サイボウズ
日本の東京都中央区にあるソフトウェア開発会社
サイボウズ株式会社(英: Cybozu, Inc.)は、東京都に本社を置くソフトウェア開発会社。グループウェア「サイボウズ Office」シリーズなどを手掛ける。JPX日経中小型株指数の構成銘柄の一つ[1]。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒103-6028 東京都中央区日本橋二丁目7番1号 東京日本橋タワー 27階 |
設立 | 1997年(平成9年)8月8日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 5010001072207 |
事業内容 | ビジネス向けWebサービスの開発、販売、保守 |
代表者 | 青野慶久(代表取締役社長) |
資本金 |
6億1300万円 (2022年12月31日現在) |
発行済株式総数 | 527,578株 |
売上高 |
連結:22,067百万円 (2022年12月31日現在) |
純利益 |
連結:66百万円 (2022年12月31日現在) |
総資産 |
連結:15,907百万円 (2022年12月31日現在) |
従業員数 |
連結:1,115名 |
決算期 | 12月末日 |
主要株主 |
畑 慎也 16.44% Cbzサポーターズ(株) 15.16% 山田 理 3.51% (2012年12月31日現在) |
主要子会社 |
サイボウズ総合研究所(株) 100% サイボウズ・ラボ(株) 100% |
外部リンク | https://cybozu.co.jp/ |
特記事項:2012年12月期は決算期変更のため11カ月決算 |
概要
編集1997年(平成9年)に愛媛県松山市にて青野慶久、高須賀宣、畑慎也により創業された[2]。この年に「サイボウズ Office 1」を発売したが、店舗や営業マンはおらず、製品の販売は全てホームページに絞っていた。
社名は、「電脳」を意味する「cyber」と、親しみを込めた「子供」の呼び方「坊主 (bozu)」に由来し、「電脳社会の未来を担う者達」という意味も込められている[3]。
創業当時は企業を中心にWeb技術が爆発的に普及しつつある時代で、高須賀、青野はこの技術を使って「企業の仕事をもっと簡単にできる」と考えていた。起業前、高須賀、青野は松下電工関連の子会社に勤めており、青野が大阪大学時代の先輩である畑(当時ジャストシステム勤務)に声を掛け3名で起業した。高須賀が経営、青野が販売、畑が技術を担当した。当初からネット上でのみ販売する事を考えており、事務所は家賃の高い大都市ではなく愛媛県松山市内の畑の住居を利用していた。
近年はコラボレーションツール事業へ経営資源を集中し、国内コラボレーションツール市場における地位の確立、海外進出への基盤作りを行っている。本社のほか大阪、松山にオフィスを構えている。中国、ベトナム、米国にも子会社を設置している。
沿革
編集- 1997年 - 愛媛県松山市で創業。
- 1998年 - 人材確保のため大阪市北区茶屋町へ移転。
- 1999年 - 大阪市北区梅田へ移転。このころ開発されたサイボウズOffice4がヒット。ロボットをモチーフにしたキャラクター「ボウズマン」と活発な広告宣伝により知名度・導入数を加速。
- 2000年 - 8月に東証マザーズに上場。 東京都文京区へ移転。この際、大阪勤務の社員も全て東京転勤とし、大阪事務所は閉鎖。なお、2017年現在、東京都中央区のほか大阪市北区と松山市にオフィスを設置している。
- 2002年 - 3月に東証二部に市場変更。
- 2005年 - 高須賀が代表取締役社長を退き、青野が就任[4]。
- 2006年 - 7月3日東証一部に市場変更。
- 2007年 - 9月に国内グループウェア市場でシェア1位となる[5]。
- 2010年 - 10月に無料のコラボレーションツールサイボウズLiveを一般公開
- 2011年
- 4月 - 「第14回 定時株主総会」を「ニコニコ生放送」で2万人以上に配信。公式放送として初となる、株主総会の全てを中継。
- 11月 - 企業向けクラウドサービス cybozu.com を本格的にスタート。主力製品もクラウド化する。
- 2012年
- 5月 - 自社メディア「サイボウズ式」オープン。
- 7月 - 「深圳オフィス」開設。
- 8月 - 時間・場所の制約のない働き方「ウルトラワーク」を試験運用。
- 9月 - 「cybozu.com」クラウド市場でシェアNo.1を獲得。
- 10月 - クラウド版「メールワイズ」提供開始。
- 2013年
- 8月 - 「福岡オフィス」「名古屋オフィス」を開設。
- 10月 - 「サイボウズ Office 10」リリース。
- 2014年
- 2月 - Great Place to Work® Institute Japanが実施した『2014年版日本における「働きがいのある会社」ランキング(従業員100~999名部門)』において12位に選出される。
製品・サービス
編集- cybozu.com
- グループウェアを中心としたサービスを提供するクラウド基盤。
- サイボウズ Office
- 300人以下の中小企業に向けた、「かんたん」をキーワードにしたグループウェア。
- サイボウズ ガルーン
- 300人以上の企業に向けたエンタープライズ製品。
- サイボウズ Officeに比べカスタマイズ性や管理機能、拡張などスケーラビリティが強化されている。
- サイボウズLive(自由登録制無料クラウド)
- 個人、小規模グループ向けグループウェア。2019年4月15日にサービス終了。
- kintone
- 業務アプリを作れるクラウド基盤。
- メールワイズ
- メール対応を共有できるグループメールシステム。
テレビ番組
編集- 日経スペシャル ガイアの夜明け “新しい働き方”第1回 成果主義を超えろ!(2009年11月3日、テレビ東京)[6] - 「成果主義型」と「年功重視型」の選択制を取材。
- 日経スペシャル カンブリア宮殿 社員の「わがまま」とことん聞いて業績アップ!? ブラック企業から大変身!コロナ禍で在宅100%(2020年7月2日、テレビ東京)[7]
加盟団体
編集関連企業
編集脚注
編集- ^ JPX日経中小型株指数構成銘柄一覧 (2021年9月30日時点) jpx.co.jp 2021年10月4日公表 2021年10月8日閲覧。
- ^ “愛媛県松山市のマンションで起業、人材を求めて大阪、そして東京へ (1/3ページ) - メンターの技法 ~後輩に伝える仕事の極意~ : 日経Bizアカデミー”. 日本経済新聞、日経BP. 2017年11月18日閲覧。
- ^ “社名の由来・ボウズマンについて | サイボウズ株式会社”. サイボウズ株式会社. 2017年11月18日閲覧。
- ^ “挑戦者たちの履歴書(45):社長に就任するも買収をほとんど失敗する - ITmedia エンタープライズ”. アイティメディア株式会社 (2010年8月27日). 2017年11月18日閲覧。
- ^ “サイボウズグループ | ニュース | サイボウズ、創業10年目にして国内グループウェア市場でシェア1位を獲得”. サイボウズ株式会社 (2007年9月25日). 2017年11月18日閲覧。
- ^ “新しい働き方”第1回 成果主義を超えろ! - テレビ東京 2009年11月3日
- ^ 社員の「わがまま」とことん聞いて業績アップ!? ブラック企業から大変身!コロナ禍で在宅100% - テレビ東京 2020年7月2日
出典
編集- サイボウズの歴史-1997年.サイボウズ株式会社.2020年7月13日閲覧。
外部リンク
編集- サイボウズ株式会社
- サイボウズ式
- ベストチーム・オブ・ザ・イヤー(サイボウズ株式会社が特別協賛するアワード)
- サイボウズ (@cybozu) - X(旧Twitter)
- サイボウズ (cybozu) - Facebook
- サイボウズ Office 公式アカウント (@cybozuoffice_official) - Instagram
- サイボウズ Office チャンネル - YouTubeチャンネル
- cybozu brandmovie - YouTubeチャンネル
- cybozu-channel - YouTubeチャンネル