長編3Dアニメーション映画・トイストーリーの完結編(と思っていた作品)。歴代ピクサー映画の中でも大好きなシリーズで、1作目と並んで最高に好きな作品。

幼いころから見ていたシリーズなので、登場するキャラクターの性格もよくわかっている。おもちゃをとても大切にして遊んでいたアンディ、アンディに遊んでもらうことに幸せ・生きる意味を感じているおもちゃたち。だからこそ、この映画の最後の選択には、持ち主側・おもちゃ側のそれぞれの思いに共感し、涙が出てしまう。

■特に心に残っているシーン
①溶鉱炉で絶体絶命のシーン
 おもちゃたちが自らの最後を悟り、みんなで手をつなぎながら溶鉱炉に流されていくシーン。これまでいくつものピンチを乗り越えてきたおもちゃたちだったが、今度こそ本当に駄目だ、と思った瞬間。音楽も絶望感をあおっていて、最初にみたときはもう本当にダメだと思って息が詰まった。第1作から見ていると、よりカタルシスが増す。

②最後にアンディたちと一緒に遊ぶシーン
 持ち主のアンディは、おもちゃたちを大事にしてくれそうな女の子・ボニーにおもちゃを譲ることを決断する。最後にみんなで一緒に遊ぶシーンでは、第1作目からの冒険やこれまでの思い出があふれ、自然に涙が流れてくる。

■さいごに
 このシリーズの主題歌・君はともだちの歌詞を改めてみると、心にしみる。シリーズ第1作から時は流れたが、変わらない固い絆を描いた名作中の名作。