mhさんの映画レビュー・感想・評価

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1988 レジスタンス -戦場の勇者たち-/クルドの花(2010年製作の映画)

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フセイン政権が終末を迎えるころのクルド人たちの命運を描いている。
ろくな説明もなくはじまるので、クルド人視点の話だとなかなか気がつかない。これからイラク側からの弾圧・虐殺がはじまるということがわかって
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空母いぶき(2019年製作の映画)

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人気漫画を映画化したもの。
交戦相手を中国から架空の国に置き換えてマイルドに改変した結果、リアリティがそこなわれてしまったエンタメ大作。
・自衛隊の美学
・最新の戦闘
・艦長無双
・圧倒的な物量の違い
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誇り高き戦場(1967年製作の映画)

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解放間近のベルギーでドイツ軍に拉致された交響楽団の面々。
傲慢な指揮者VS芸術のわかるドイツ軍将軍のパワーゲームがはじまる。さらには芸術のことはまったくわからんけど、ただただ(ベルリンからの命令通り)
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RECON リコン:アメリカ陸軍武装偵察隊(2019年製作の映画)

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WW2イタリアを進軍中のアメリカ軍の偵察隊が、ドイツ軍人を射殺するついでにその奥方(恋人?)も射殺したことで、呪われてしまった(と思い込んだ)ことでいろいろ大変な目に合うB級戦争映画。
アメリカっぽい
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愛と裏切りの戦場 アルプスの勇士たち(2007年製作の映画)

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WW1のイタリアが舞台の古風なラブロマンスでテレビ映画。
若い中尉がやってる文通の代筆をやっている古参の軍曹が主人公。戦地にやってきた貴族の娘(ヒロイン)と出会う。
WW1イタリアの激戦地を転々としな
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島守の塔(2022年製作の映画)

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知事と警察部長を通して触れる沖縄戦。
対馬丸、鉄血勤皇隊、女学生の看護隊(ひめゆり部隊とはいってない)など沖縄戦のおもなトピックに触れている。
先行策と重複するプロットを避けた上で、あらためて時代考証
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僕は戦争花嫁(1949年製作の映画)

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戦後ドイツを舞台にした大ヒットコメディ映画。
前半は既視感のあるロマンチックコメディ。ただ、ユーモアのセンスが独特で見ててあきない。寝るときに手の置きどころに困って結局腕組みするのとか、ギャグなのかど
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Uボート基地爆撃作戦(1942年製作の映画)

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ポーランド侵攻に続いて、中立国であるノルウェーにまでひどいことをしているドイツという切り口のイギリスのプロパガンダ映画。
後年の映画「ヒトラーに屈しなかった国王(2016)」でもやってたように、中立な
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ジャーヘッド 米軍最強の戦艦を奪還せよ!(2017年製作の映画)

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ジャーヘッドシリーズじゃないのにジャーヘッドシリーズだと(日本のDVD販売会社が)だまして売ろうとしている偽シリーズの二本目。
偽シリーズ一本目の「ジャーヘッド・レスキュー(2007)」が意外に面白か
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愛しきソナ(2009年製作の映画)

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視聴困難なんだよなぁと思ってたらAmazonprimeにきてた。
「ディア・ピョンヤン(2005)」をマイルドにしたかのような在日朝鮮人家族のポートレイトドキュメンタリーで、肩肘を張らずに見ていられる
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

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現代版南北戦争という大きなテーマを戦場ジャーナリスト目線で追っかけた大ヒット映画。
何が原因で内戦になったのかわからない&その内乱もそろそろ決着しそうという時系列であるいっぽうで、バックストーリーはか
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エンジェル・オブ・ウォー(2012年製作の映画)

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住民を虐げる極悪ゲシュタポに立ち向かう赤色パルチザンの活躍というコンセプトのウクライナ製テレビシリーズ(50分×4話)
魔女と呼ばれている隠遁生活をしている女性や、集められている双子などが登場するも、
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R-POINT(2004年製作の映画)

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公開当時は韓国発ホラー映画としてちょっと有名だったらしいミリタリーホラー。
・ベトナム戦争に参加していた韓国軍が失踪した事件をベースに話を膨らませている。
・カンボジアの名所ボーコーヒルステーションで
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砂丘の敵(1941年製作の映画)

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記録忘れ。
宗主国と植民地の関係あってこそのストーリーになってた。
圧倒的上位に君臨してるイギリスなんだかなーと思って見てた。面白かったと記憶している。

キプールの記憶(2000年製作の映画)

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ちょっと前に見た。更新したかと思ってたけどしてなかった。
戦場にヘリで乗り付けて、負傷者を運ぶ衛生兵にとっての戦争みたいな映画で、監督の実体験とのことでした。
実体験だったらドラマチックじゃないのはし
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アメリカン・ソルジャーズ ミッション:スーサイド(2023年製作の映画)

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アメリカンソルジャーズシリーズの最新作みたいな邦題がつけられているけど、そもそもそんなシリーズ最初から実在しないので、続きを期待すると肩透かしを食うけど、あれ意外によくできてるし、面白くね? という逆>>続きを読む

ブランニュー・ワールド(1998年製作の映画)

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国が募集した慰安婦と、駐留するイギリス軍人との間で起きる、痴話げんかを、アイルランド問題を彷彿とさせる架空のできごとと重ね合わせた、内容攻めすぎなソープドラマ。
「時計仕掛けのオレンジ」を引用している
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レッド・ゾーン(2008年製作の映画)

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なんとも珍しいキューバで作られた戦争映画。
村、どっからか飛んでくる迫撃砲、味方のヘリコプターの発着陸が、一画面におさまっているという非常にあわただしい映像が連続する。彩度を落とすことで、CG感をそぎ
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アーミー・ロード(2012年製作の映画)

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原題は「Allegiance」でもいいみたい。
海外には行かないはずのニューヨーク陸軍州兵部隊が、イラクの激戦地に派遣されることになって発生したひと悶着。
都合よく異動になった主人公はどうやら権力者の
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ジャーヘッド・レスキュー(2007年製作の映画)

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ジャーヘッドシリーズかと思いきや、ジャーヘッドとはまったく関係ないPTSDのドラマかと思わせて、実際はアメリカの貧困層・青春ドラマ。レスキューはどっから拾ってきたん?
DVを受けて育った息子が、窃盗を
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ジャーヘッド ―36時間―(2019年製作の映画)

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シリアに囚われたパイロットを救出するために、イスラエル軍とアメリカ海兵隊が共闘するというもはや完全にエンタメ映画となってしまったジャーヘッドシリーズ四作目。
戦争映画でイスラエル軍といえば、偉大なるB
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ジャーヘッド3 撃砕(2015年製作の映画)

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今度の敵はISISで籠城戦というコンセプトのジャーヘッドシリーズ三作目。
リアリティがどんどん薄まってしまって、もはやただのミリタリーアクションになってきた。
「13時間 ベンガジの秘密の兵士(201
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ジャーヘッド2 奪還(2014年製作の映画)

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中東が舞台だった前作からいってん、今度はアフガニスタンで活躍するアメリカ海兵隊の活躍を追っかける。
調べるとどうやら、一作目のみ劇場公開作品で、続く三作はビデオ用作品らしいんだけど、冒頭のユニバーサル
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バトル・シューター(1995年製作の映画)

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イランイラク戦争を題材にした映画の撮影に難航(思ったようなBGMが仕上がらない)していると、ロケ地がそのままイランイラク戦争の真っ最中(10年前)に切り替わって、タイムスリップしてしまうという変わり種>>続きを読む

スター オブ ソルジャー(2006年製作の映画)

5.0

ソ連のほうのアフガニスタン紛争 (1978年-1989年)に参加した若者の半生記。
モスクワの大学生でミュージシャンだった主人公の元に召集令状が届く。
徴兵忌避を試みるも高額で手が出ない。家族としては
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フラッグ・オブ・ソルジャーズ 勝利なき戦場(2004年製作の映画)

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勢力図が複雑なWW2末期のイタリア戦線がモチーフ。
・視点はアメリカ軍のやる気のない兵站部隊。
・味方のイタリア軍を、アメリカ軍にぶつけようとしてるドイツ軍。
・ドイツ軍は楽なパルチザン(共産主義勢力
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コンタクト ー消滅領域ー(2015年製作の映画)

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アフガニスタンに駐留しているフランス軍で、次々にひとが消失する超常現象が発生するSFとミリタリーで味付けしたホラー映画。
居眠りをしたら、突如、消えてしまうというすごい設定。
異なる民族、異なる宗教へ
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ブラックバード・フォース(2003年製作の映画)

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コソボ紛争に参加しているイタリア軍の若者と現地女性の交流がメイン。
仲良く暮らしていた隣人同士が殺し合った、コソボ紛争を追体験できる。
「ブラックバード・ライジング(2003)」と姉妹編みたいな邦題つ
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フランス特殊部隊RAID(2016年製作の映画)

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フランス特殊部隊をモチーフにしたロマンチックコメディ。
なにをやってもうまくできない女性が主人公で、序盤のうまくできない描写がかなりのストレスなんだけど、中盤以降は薄れていって、終盤になると観客みんな
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クリティカル・リポート(2004年製作の映画)

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アフリカで安全な水を確保するという、現代でも通じる社会問題を扱っているものの、実際に起こったことを下敷きにしたわけでもないアクションエンタメ。
面白いのは、
・主人公のジャーナリスト、マイケル・パワー
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バトル・ブレイク(2001年製作の映画)

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「エネミー・アクション2(2000)」の続編なんだけど、そもそも「エネミー・アクション2」は「エネミー・アクション(1999)」とは、まったく無関係。なので、せっかく「エネミー・アクション2」を見て面>>続きを読む

ジャケット(2005年製作の映画)

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「ジェイコブズラダー」系のお話かと思いきや、湾岸戦争のくだりは冒頭だけで、あとは全編タイムトラベル×ラブストーリー。
タイムトラベルの方法は、拘束衣で動けなく固定されてから閉所&暗所に閉じ込められると
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アフガン・ハンター ~極秘兵器・スティンガー発射~(2010年製作の映画)

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ソ連時代のアフガニスタン紛争 (1978年-1989年)を題材にしたロシアのテレビ映画(45分×4話)
・ソ連目線のアフガニスタン紛争。
・アメリカが供給するスティンガーにやられたことを正直に描く。
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リフレクション(2021年製作の映画)

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前作「アトランティス」では、近未来に発生するウクライナ×ロシアの戦争が題材だったけど、今作では過去に起きたロシアがウクライナに侵攻してきたドンバス戦争を扱っている。
前作にもまして、アート色が強くなっ
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パッション・ダモーレ(1980年製作の映画)

5.0

「美女と野獣」の逆。将来有望なイケメン大尉と、見た目最悪で精神も病んだ女性との恋愛を描いてる。
時系列はイタリア王国が成立して戦いも終わったとき(1862年)。亭主のいる女性との恋愛を楽しんでいると、
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ダマスカス(2018年製作の映画)

5.0

イラン製ディザスタームービー。
パイロットの親子が輸送機を操縦してシリアからダマスカスを目指す。
マッドマックスさながらに改造車が突っ込んできたり、乗客に紛れ込んだISISが虐殺始めたりと、絵と展開が
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