知事と警察部長を通して触れる沖縄戦。
対馬丸、鉄血勤皇隊、女学生の看護隊(ひめゆり部隊とはいってない)など沖縄戦のおもなトピックに触れている。
先行策と重複するプロットを避けた上で、あらためて時代考証しているのだろう、先の読めない展開や、見たことないビジュアルになっていて、この手の邦画を数見てるひとには特に刺さる内容になっていた。
萩原聖人の演技力もすごかった。藤原竜也に代表されるような全力演技ばっかりの邦画界にあって、この存在感は貴重。若い頃は木村拓哉と並び立つような人気タレントだったのに、すごい役者になったものですね。
軍国少女の扱いもうまかったですね。愚かだが、改心することもできる。あれが我ら一般市民の姿ですね。
よくある大作映画の戦争物だと思って臨んだので、いい意味で裏切ってくれた。
監督は「地雷を踏んだらサヨウナラ(1999)」のひと! なるほど!
面白かった!