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初石駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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初石駅
駅舎と駅前広場(2014年8月)
※左奥は東武ストア初石マイン
はついし
Hatsuishi
TD 20 江戸川台 (1.7 km)
(1.6 km) 流山おおたかの森 TD 22
地図
所在地 千葉県流山市西初石三丁目100
北緯35度53分2.7秒 東経139度55分3.3秒 / 北緯35.884083度 東経139.917583度 / 35.884083; 139.917583座標: 北緯35度53分2.7秒 東経139度55分3.3秒 / 北緯35.884083度 東経139.917583度 / 35.884083; 139.917583
駅番号 TD21
所属事業者 東武鉄道
所属路線 野田線
(東武アーバンパークライン)
キロ程 36.8 km(大宮起点)
電報略号 ハツ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[東武 1]18,431人/日
-2023年-
開業年月日 1911年明治44年)5月9日[1]
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初石駅(はついしえき)は、千葉県流山市西初石三丁目にある、東武鉄道野田線(東武アーバンパークライン)のである。駅番号TD 21

歴史

駅名の由来

江戸時代に新しく開墾された農村地帯(新田)であったために、この辺一帯は「青田新田」「初石新田」と呼ばれていた。そこから「新田」をとって「初石」と命名された[8]

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。駅舎は大宮方面ホーム側にあり、柏方面ホームとは跨線橋により連絡している。跨線橋にはエレベーターが併設されており、のりばのドアの色は1番線が赤、2番線が青である。かつては柏方面ホームに3番線があったが、後に撤去され、架線復旧用資材置場として使われていた。

駅出入口柏寄りにスロープが設置されている。

トイレは大宮方面ホーム側にあり、オストメイト対応器具を備えた多機能トイレを併設する。

のりば

番線 路線 方向 行先[9]
1 TD 東武アーバンパークライン 上り 大宮方面
2 下り 方面

橋上駅舎化

流山市によって、橋上駅舎化・自由通路新設が事業化されている。現駅舎の改札口は西側にしかないが、2018年(平成30年)6月には東口開設について1万2千件を超える署名を住民側から市が受領、市が同月中に東武鉄道に要望書を提出した。翌年より市は、本事業に対する基金を設立し市や住民が積み立てるなどしていた。市と東武鉄道による幾度かの意見交換の後、2023年令和5年)7月20日に、「橋上化及び自由通路整備に関する施行協定」を締結し、事業化に至った[10]。 市によれば、現駅舎より南側に自由通路の跨線橋を構築、その北側に駅舎、そしてホームへの階段が設置される。改札内外にエレベーターが新設され、新設される東口には防災拠点として防災倉庫マンホールトイレが新設される予定である[11]

利用状況

2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員18,431人である[東武 1]。2005年8月24日に、当駅 - 豊四季駅間において流山おおたかの森駅が開業し、その後流山市が運営するコミュニティバスである流山ぐりーんバスが流山おおたかの森駅へ乗入れた影響で[12]、近年は減少傾向が続いている。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員
年度 1日平均
乗降人員
[13][東武 2]
1日平均
乗車人員
[14]
出典
1999年(平成11年) 11,533  
2000年(平成12年) 11,448  
2001年(平成13年) 22,840 11,312  
2002年(平成14年) 22,413 11,103  
2003年(平成15年) 22,094 10,936  
2004年(平成16年) 21,766 10,776  
2005年(平成17年) 20,681 10,221  
2006年(平成18年) 19,816 9,641  
2007年(平成19年) 19,268 9,319  
2008年(平成20年) 18,924 9,188  
2009年(平成21年) 18,580 9,054  
2010年(平成22年) 18,425 8,999  
2011年(平成23年) 17,507 8,696  
2012年(平成24年) 17,507 8,693  
2013年(平成25年) 17,673 8,782  
2014年(平成26年) 17,440 8,668  
2015年(平成27年) 18,019 8,952  
2016年(平成28年) 18,527 9,229  
2017年(平成29年) 18,741 9,333  
2018年(平成30年) 18,653 9,302  
2019年(令和元年) 18,609  
2020年(令和 2年) 15,250  
2021年(令和 3年) 16,438 8,218 [東武 3]
2022年(令和 4年) 17,628 8,813 [東武 4]
2023年(令和05年) 18,431 9,215 [東武 1]

駅周辺

駅北側を千葉県道47号守谷流山線、西側に常磐自動車道流山IC)が走る。

西側

千葉県立流山おおたかの森高等学校
流山郵便局
流山市西初石・若葉台方面

東側

千葉県立流山高等学校
流山市東初石美田柏市西柏台西原方面

バス路線

路線バス京成バス路線があり、「初石駅入口」と「西初石三丁目」が最寄停留所だが、徒歩5分程度離れた場所にある。かつては駅前に東武バス停留所があり、柏駅西口行が僅かの本数ながら運行されていた。2021年令和3年)10月1日からは東京駅への高速バスが運行していて、「西初石三丁目」を一部便が経由していたが、僅か1年後の2022年(令和4年)9月30日限りで廃止された。

乗場 系統番号 行先 運行会社
初石駅 企業バス 楽天フルフィルメントセンター流山 東武バス(西柏
西初石三丁目 流02 流山おおたかの森駅西口 / 江戸川台駅西口 京成バス(松戸
初石駅入口 流01 流山おおたかの森駅東口 / 江戸川台駅東口

隣の駅

東武鉄道
TD 東武アーバンパークライン
急行
通過
区間急行・普通
江戸川台駅 (TD 20) - 初石駅 (TD 21) - 流山おおたかの森駅 (TD 22)

脚注

  1. ^ a b 「軽便鉄道運輸開始」『官報』第8368号、1911年5月17日国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ 1953年昭和28年)3月5日通商産業省告示第70号に「東葛飾郡八木村100番地」の記述あり。
  3. ^ 「流山市史近世資料編I」の市域内村別小字地図による当地は元の初石新田中ノ割であり、「角川日本地名大辞典 12 千葉県」によると、初石新田は八木村大字初石新田、江戸川町大字初石新田、流山町大字初石新田を経て、流山市大字初石新田となっている。また、「ゼンリン住宅地図 流山市 1969」でも当地が流山市大字初石新田字中ノ割であることが確認されるため、千葉県東葛飾郡八木村大字初石新田中ノ割100と記載。
  4. ^ 「地方鉄道運輸営業継承」『官報』第8368号、1923年8月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ 7月26日譲渡許可「鉄道譲渡」第3299号、『官報』1923年7月28日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ a b 東武鉄道 野田線”. 船橋市都市計画部都市計画課 交通政策室. 2011年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月10日閲覧。
  7. ^ 東武鉄道年史編纂事務局 編『東武鉄道六十五年史』東武鉄道、1964年、208頁。全国書誌番号:64010839 
  8. ^ 初石駅|東武鉄道公式サイト 初石駅のプロフィール
  9. ^ 初石駅 構内マップ”. 東武鉄道. 2023年10月1日閲覧。
  10. ^ 初石駅について”. 流山市. 2024年5月1日閲覧。
  11. ^ 初石駅施設整備に係る意見交換会”. 流山市. 2024年5月1日閲覧。
  12. ^ 土屋薫、林 香織「生活行動圏からみたコミュニティ政策の方向性 : 流山美田自治会調査を事例に」『江戸川大学紀要』第22号、江戸川大学、2012年3月、183頁、CRID 1050564288173817856国立国会図書館書誌ID:0236044342024年8月28日閲覧 
  13. ^ レポート”. 関東交通広告協議会. 2023年6月16日閲覧。
  14. ^ 千葉県統計年鑑”. 千葉県. 2023年6月16日閲覧。

利用状況

東武鉄道の1日平均乗降人員
  1. ^ a b c 駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、10頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttp://web.archive.org/web/20240518015737/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2023.pdf#page=10 
  2. ^ 駅情報(乗降人員)”. 東武鉄道. 2023年6月16日閲覧。
  3. ^ 駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、10頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021804/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2021.pdf#page=10 
  4. ^ 駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、10頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021731/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2022.pdf#page=10 

関連項目

外部リンク