@@ -88,32 +88,32 @@ Ruby拡張モジュールについて話し合うruby-extメーリングリス
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88
89
89
以下の手順で行ってください.
90
90
91
- 1. もし+configure+ファイルが見つからない、もしくは
92
- +configure.in+より古いようなら、+autoconf+を実行して
93
- 新しく+configure+を生成する
91
+ 1. もし +configure+ ファイルが見つからない、もしくは
92
+ +configure.in+ より古いようなら、 +autoconf+ を実行して
93
+ 新しく +configure+ を生成する
94
94
95
- 2. +configure+を実行して+Makefile+などを生成する
95
+ 2. +configure+ を実行して +Makefile+ などを生成する
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96
97
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環境によってはデフォルトのCコンパイラ用オプションが付き
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- ます.+configure+オプションで <tt>optflags=..</tt> <tt>warnflags=..</tt> 等
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+ ます. +configure+ オプションで <tt>optflags=..</tt> <tt>warnflags=..</tt> 等
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で上書きできます.
100
100
101
- 3. (必要ならば)+defines.h+を編集する
101
+ 3. (必要ならば)+defines.h+ を編集する
102
102
103
103
多分,必要無いと思います.
104
104
105
- 4. (必要ならば)+ext/Setup+に静的にリンクする拡張モジュールを
105
+ 4. (必要ならば)+ext/Setup+ に静的にリンクする拡張モジュールを
106
106
指定する
107
107
108
- +ext/Setup+に記述したモジュールは静的にリンクされます.
108
+ +ext/Setup+ に記述したモジュールは静的にリンクされます.
109
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110
110
ダイナミックローディングをサポートしていないアーキテク
111
- チャでは+Setup+の1行目の「<tt>option nodynamic</tt>」という行のコ
111
+ チャでは +Setup+ の1行目の「<tt>option nodynamic</tt>」という行のコ
112
112
メントを外す必要があります.また,このアーキテクチャで
113
113
拡張モジュールを利用するためには,あらかじめ静的にリン
114
114
クしておく必要があります.
115
115
116
- 5. +make+を実行してコンパイルする
116
+ 5. +make+ を実行してコンパイルする
117
117
118
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6. <tt>make check</tt>でテストを行う.
119
119
@@ -145,10 +145,10 @@ Ruby拡張モジュールについて話し合うruby-extメーリングリス
145
145
RubyのAPIバージョンが'_x.y.z_'であれば,<tt>${MAJOR}</tt>は
146
146
'_x_'で,<tt>${MINOR}</tt>は'_y_',<tt>${TEENY}</tt>は'_z_'です.
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147
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- <b>注意</b>: APIバージョンの+teeny+は,Rubyプログラムのバージョ
148
+ <b>注意</b>: APIバージョンの +teeny+ は,Rubyプログラムのバージョ
149
149
ンとは異なることがあります.
150
150
151
- +root+で作業する必要があるかもしれません.
151
+ +root+ で作業する必要があるかもしれません.
152
152
153
153
もし,コンパイル時にエラーが発生した場合にはエラーのログとマ
154
154
シン,OSの種類を含むできるだけ詳しいレポートを作者に送ってく
@@ -157,16 +157,16 @@ Ruby拡張モジュールについて話し合うruby-extメーリングリス
157
157
158
158
== 移植
159
159
160
- UNIXであれば+configure+がほとんどの差異を吸収してくれるはずで
160
+ UNIXであれば +configure+ がほとんどの差異を吸収してくれるはずで
161
161
すが,思わぬ見落としがあった場合(あるに違いない),作者にその
162
162
ことをレポートすれば,解決できるかも知れません.
163
163
164
164
アーキテクチャにもっとも依存するのはGC部です.RubyのGCは対象
165
165
のアーキテクチャが<tt>setjmp()</tt>または<tt>getcontext()</tt>によって全てのレ
166
- ジスタを+jmp_buf+や +ucontext_t+に格納することと,+jmp_buf+や
167
- +ucontext_t+とスタックが32bitアラインメントされていることを仮定
168
- しています.特に前者が成立しない場合の対応は非常に困難でしょ
169
- う. 後者の解決は比較的簡単で,+gc.c+でスタックをマークしている
166
+ ジスタを +jmp_buf+ や +ucontext_t+ に格納することと, +jmp_buf+ や
167
+ +ucontext_t+ とスタックが32bitアラインメントされていることを仮定
168
+ しています.特に前者が成立しない場合の対応は非常に困難でしょう.
169
+ 後者の解決は比較的簡単で, +gc.c+ でスタックをマークしている
170
170
部分にアラインメントのバイト数だけずらしてマークするコードを
171
171
追加するだけで済みます.<tt>defined(\_\_mc68000\_\_)</tt>で括られてい
172
172
る部分を参考にしてください.
@@ -178,7 +178,7 @@ UNIXであれば+configure+がほとんどの差異を吸収してくれるは
178
178
179
179
== 配布条件
180
180
181
- +COPYING.ja+ファイルを参照してください。
181
+ +COPYING.ja+ ファイルを参照してください。
182
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183
183
184
184
== 著者
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