学資保険とは、どんな保険でしょうか。
学資保険の特徴や、保障範囲などを理解しましょう。
学資保険とは
学資保険(こども保険)は、終身保険・定期保険・養老保険などの死亡保険と同じく生命保険に分類されます。学資保険とは、簡単に説明すると、決められた保険料を支払えば、満期時(17歳満期、18歳満期など)に満期保険金が受け取れる子供の将来の教育資金のための保険です。
学資保険のイメージ
また仮に契約期間途中に親(契約者)に万一のことがあった場合はそれ以降の保険料の支払いが免除されたうえに満期保険金は全額受け取れ、満期保険金以外に育英年金(養育年金)が受け取れたり、さらに子供に万一があった場合に医療費、死亡給付金が出る学資保険もあります。
このように説明すると学資保険はお得な生命保険のように感じますが、当然、育英年金、子供の医療費、死亡給付金などが出る保障が充実したタイプの学資保険は返戻率が100%を下回りますので、学資保険、本来の目的である子供の教育資金を積み立てるために学資保険に加入したにもかかわらず、満期時に受け取った満期保険金が元本割れすることも十分考えられますので注意が必要です。
よく使う基本用語
学資保険のパンフレットでよく使用される基本用語です。最低限覚えておきましょう。
用語 | 解説 |
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保険契約者 | 保険会社と保険契約を結び、契約上のさまざまな権利(契約内容変更などの請求権)と義務(保険料の支払義務)を持つ人。学資保険では、通常、親が契約者となる。 |
被保険者 | 生死・病気・ケガなどの保険の対象となっている人。学資保険では、子供が被保険者となる。 |
受取人 | 保険金・給付金・年金などを受け取る人。学資保険では、通常、子供を受取人とする。 |
満期 | 保険契約が切れる日のこと。 |
保険料 | 契約者が保険会社に払い込むお金。 |
祝金 | 一定期間を経過した時点で被保険者が生存していた場合や、子供の入学時期などに保険会社から受け取れる、生存給付金や入学祝金などのお金のこと。 |
学資給付金 | 中学・高校・大学進学時に支給される給付金とは別に、保険期間満了時と一定期間経過後毎年受給される給付金のこと。 |
育英年金 | 保険契約者(親)が死亡した日から、保険期間の満了日までの期間、被保険者(子供)の生存中に限り、支払われる年金のことです。 |
保険期間 | 保険契約が続く期間のことで、保険会社は、保険期間内に死亡などの保険事故が発生した場合は育英年金や保険金の支払いを保障します。 |
保険料払込期間 | 保険契約者が保険料を支払う義務がある期間のこと。 |