「どこでもドア」を疑似体験できる技術がデジタルコンテンツEXPO2014で日本初公開
タケコプターやタイムマシンなどのドラえもんに出てくる定番中の定番のひみつ道具の1つが「どこでもドア」です。実際にどこでもドアを使ってワープ……とはいきませんが、ヘッドマウントディスプレイ「Samsung Gear VR」を使い、どこでもドアのようなワープを疑似体験させてくれるシステムを株式会社プロノハーツと株式会社エクシヴィがデジタルコンテンツEXPO2014で公開中です。未来を体験すべくブースに行ってきました。
どこでもドア | DIGITAL CONTENT EXPO
http://www.dcexpo.jp/5967
日本初公開とのことで朝1番にブースに行ったところ、まだ準備が整っておらずどこでもドアを体験することができませんでした。
ブースの人がどこでもドアの仕組みを紹介してくれました。これがどこでもドアを体験する際に使うヘッドマウント型ディスプレイ「Samsung Gear VR」。
これを頭に取り付け、全方位に違う視界を表示することにより、どこか違う場所に行ったような感覚になるのが「どこでもドア」のような体験とのこと。
ヘッドマウントディスプレイの映像はスマートフォンを使います。
まずは「AnywhereDoor(どこでもドア)」のアプリ画面を表示。
タップしてアプリを起動。
数秒経つと、画面が中央で2分割され、2つの同じ映像が見られる画面が出てきました。
この画面を映した状態でスマートフォンをSamsung Gear VRにセット。
このようにスマートフォンに画面を表示したものをセットしたヘッドマウントディスプレイを頭に装着します。
準備が整うまで他のブースを見て、午後にどこでもドアのブースに行ったところ行列が。
テレビ画面には、Samsung Gear VRを付けた際に流れるイメージ映像が流れていました。
どこでもドアの前に注意書きが貼り出されています。映像を見て酔ってしまう可能性があるので「13歳未満のお子様のご利用はお控えください」とのことでした。
ヘッドマウントディスプレイを付け、ゴーグルわきの部分をタップして行ってみたい場所を言うと、画面が切り替わりワープするような体験ができるとのこと。「ドラえもん」と呼ぶと何かが起こるそうです。
前に5人ほど人がいたものの、待つこと20分弱で部屋の中に入ることができました。
部屋に入ると、ヘッドマウントディスプレイを持ったスタッフさんが登場。
部屋の中は緑の布が使われており、やや暗め。
さっそくヘッドマウントディスプレイを付け、どこでもドア的な体験してみます。
装着後は上にある銀色の部分を動かし、ピントを調節。
ヘッドマウントディスプレイを使い、どこでもドアを体験している際の様子は以下のムービーで確認できます
「Samsung Gear VR」を装着し「どこでもドア」を体験 - YouTube
ヘッドマウントディスプレイを付けると、まず行ってみたい場所が画面に出てきます。この中で行って見たい場所を口に出して言うと、360度全ての画面が切り替わる仕組み。
この画面に映っている映像はハワイ。ヘッドマウントディスプレイを装着するとこの映像が全方位に広がります。
上を向くと、空などが見上げられ……
横を向くとまた違う視界が出現。全方位映像が広がり首を動かすと視界が変わるのはかなりの驚き。
スタッフさんが体験している様子を撮影させてもらいました。
ヘッドマウントディスプレイを付けた状態だと全方位に映像が広がっているので、左を向くと視界に入る映像も動きます。
ゴーグルのわきの部分をタップしてから、画面に表示される行って見たい場所を言葉に出すと、映像が切り替わります。視界が全て切り替わるので、実際体験しないと伝わりにくい部分はあるものの、これはかなり驚きを受けました。最後に「ドラえも~ん」と呼ぶと、視界にドラえもんが登場し、これもまた驚き。
「どこでもドアが完璧に体験できる」というわけではありませんが、ヘッドマウントディスプレイを付けることにより、全方位に違う視界が広がることによりどこかにワープしたような体験をすることができました。「どこでもドア」という名前を使うのは少しオーバーな気がするものの、ぜひ一度体験してほしい技術になっています。
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