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ユミル

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ユミルとは、

  1. 北欧神話に登場する巨人。下記。
  2. 土星衛星ユミル (衛星))。

ユミルまたはイミルとは北欧神話スノッリのエッダ』に出てくる原初の巨人。ムスペルヘイムの熱とニヴルヘイムの寒気がまじわったところで生まれた。原初の牛アウドゥムラの乳を飲んでいた。

同じ原初の巨人であるボル(ブル)から生まれたオーディンヴィーリロキ の兄弟の神々に殺され、ユミルの体から世界が創られた。 三神はユミルを解体し、からを、身体から大地を、からを、から岩石を、髪の毛から草花を、頭蓋骨から天を造り、アウストリー、ベストリ、スズリ、ノルズリに支えさせ、脳髄から雲を造った。 残りの腐った体から妖精達が生まれた。