桜ケ丘 (横浜市)
横浜市保土ケ谷区の町
桜ケ丘(さくらがおか)は、神奈川県横浜市保土ケ谷区の町名。現行行政地名は桜ケ丘一丁目及び桜ケ丘二丁目。住居表示実施済み区域。大正時代に田園住宅地として開発された丘で、各道路を桜並木にしたことから、桜ケ丘という町名になった。
桜ケ丘 | |
---|---|
町丁 | |
桜ケ丘の桜並木 | |
北緯35度27分05秒 東経139度35分31秒 / 北緯35.451511度 東経139.592006度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 横浜市 |
行政区 | 保土ケ谷区 |
人口情報(2023年(令和5年)4月30日現在[1]) | |
人口 | 6,236 人 |
世帯数 | 3,053 世帯 |
面積([2]) | |
0.487 km² | |
人口密度 | 12804.93 人/km² |
設置日 | 1992年(平成4年)10月19日 |
郵便番号 | 240-0011[3] |
市外局番 | 045(横浜MA)[4] |
ナンバープレート | 横浜 |
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桜ケ丘 (旧町名) | |
---|---|
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川県 |
市町村 | 横浜市 |
区 | 保土ケ谷区 |
町名制定 | 1940年(昭和15年)11月1日 |
町名廃止 | 1992年(平成4年)10月19日 |
地理
編集多摩丘陵の東端で、帷子川と今井川の侵食谷に挟まれた標高57.8mの洪積台地に位置する。 主に低層住宅となっているが、「桜ケ丘の森」などの天然林や農地も残る。 月見台・霞台・初音ケ丘・花見台など、近隣にも高所地名(瑞祥地名)が多数ある。
面積
編集面積は以下の通りである[2]。
丁目 | 面積(km2) |
---|---|
桜ケ丘一丁目 | 0.246 |
桜ケ丘二丁目 | 0.241 |
計 | 0.487 |
歴史
編集町名の由来
編集江戸時代は武蔵国橘樹郡に属し、明治時代までは山林と僅かな畑地で、人や家すら無かった。 大正時代、地元の資産家であった岡野欣之助は、程ヶ谷駅に近く、自然が残されていた当地を田園住宅地にすることを発案。開発の際、美観と名勝地化を狙って桜並木も整備された。以後、 桜の名所として著名になり、昭和初期、神戸上町と星川町にまたがっていた当地を桜ケ丘とした。
沿革
編集- 1940年(昭和15年)11月1日、星川町字桜道、加賀山、神戸上町字富士見台、保土ヶ谷町字紅葉谷の各区域から新設
- 1992年(平成4年)10月19日、住居表示施行により、霞台、神戸町、桜ヶ丘、月見台の各一部から桜ヶ丘一丁目、二丁目を新設[5]。
年表
編集世帯数と人口
編集2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
桜ケ丘一丁目 | 1,338世帯 | 2,605人 |
桜ケ丘二丁目 | 1,715世帯 | 3,631人 |
計 | 3,053世帯 | 6,236人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[6] | 5,193
|
2000年(平成12年)[7] | 5,354
|
2005年(平成17年)[8] | 5,337
|
2010年(平成22年)[9] | 5,221
|
2015年(平成27年)[10] | 5,984
|
2020年(令和2年)[11] | 6,150
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[6] | 2,200
|
2000年(平成12年)[7] | 2,352
|
2005年(平成17年)[8] | 2,304
|
2010年(平成22年)[9] | 2,347
|
2015年(平成27年)[10] | 2,673
|
2020年(令和2年)[11] | 2,886
|
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[12]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
桜ケ丘一丁目 | 全域 | 横浜市立桜台小学校 | 横浜市立岩崎中学校 |
桜ケ丘二丁目 | 全域 |
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[13]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
桜ケ丘一丁目 | 38事業所 | 210人 |
桜ケ丘二丁目 | 33事業所 | 308人 |
計 | 71事業所 | 518人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[14] | 51
|
2021年(令和3年)[13] | 71
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[14] | 482
|
2021年(令和3年)[13] | 518
|
地域・周辺
編集- 学園通り - 中央を東西に横切る市道川島岩間線の通称。明治時代からあった道で、東富士見坂から上り、藤塚IC方面へ抜ける。
- 桜台小学校・岩崎中学校・桜丘高等学校・栄養短期大学(2004年閉校)があることから「学園通り」と呼ばれる。東に横浜ランドマークタワー、西に富士山を望むことができる。
- ビール坂 - 横浜ビジネスパークへ下る坂道。このほかに神戸坂、東富士見坂、西富士見坂、霞坂、岩崎坂など坂道が多い。
- かなざわかまくら道 - 旧・程ヶ谷宿へ下る坂道。金沢鎌倉道に繋がることから命名された、大正時代に造成された道。
- 「耕地整理記念碑」が岩崎中学校前バス停にある。
- 2km西には、桜ケ丘を倣って開発された「新桜ケ丘」がある。
交通
編集その他
編集日本郵便
編集警察
編集町内の警察の管轄区域は以下の通りである[16]。
丁目 | 番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|---|
桜ケ丘一丁目 | 全域 | 保土ケ谷警察署 | 花見台交番 |
桜ケ丘二丁目 | 全域 |
関連項目
編集参考文献
編集- 『保土ケ谷区郷土史』磯貝正(昭和13年発行)
- “横浜市町区域要覧” (PDF). 横浜市市民局 (2016年6月). 2023年6月6日閲覧。
脚注
編集- ^ a b “令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年4月” (XLSX). 横浜市 (2023年5月10日). 2023年5月15日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ a b 横浜市町区域要覧、1 - 27頁
- ^ a b “桜ケ丘の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ 横浜市町区域要覧、3 - 118頁
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
- ^ “交番案内”. 保土ケ谷警察署. 2021年11月23日閲覧。