川端町(かわばたちょう)は、日本統治時代の台湾における台北市の行政区画。台北市の南端に位置し、新店渓に隣接した地名である。当時の台北近郊のレジャー地域であった。川の端辺にあったことからこの名が付けられた。現在の中正区の汀州路二段、廈門街、同安街、金門街等が川端町に含まれる。川端町は日本統治時代、台湾近郊の納涼地であり、月の観賞に適した名勝地であった。川辺の一帯には料亭が建ち、夏季には遊覧船による避暑が楽しまれた。料亭ではアユ料理が嗜まれ、これが川端町の特色となっていた。