エルトン・ジョン3
エルトン・ジョンのアルバム
エルトン・ジョン3(Tumbleweed Connection)は、1970年に発表されたエルトン・ジョンのアルバム。
『エルトン・ジョン3』 | ||||
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エルトン・ジョン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1970年3月 ロンドン、トライデントスタジオ | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
DJM Records(イギリス) Uni Records(アメリカ) | |||
プロデュース | ガス・ダッジョン | |||
チャート最高順位 | ||||
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エルトン・ジョン アルバム 年表 | ||||
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解説
編集ジャケット、楽曲共に西部劇のイメージの強いアルバム。バーニー・トーピンの好みであるという。
カントリーソングの趣きの強い「故郷は〜」「遅れないで〜」や、キリスト教的価値観への疑問をぶつけた「聖ペテロ〜」「布教本部〜」などを収録(後者のバーニーの歌詞は三島由紀夫の最高傑作『金閣寺』にも通じる内容の詞であり、1970年代に日音から出版された楽譜集『エルトン・ジョン・ソング・ブック』の今野雄二による対訳詞ページには、金閣寺を描いた挿絵が添えられている)。
後のエルトン・ジョン・バンドのメンバーであるナイジェル・オルソン、ディー・マレイが揃って参加した。
「故郷は心の慰め」は、本作に先駆けて発売されたロッド・スチュワートのアルバム『ガソリン・アレイ』(1970年6月)でカバーされた[1]。
95年のリマスター盤より、シングルB面曲と、次のスタジオアルバム『マッドマン』のタイトル曲未発表バージョンが収録された。「マッドマン」はミック・ロンソンが参加したバージョンである。
2008年のリマスター、及びSHM-CD化再発に際しては、未発表のデモ音源やセッション音源も含む13曲のボーナス・ディスクを追加した、デラックス・エディションとして限定発売された。
『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・グレイテスト・アルバム500』に於いて、458位にランクイン[2]。
収録曲
編集オリジナル版
編集- 名高い盗賊の伝説 - Ballad of a Well-Known Gun
- 遅れないでいらっしゃい - Come Down in Time
- 故郷は心の慰め - Country Comfort
- 君は君の親父の息子 - Son of Your Father
- 父の銃 - My Father's Gun
- 聖ペテロよ、私はこれから何処へ - Where to Now St. Peter?
- 愛の歌 - Love Song
- 過ぎし日のアモリーナ - Amoreena
- 老兵の話 - Talking Old Soldiers
- 布教本部を焼き落とせ - Burn Down the Mission
ボーナストラック
編集- つよき親父の存在 - Into the Old Man's Shoes
- マッドマン(オリジナルバージョン) - Madman Across the Water (original version)
デラックス・エディション
編集2008年6月3日発売の限定版CD2枚組セット。10曲入りオリジナル版と初出の未発表曲多数収録のボーナスディスク。8、9曲目は現行版のボーナストラックと同一。
ボーナスCD
編集- There Goes A Well-Known Gun 「名高い盗賊の伝説」のデモバージョン。タイトルが異なる。未発表バージョン。
- Come Down In Time (Piano Demo) 未発表バージョン。
- Country Comfort (Piano Demo) 未発表バージョン。
- Son Of Your Father (Piano Demo) 未発表バージョン。
- Talking Old Soldiers (Piano Demo) 未発表バージョン。
- Into The Old Man's Shoes (Piano Demo) 未発表バージョン。
- Sisters Of The Cross (Piano Demo) 未発表曲。
- Madman Across the Water (original version)
- Into The Old Man's Shoes
- My Father's Gun (BBC Session) 1970年12月4日収録。 未発表バージョン。
- Ballad of a Well-Known Gun (BBC Session) 1970年12月4日収録。 未発表バージョン。
- Burn Down the Mission (BBC Session) 1970年2月7日収録。 未発表バージョン。
- Amoreena (BBC Session) 1970年2月7日収録。 未発表バージョン。
- 作詞 バーニー・トーピン
- 作曲 エルトン・ジョン
- 「Love Song」のみレスリー・ダンカン作。
アルバム参加ミュージシャン
編集- エルトン・ジョン - piano, vocals
- カレブ・クェイ - lead guitar:1,4,5,6,8曲目,acoustic guitars:1,5,6曲目,acoustic 12 string guitar:3曲目
- ロジャー・ポープ - drums:1,4,5,6曲目,percussion:1曲目
- ディー・マレイ - bass guitar:8曲目,background vocals:3,6曲目
- ナイジェル・オルソン - drums:8曲目,background vocals:3,6曲目
- レスリー・ダンカン - acoustic guitar:7曲目,backing vocals:1,4,5,7曲目
- レス・サッチャー(Les Thatcher) - acoustic guitar:2,10曲目,guitar:3曲目
- マイク・エガン(Mike Egan) - acoustic guitars:10曲目
- ゴードン・ハントリー(Gordon Huntley) - steel guitar:3曲目
- バリー・モルガン - drums:2,3,10曲目
- デイヴ・グローヴァー - bass guitar:1,4,5,6曲目
- ハービー・フラワーズ(Herbie Flowers) - bass guitar:2,3,10曲目
- クリス・ローレンス(Chris Laurence) - acoustic bass:2,10曲目
- スカイラ・カンガ - harp:2曲目
- カール・ジェンキンス(Karl Jenkins) - oboe:2曲目
- ジョニー・ヴァン・デレク(Johnny Van Derek) - violin:3曲目
- イアン・ダック(Ian Duck) - harmonica:3,4曲目
- ロビン・ジョーンズ(Robin Jones) - congas&tambourine:10曲目
- ブライアン・ディー - organ:10曲目
- background vocal
- マデリーン・ベル、ケイ・ガーナー:1,4,5曲目
- トニー・バロウズ、トニー・ハザード、ダスティ・スプリングフィールド(Dusty Springfield):1,5曲目
- スー&サニー(Sue and Sunny)、タミー・ハント(Tammi Hunt):4曲目
製作
編集- ガス・ダッジョン - Producer
- スティーヴ・ブラウン - Co-ordinator
- ロビン・ゲオフリー・ケーブル - Engineer
- ポール・バックマスター - Arranger
- デヴィッド・ラーカム(David Larkham) - Art direction & sleeve design
- イアン・ディジー・オーウェン(Ian Digby-Owens) - Cover photograph
- イアン・ディジー・オーウェン&バリー・ウェンツェル(Barrie Wentzell)&デヴィッド・ラーカム - Inside Sleeve Photography
- ガス・ダッジョン&ジョン・トブラー - Liner notes(95年リマスター盤より)
脚注
編集- ^ Lifton, Dave (2015年6月25日). “45 Years Ago: Rod Stewart Nearly Captures Magic With 'Gasoline Alley'”. Ultimate Classic Rock. Diffuser Network. 2017年7月16日閲覧。
- ^ “Elton John, 'Tumbleweed Connection' - 500 Greatest Albums of All Time”. Rolling Stone. 2017年7月16日閲覧。