菱山南帆子

日本の福祉施設職員、護憲活動家、平和運動家、女性の権利運動家 (1989-)

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菱山 南帆子(ひしやま なほこ、1989年[1] - )とは、日本の市民運動家である。「許すな!憲法改悪・市民連絡会」事務局次長。「憲法9条を壊すな!実行委員会」「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」「安倍9条改憲NO!全国市民アクション実行委員会」メンバー[2]

経歴

東京都八王子市生まれ[1]。母は手話通訳などをして地域で活動、父は自営業をしていた[3]。両親は環境問題に関心を持っていた[4]。小学校5年生のときに学級崩壊を経験、担任教師の差別発言に抗議して「自分たちのクラス」を作り、一部の同級生が参加した。このとき担任との仲を取り持った音楽教師から影響を受け、在校生として参加した卒業式では君が代の起立斉唱を拒否した[1]

自由な校風で知られる和光中学校入学。中学校1年生のときイラク戦争反対のデモ・集会に参加し、学校の内外で反戦ビラをまき[1]、以降、市民運動に参加するようになった。アメリカ大使館前で座り込みをしていたときに「許すな!憲法改悪・市民連絡会」の高田健と出会い、共に活動するようになった[3]。このとき高田からスピーチを求められたが、できないのでシュプレヒコールを行い、以降コールを担当し続けている[5]

高校時代には反戦の高校生ネットワークを結成した[1]。一時期運動から離れるが、大学3年生のとき福島第一原子力発電所事故が起こり、再度運動に参加し始めた[1]。大学生時代から障害者支援施設で非常勤職員として働いている[3]。2017年春にこれまでの歩みをつづった著書を出版した[6]

人物

「許すな!憲法改悪・市民連絡会」を中心に活動している。若い女性であるため、参加者の年齢層が高い集会やデモでは目立つ存在となっている[3]。「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」でシュプレヒコールを先導するコーラーを務める。特に国会前の安保関連法案に反対するデモや集会でのコーラーの一人として、ネットなどで注目を集める[7]

イラク戦争反対運動で喉をつぶし、ボイストレーニングを受け、何度も喉をつぶしてハスキーな声になったという[3]

社会民主党の八王子市議会議員・佐藤梓を応援している[8]

手話が得意である[7]

著書

  • 『嵐を呼ぶ少女とよばれて――市民運動という生きかた』 はるか書房星雲社(発売)、2017年

脚注

外部リンク