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タスクバーへ自由にエフェクトを加える「RainbowTaskbar」が約3年ぶりのメジャー更新

カスタマイズエディターが刷新、作成したデザインの共有も「GitHub」で可能に

「RainbowTaskbar」v3.0。試しにタスクバーを透明化した様子

 Windowsタスクバーのエフェクトをカスタマイズするツール「RainbowTaskbar」が1月14日(日本時間)、v3.0へと更新された。2022年4月以来、約3年ぶりのメジャーアップデートとなる。

 「RainbowTaskbar」は、Windowsタスクバーの色、背景画像、トラジション(色などの切り替え)、ぼかし、透明度などを自在にカスタマイズできるツール。タスクバーの角をとって丸くしたり、好みのテキストを表示することもできる。「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「MIT」。リリースページから32bit版と64bit版を無償でダウンロード可能だ。開発を支援するために、「Microsoft Store」から220円で購入することもできる。

 メジャーアップデートとなる本バージョンでは、ユーザーインターフェイスを刷新。タスクバーにさまざまな「命令」(インストラクション)を追加してエフェクトをカスタマイズするという従来の設定方法が複雑で、難しすぎるという声に応えて、Webコンフィギュレーションという新しい仕組みが導入された。

 Webコンフィギュレーションは変数の定義とスクリプトから成っており、Webでの配布とインストールに適したスタイルになっている。まどろっこしいGUIよりもスクリプトを好む上級者には適しているだろう。「GitHub」アカウントで自分が作成したコンフィグを公開する「コンフィグワークショップ」や、有志が作成したコンフィグを検索・ダウンロードするストアのような仕組みも用意されている(ダウンロードだけなら「GitHub」アカウントは不要)。

変数の定義。ユーザーが変更すると、エフェクトの挙動が変わる
スクリプト部分。HTMLとJavaScript、CSSの知識が必要だ

 Webコンフィグではアニメーション、ビデオ、マウス応答性、WebGLの設定なども可能で、従来のクラシックコンフィグよりも自由度が高いのも魅力だ。

 一方で、インストラクションベースのクラシックコンフィグエディターにも改善が加えられた。インストラクションを複数のグループに整理できるようになり、適用時に一度しか実行しないランワンスグループと、何回も実行するループグループ(複数)をわけられる。

クラシックコンフィグエディターも改善。出来栄えを確認しながら、インストラクションを追加していける。インストラクションのグルーピングも可能

ソフトウェア情報

「RainbowTaskbar」
【著作権者】
ad2017 氏、zCri 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.0.1(25/01/15)