java-ja のライセンス勉強会に参加しました。というより会場側でした。
関係者の皆様、お疲れさまです。まとめ的なのは http://togetter.com/li/50896 を参照してください。
自分が OSS のライセンスを決定するような場面はいまんとこなくて、ファイルなりパッチなり、もとから設定してあるライセンスをそのまま援用するばかりです。OSSとOSSコミュニティは区別せよという話がありましたが、多くの場合コミュニティが一般に採用しているものに従うことが多いのかな、と思います。
ライセンスの勉強というと「あれはやっていい、これはしちゃダメ」みたいな枝葉の話に終始しがちですよね。この勉強会では、たとえば雇われエンジニアがどうライセンスを認識し雇用者にどう説明すべきか、みたいな議論もでたりして面白かった。
いつか、商用ライセンスがどういう体系に分類されるか、みたいな話も聞いてみたいなあ。
ところで、会場提供は会社が移転して今回初めてでした。ビルの管理がしっかりしているぶん失敗するとけっこう面倒なので、事前にちゃんと準備をしつつ、一方で java-ja のメンバーはみんなこの手の勉強会にも慣れていて、特に問題なく進められたんじゃないかと思います。
会社がふつうの意味で来客を受け入れるのであれば、いわば全員が通常の来客として来れば基本的になんの問題もないはずです。なぜこの手の勉強会に特別な準備が必要なのか、通常の来客と比較すると以下の違いがあるように思います。
- 人数が多い
- ある時間帯にまとめて何十人も人がくるとなると、ビルが用意する受付では対応しきれなくなります
- まったく知らない人が来るかもしれない
- メールで事前にアポを取るとかとは違って、 twitter の id しか知らない人がくるかもしれません。
- 万一なにかあっても電話して連絡することができない。
- 遅刻, 早退, ドタキャンする人を見越す必要がある
- ここで勉強会のドタキャン問題について議論する気はありませんが、ふつうの来客でこういう問題が発生することはそうそうないですよね
- 時間が遅い
- 終電の時間まで来客対応することもなかなかないはず
- 飲み食いしてどんちゃん騒ぎ、ゴミがたくさん出る
- 常設してあるゴミ箱に入りきらない
これだけ見るとすごいネガティブで、会場貸すのってめんどくさそうだなー、と思うかもしれません。けれど、慣れてしまえばじつはそんなに手間でもないんです。今回だってドタキャンも遅刻もあったけど、何の問題もなくスムーズに進行できまいした。それはひとえに、ビル側も参加する側もみんな慣れっこだったからだろうと思います。
慣れてないと、遅刻するな、ゴミ分別しろ、静かに出入しろ、と口うるさくなりがちです。けれどもみんなモラルが無いわけではなく、仕事で往訪するなら問題なく行動できるわけで、単に気付くかどうかの問題です。だから参加側に限らず会場側だって慣れが必要です。
なので、みんながもっと勉強会に参加して、勉強会に会場を貸すようになって慣れてくれればいいと思いました。そしてライセンスに対する認識とおなじく、一従業員に出来る範囲もいろいろありますよ。