カヤキリ
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カヤキリ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Pseudorhynchus japonicus Shiraki, 1930 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
カヤキリ |
生態
ススキを始め、アシ、オギ、ダンチク等大型イネ科植物の群落に棲息し、これらの若い茎や穂を主食とする。棲息にはある程度の広さが必要で、また定期的に草刈りが行われ草原の状態が維持される事も条件となる。上記のように移動力に欠けるため、環境破壊に非常に弱い。草原が管理されなくなりクズやセイタカアワダチソウなどに占領されたりすると姿を消す。
夜間、非常に大きな鳴き声で「ジャーーーーーーーーーーーーーーー」と鳴く。ほぼ完全な夜行性で、昼間は根本近くの葉の裏などに潜み、夜になると這い上がって高い場所に出てくる。
捕まえようとすると頭を持ち上げ顔をこちらに向け、大顎を開いて威嚇する。このときオス成虫はしばしば発音する。同様の習性はシブイロカヤキリ、ヒサゴクサキリなどにも見られ、国内外を問わずクサキリ類で顔が派手なものは、ほぼすべてこの習性を有する。
5-6月頃孵化し7-8月頃羽化、成虫になる。成虫寿命は比較的短く、1ヶ月半-2ヶ月程度である。メスは産卵管で根元近くの葉鞘内に数個纏めて産卵する。
参考文献
- 蒲谷鶴彦録音、栗林慧写真 『声の図鑑 虫しぐれ』 山と溪谷社〈山溪CDブックス〉、1994年、ISBN 4-635-59105-0。