福井県立敦賀高等学校
福井県立敦賀高等学校(ふくいけんりつ つるがこうとうがっこう、英: Fukui Prefectural Tsuruga High School)は、福井県敦賀市松葉町にある公立の高等学校。通称「
福井県立敦賀高等学校 | |
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福井県立敦賀高等学校 | |
北緯35度39分4.0秒 東経136度2分57.4秒 / 北緯35.651111度 東経136.049278度座標: 北緯35度39分4.0秒 東経136度2分57.4秒 / 北緯35.651111度 東経136.049278度 | |
過去の名称 | 福井県敦賀高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 福井県 |
併合学校 |
福井県立敦賀高等女学校 福井県立敦賀商業学校 福井県立敦賀中学校 |
校訓 | 自主自律 |
設立年月日 | 1906年(明治39年) |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 |
全日制課程 定時制課程 |
単位制・学年制 |
学年制(全日制) 単位制(昼間定時制) |
設置学科 |
(全日制・定時制) 普通科 (全日制) 文理進学科 商業科 情報経理科 |
学期 | 2学期制 |
学校コード | D118210000113 |
高校コード | 18121J |
所在地 | 〒914-0807 |
福井県敦賀市松葉町2番1号 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
概要
編集市内にある3つの高校のなかでは生徒数が最も多く、全日制の生徒の多くは市内から自転車で通学する。また美浜町や旧三方町などから電車で通学する生徒もいる。敦賀駅からの公共交通機関は、学校のそばの団地までを約15分で結ぶ福井鉄道バスが一番便利である。
地理
編集学校周辺は住宅地である。北側は道を挟んで中学校が隣接、さらにその先には松林・敦賀湾が広がる。
設置学科
編集全日制
定時制(昼間)
- 普通科
施設
編集施設・設備の老朽化が進んだため、現在、学習棟を中心に改築がすすんでいる。屋内には、1クラス人数が使えるコンピュータ室や茶道部屋、視聴覚室、購買がある。学生食堂も設置されているが、病原性大腸菌感染報告を期に閉鎖されたため使用されていない。そのため購買に菓子パンやおにぎりが売られている。
- 25メートル屋外プール
- 弓道場
- テニスコート(更地で5面)
- 柔道場
- セミナーハウス
- 新・旧体育館
- 中庭が2箇所
- 飛躍(創立100周年を記念して建てられた施設)
- 運動部部室
- 全生徒分の屋根付き駐輪場
校風
編集文武両道を掲げ、1,2年生は約30ある部活動に所属する生徒が多い。中にはインターハイなどの全国大会の常連もある。
野球部は甲子園に21回(春4回・夏17回)出場し、多くのプロ野球選手も輩出した。前身校のひとつである敦賀商は春・夏とも甲子園に出場した最初の福井県勢(1930年春・1925年夏)であり、夏は地方大会(当時は北陸大会)に参加した最初の福井県勢(1918年)でもある。甲子園出場21回のうち12回(春1回・夏11回)は敦賀商によるもので、もうひとつの前身校である敦賀中によるものはない。敦賀中は1947年の北陸大会福井県予選に1回参加したのみだが、この年の福井県予選決勝は敦賀商 × 敦賀中の前身校対決となった(敦賀商が勝利したが北陸大会準決勝で敗退)。また、甲子園出場21回のうち18回(春4回・夏14回)は1961年以前の出場であり、「古豪」とされることが多い。
探究授業にも日頃から力を入れており、積極的に活動を行っている生徒が多い。
2022年(令和4年)7月1日には「とても敦賀すきすき」という団体が森野巧巳[1][2][3][4]によって設立されている[5][6]。この団体は全国的にも珍しい、若者が主体となって民謡・新民謡を保存・継承する団体であり、市内小中学校などで講習会を開催し[7][8]、民謡の普及・文化の振興に尽力している。鳥取大学鈴木慎一朗教授(音楽教育学)によると、「比較的歴史が新しく、価値を認識して保存活動をする例を聞いたことがない。森野さんたちの活動は素晴らしい」[9]と述べている。また、この団体は令和5年7月19日には福井県初の高校生が設立したNPO法人となっており[10]、ふるさと納税型クラウドファンディングにも挑戦し、86万円もの資金を集めることにも成功した。現在は従来の活動に続けて、「すきっず」という中学生以下を対象とした独自の民謡踊りの講習会を毎月第3水曜日に開催したり、各地で文化講演を行ったりと、活動の輪を積極的に広げている。
2020年秋に当時の1年生有志で創部された創生部は地方創生や地域活性化を念頭に置いて自分たちで興味のあることなどを地域と絡めながら高校生という立場を活かしながら活動する部[11]でこれまでに地元のお店とコラボしてお菓子など新商品開発に取り組んだり知られざる地域の魅力をネットで発信したりしてきたが2023年6月20日放送の『NHKジャーナル』(NHKラジオ第1放送)では発足以来大切にしてきた敦賀が人道の港と呼ばれてきた歴史を伝えるため、難民についての理解を深める活動を[12]、同年8月25日放送の『福井発ラジオ深夜便』(同)にも部員が同年7月29日から8月8日までポーランド・リトアニアを訪問しウクライナ難民に会ったことなどをそれぞれ取り上げた[13][14][15][16][17]。
制服は、男子は学生服、女子はブレザー。靴、かばんなどは生徒の自由がきく。制服は夏服・冬服のみである。進学先は近畿地方をはじめ、名古屋方面、福井・金沢、東京と幅広い。アルバイトは禁止されており、長期休暇(夏休みと冬休み)のみ学校に届を出すことで許可される。
主な行事
編集- 1学期
- オリエンテーション(1年)
- 春季遠足
- 敦高文化展
- 2学期
沿革
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著名な出身者
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 福井県内の定時制夜間部は同時期に嶺北の道守高校へ集約されたため、敦賀市周辺居住者の夜間定時制への進学は、滋賀県での定職勤労者が滋賀県立長浜北星高等学校などへ通学するに限られる。
出典
編集- ^ “先人の想いを胸に、民謡の輪を未来へ紡ぐ。NPO法人「とても敦賀すきすき」の森野巧巳さん(敦賀市)【こたかな福井びと】”. ふーぽ (2024年3月20日). 2024年5月9日閲覧。
- ^ 森野巧巳 - 2024年5月2日閲覧。
- ^ “福井県初の高校生NPO、敦賀市の民謡踊りを継承 講習会や祭り参加「残しにくいものを残したい」 | 催し・文化 | 福井のニュース”. 福井新聞ONLINE. 2024年5月9日閲覧。
- ^ “昭和歌謡大好き高校生 廃れる「新民謡」守りたくて打った手”. 毎日新聞. 2024年5月9日閲覧。
- ^ “民謡踊り 敦賀高生継承 9人でグループ結成 お披露目へ練習に励む:日刊県民福井Web”. 中日新聞Web. 2024年1月11日閲覧。
- ^ “民謡踊り継承…敦賀高校1年の熱意 森野巧巳さんら、同級生でグループ結成 | 学校・教育,催し・文化 | 福井のニュース”. 福井新聞D刊. 2024年5月9日閲覧。
- ^ “高校生に教わり児童が民謡踊り 敦賀で出前授業:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2024年5月9日閲覧。
- ^ “上手に踊るより楽しく踊る 敦賀高生が敦賀西小で出前授業:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2024年1月11日閲覧。
- ^ “後世に残す、高校生奮闘 「新民謡」守りたい 敦賀 /福井”. 毎日新聞. 2024年1月11日閲覧。
- ^ “福井県初の高校生NPO、敦賀市の民謡踊りを継承 講習会や祭り参加「残しにくいものを残したい」 | 催し・文化 | 福井のニュース”. 福井新聞ONLINE. 2024年1月11日閲覧。
- ^ “UNLEARN - 創生部とは?”. sites.google.com. 2023年8月26日閲覧。
- ^ ““人道の港・敦賀”を伝える高校生(福井)|読むらじる。|NHKラジオ らじる★らじる”. 読むらじる。|NHKラジオ らじる★らじる. 2023年8月26日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/crr_tonkou”. Twitter. 2023年8月26日閲覧。
- ^ “Instagram”. www.instagram.com. 2023年8月26日閲覧。
- ^ “伝える過去、創る未来、敦賀高校創生部 | みんなのマイプロ | マイプロジェクト”. myprojects.jp. 2023年8月26日閲覧。
- ^ “創生部|つるのーと📒【敦賀高校広報部】”. note(ノート) (2022年3月24日). 2023年8月26日閲覧。
- ^ “探究学習で全国特別賞 敦賀高創生部 難民受け入れ 歴史発信:日刊県民福井Web”. 中日新聞Web. 2023年8月26日閲覧。