スペインは地域ごとに異なる雰囲気があり、旅行時には地域差を楽しむというのも、魅力の一つです。
この記事では、スペイン旅行でおすすめな都市や地域をご紹介します。
スペイン旅行 おすすめ都市と地域-雰囲気,食事,気候の違いが楽しい
スペイン旅行では、スペインのどこを旅行するのか迷ってしまいます。
スペインは地域によって独自の雰囲気や文化があり、食事や言語もそれぞれ異なっています。
そのため、旅行する地域によって違う国に訪れているような心地のよさがあり、リピートで旅行に行くのもおすすめです。
スペイン旅行におすすめ都市
スペインの北部と南部、東部と西部では気候も国民性も食事も異なります。また、建築物の雰囲気も町々で大きく異なるため、それぞれの町の雰囲気を楽しむのがスペイン旅行の醍醐味。
ガリシアを中心とした西部はゴシック建築、アンダルシアなどの南部はイスラム・ユダヤ建築と白い街並み、東部はガウディを中心としたモダンな街並み、マドリッドなどの中部は新しい街並みというのが大まかな雰囲気です。
美術館などはマドリッド、バルセロナなどの大都市に多く揃っています。また、安全面では大都市圏よりも地方都市の方が安全な傾向があります。
歴史的にも各都市それぞれに深みがあるのがスペインの特徴。イスラムの支配を経験した南部とレコンキスタの起点となった北部では歴史的にも大きな違いがあるため、歴史が好きという場合は歴史面に目を向けてみるのもおすすめです。
※マドリードのおすすめ美術館はこちら
サンティアゴ・デ・コンポステラ
スペイン旅行で、ヨーロッパの重厚感を味わいたい場合はサンティアゴ・デ・コンポステーラがおすすめ。
サンティアゴは巡礼の最終目的地として知られている町で大聖堂には聖ヤコブが眠っているそうです。
また、500年以上の歴史を持つサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学の旧市街キャンパス地理・歴史学部を見学できるツアーがあるなど、長い歴史を体感できる町でもあります。
町を歩けば巡礼者とすれ違い、大聖堂の前では巡礼を終えた巡礼者が抱き合う姿を目にすることも。厳かな雰囲気の中に繊細な美が詰まった魅力溢れる町です。
食事もおいしく、海の幸が有名なサンティアゴ。プルポ・ア・ラ・ガジェガという、ガリシア風のタコ料理が代表的な食事です。
※サンティアゴ・デ・コンポステーラ旅行記はこちら
ア・コルーニャ(A Coruña)
サンティアゴの北に位置するア・コルーニャはガリシア第二の都市。
海とビーチが美しい町で休日には多くの人々がビーチで日光浴を楽しみます。町がとても美しく、現代アートが町を飾るなど、とても洗練された雰囲気を味わうことができます。
ア・コルーニャのシンボルであるヘラクレスの塔から望む眺めは美しいの一言です。
サンティアゴよりも開けた雰囲気で、海と新しい街並みを楽しみたい場合におすすめです。
※ア・コルーニャ旅行記はこちら
マドリッド(Madrid)
スペインの首都マドリッドはスペイン旅行で一番おすすめといっても過言ではない都市。
プラド美術館、ソフィア王妃芸術センター、プンタ・デル・ソル、マドリッド王宮、アルカラ門、エル・レティーロ公園など、スペイン観光では外せないスポットが多く、留学中にスペインを満喫することができます。
フラメンコや美味しい食事を楽しむことができるのも魅力で、美味しい生ハムやチュロスなどの名店が多くある町です。
芸術の町でもあり、ベラスケスやエル・グレコ、ゴヤなどのスペイン絵画が揃うプラド美術館、ゲルニカを所蔵するソフィア王妃芸術センター、西洋芸術全般を展示するティッセン・ボルネミッサ美術館は必見。
※マドリッド観光詳細はこちら
トレド(Toledo)
スペイン中部のカスティーリャ・ラ・マンチャ州に広がる平原地帯の丘の上にあるトレド。ラ・マンチャ州の州都であり、昔はスペインの首都でもありました。
トレドは城塞都市で、中世のイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の歴史的建造物が今も尚残っています。
マニエリスムの画家エル・グレコが暮らしていた街でもあります。
見所はエル・グレコの家と呼ばれる美術館、ムーア様式を用いたビサグラ門とムデハル様式を用いた太陽の門、要塞アル・カサル、カテドラルなど。
美しい路地と町並みが魅力の歴史都市です。
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サラマンカ(Salamanca)
サラマンカはスペイン北西部に位置するカスティーリャ イ レオン州サラマンカ県の県都です。
サラマンカはケルト人が居住していた歴史を持ち、1100年代に設立されたサラマンカ大学が有名な学園都市です。
サラマンカ大学は、15~16 世紀に知識人が集まる重要な学問の中心地として発展。現在もその歴史は色あせることなく、国際色豊かな学生たちで賑わっています。
※サラマンカ観光詳細はこちら
バルセロナ
スペインといえばガウディ。ガウディといえばバルセロナ。バルセロナにはガウディが設計した多くの建築物が現在も残っており、現役で活躍しています。
バルセロナはカタルーニャ地方にある巨大都市。日本で言う大阪のような都市です。
言語的には、カタルーニャに住んでいるスペイン人はカタルーニャ語とカスティーリャ語(いわゆるスペイン語)の2言語話者が大半で、その点で、若者のガリシア語離れが進んでいるガリシア地方とは異なった環境といえると思います。
カタルーニャ語、建築、モダンアートなどに興味があるという場合に特におすすめな街です。
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セビリア(Sevilla)
セビリアはアンダルシア最大の町で、マドリッドからは電車で5時間ほど。
セビリアの見所は歴史的な調度品が多く展示さえているセビリア大聖堂やイスラムの要塞だったアルカサル。
1929年の万国博覧会の会場施設として建てられたスペイン広場も見所で、スペイン広場の壁にはスペインの各都市のタイル画が描かれています。
他にもフラメンコや闘牛などのショーも充実しています。
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ロンダ(Ronda)
ロンダはスペイン南部アンダルシア州マラガ県にある町。
マドリッドから電車で4-5時間で行くことができます。ロンダについて出迎えてくれるのは切り立った崖に家々が立ち並ぶこの風景です。
一番の見所は渓谷による二分された町を繋いでいるヌエボ橋。18世紀に建てられた橋で、町のシンボルです。1793年に完成しました。
スペイン最古の闘牛場であるロンダ闘牛場も必見。1785年完成した歴史ある建物です。
※ロンダ観光情報はこちら
スペイン語のおすすめ参考書
ここまでスペイン旅行についてご紹介しました。
スペイン語を勉強したい場合におすすめなのが、スペイン語会話と簡単な文法解説のついた参考書、文法書、単語帳の3つの参考書をそろえること。
スペイン語の勉強では、「文法を覚え、単語を覚え、音を聞き、発話する」という4つのステップを繰り返すことが大切です。
文法や会話のリスニング練習でおすすめな教材は、『ニューエクスプレス』シリーズ。そして単語の学習は『スペ単』、文法書は『これならわかるスペイン語文法 入門から上級まで』です。
また、スペイン語をある程度勉強したら、今度は国際的にも通用するスペイン語の検定である「DELE」という国際資格の取得を目指し、学んだことを定着させ、会話をオンラインスペイン語教室で並行して勉強していく方法がおすすめです。
※ニューエクスプレス プラス スペイン語
※スペイン語 おすすめ参考書はこちら
終わりに
この記事では、スペイン旅行でおすすめな都市をご紹介しました。
スペインは地域ごとに大きく雰囲気が異なるため、何度ものリピートして余すところなくスペインを堪能したい国です。
まずは最初の一歩として、今回ご紹介した地域でスペインの魅力を堪能してみてください。
※スペイン旅行におすすめな本はこちら