「24歳女性の遺体」から衣服をはぎ取り…熊本県の42歳火葬場職員が手を染めていた「鬼畜の所業」

故人との最後の別れを告げる神聖な場所のイメージが強い、火葬場。しかし過去には、驚くべき事件が多数起こっている。

元火葬場職員である下駄華緒氏の『火葬場事件簿 一級火葬技士が語る忘れ去られた黒歴史』は、そんな火葬場にまつわる全国各地の事件を丹念に調査した話題の書籍だ。

同書より、若き女性の遺体に関する事件の詳細を一部抜粋して紹介する。

 

熊本で起きた恐ろしい事件

戦前の火葬場では、現代の常識からは考えられない事件が起きていた。

大正12年(1923)8月、熊本のとある火葬場に勤める42歳の職員が恐るべき犯行をおこなった。その日、火葬場には8歳の少女と、23〜24歳ほどの女性4名の遺体が運び込まれていた。

喪主が火葬場に棺を入れて鍵をかけ帰宅したあと、男はこっそりと裏に回って棺を引きだした。そして遺体から衣服を剝ぎとり、さらに指輪や金歯など金になりそうなものを残さず盗んだ。

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犯行はそれだけに留まらなかった。成人女性のうちひとりの遺体に対して、してはならないことをしたのである。

当時の報道によると「死體(したい)を侮辱す 驚くべき隠亡の罪惡」「肉體(にくたい)に侮辱を加へたといふ戦慄すべき事実が暴露」と書かれている。「侮辱」がどういったことなのかについては具体的に書かれていないが、おおむね想像はつくだろう。

人の欲望とは恐ろしいものである。

同様の事件は昭和に入ってからも起きていた。

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