きっかけ
昨年、職場の技術ブログに同期入社の人たちと自宅の設備(いわゆる自宅サーバと呼ばれるようなもの)について共同で寄稿したところ、ありがたいことに少しだけ話題になりました。
そして今年入社した人たちも同様の記事を書いていて、それを眺めてちょっと懐かしくなったので自分も今年のやつを書き残しておこうという経緯です。
ざっくり言うと
vSphereや冗長構成を試しつつも、最終的にはProxmox VEクラスタやストレージ等々を単一コアスイッチ配下に配置して上にRTを置くような、ごく一般的な構成となりました(学生時代とそんな変わらないような?)
コアが10G化してオーバーサブ無しにクラスタを収容(これは中華SWの2.5/10G化が大きい)してみたり、ルータでLXCが動くようになったのでGrafana Alloyをルータ上で稼働させてみるなど、実用性を意識していたものの振り返るとやや実験的で不安定な部分が大きかったように思います。
他には下記のように構成管理にGitHubとAnsibleを用いて、configを自動デプロイさせてみたりしてました。これはiosだけでなくawplusでも有効な技なので今でも使っています。
PVEについては昨年はディスクレス(iPXEで引っ掛けるiSCSI boot)で運用していましたが、システムディスクのマルチパス化を試行錯誤している都合上、現在は暫定で腹抱えディスクにインストールして利用しています。
昨年運用していたシングルパス構成については簡単にセットアップできるのでぜひお試しください。
他にも今年はnanoKVM *1 が流行りましたね。うちの場合はPVE3ノードで生やしましたが、これのおかげでラックの裏に潜り込んでHDMIを挿すことがなくなったので中々良かったです。
今後の方針
PVE 8.1からSDNが標準機能となったので、それをベースに新しい構成を考えています。BGPが使えるL3SWを揃えるのは厳しいので(帯域は諦めて)アップリンクはルータ直結に、雑多にRJ45で繋ぐ用のアクセススイッチはPVEノードと同様にルータに繋いでおけばルータをASBRにしてOSPFとかで経路を流せば繋がるはず?
現状監視のテンプレートが1年経っても作り込めてないここともあり、次は極力メジャーな扱いやすい(そしてファンレスの)機器で構成するつもりです。 ある程度モノは揃っているのであとはいつ作り始めるか、、