「双日」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
17行目: | 17行目: | ||
|関係する人物 = [[岩井勝次郎]]、[[高畑誠一]]、[[海部八郎]]、[[速水優]] |
|関係する人物 = [[岩井勝次郎]]、[[高畑誠一]]、[[海部八郎]]、[[速水優]] |
||
|外部リンク = http://www.sojitz.com/jp/ |
|外部リンク = http://www.sojitz.com/jp/ |
||
|特記事項 = 注1:ニチメン株式会社・日商岩井株式会社の株式移転により'''ニチメン・日商岩井ホールディングス株式会社'''として設立。[[2005年]][[10月1日]]に(旧)双日株式会社([[2004年]][[4月1日]]にニチメンが日商岩井を[[企業合併|合併]]し商号変更した会社)を合併し現商号に変更。 |
|特記事項 = 注1:ニチメン株式会社・日商岩井株式会社の[[株式移転]]により'''ニチメン・日商岩井ホールディングス株式会社'''として設立。[[2005年]][[10月1日]]に(旧)双日株式会社([[2004年]][[4月1日]]にニチメンが日商岩井を[[企業合併|合併]]し商号変更した会社)を合併し現商号に変更。 |
||
}} |
}} |
||
'''双日株式会社'''(そうじつかぶしきがいしゃ)は、[[日本]]の[[商社]]の一つ。 |
'''双日株式会社'''(そうじつかぶしきがいしゃ)は、[[日本]]の[[商社]]の一つ。 |
||
87行目: | 87行目: | ||
*[[三菱UFJフィナンシャル・グループ]] |
*[[三菱UFJフィナンシャル・グループ]] |
||
==歴史的経緯== |
==取引銀行に関する歴史的経緯== |
||
*前身会社の一つ、日商は[[鈴木商店]]の流れをくむ会社。[[十五銀行]]や[[第一銀行]]をメインバンクとしており、戦後も第一銀行の「第一原子力グループ」に中核商社として参加。日商岩井となってからも第一勧銀の「三金会」メンバーとなるなど、現在の[[みずほグループ]]との繋がりがあった。 |
*前身会社の一つ、日商は[[鈴木商店]]の流れをくむ会社。[[十五銀行]]や[[第一銀行]]をメインバンクとしており、戦後も第一銀行の「第一原子力グループ」に中核商社として参加。日商岩井となってからも[[第一勧業銀行]]の「三金会」メンバーとなるなど、現在の[[みずほグループ]]との繋がりがあった。 |
||
*しかし日商は、並行メインとして三和銀行とも取引していた。三和銀行と取引のあった商社には、日商のほか岩井産業や日綿実業(のちのニチメン)があった。やがて三和銀行主導で日商岩井が発足。さらに日商岩井とニチメンも、オリエントリース(現:[[オリックス (企業)|オリックス]])や[[ジェーシービー]]に対して共同で資本参加するなど、三和銀行を介して両社の友好関係が生まれていた。双日がUFJグループの商社に位置付けられているのは、この経緯による。 |
*しかし日商は、並行メインとして[[三和銀行]]とも取引していた。三和銀行と取引のあった商社には、日商のほか岩井産業や日綿実業(のちのニチメン)があった。やがて三和銀行主導で日商岩井が発足。さらに日商岩井とニチメンも、オリエントリース(現:[[オリックス (企業)|オリックス]])や[[ジェーシービー]]に対して共同で資本参加するなど、三和銀行を介して両社の友好関係が生まれていた。双日がUFJグループの商社に位置付けられているのは、この経緯による。 |
||
==トピックス== |
==トピックス== |
2007年7月20日 (金) 19:03時点における版
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 |
大証1部(廃止) 2768
|
本社所在地 |
107-8655 東京都港区赤坂六丁目1番20号 国際新赤坂ビル |
設立 | 2003年4月1日(注1) |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 5010401049977 |
事業内容 | エネルギー、金属、機械、化学品、宇宙、合成樹脂、建設、木材 |
代表者 |
土橋昭夫(代表取締役会長) 加瀬豊(代表取締役社長兼CEO) |
資本金 | 1603億3900万円(2007年7月3日現在) |
売上高 |
単体:1兆3,301億円(2006年3月期) 連結:4兆9,721億円(2006年3月期) |
従業員数 | 2,020名(2006年6月現在) |
関係する人物 | 岩井勝次郎、高畑誠一、海部八郎、速水優 |
外部リンク | http://www.sojitz.com/jp/ |
特記事項:注1:ニチメン株式会社・日商岩井株式会社の株式移転によりニチメン・日商岩井ホールディングス株式会社として設立。2005年10月1日に(旧)双日株式会社(2004年4月1日にニチメンが日商岩井を合併し商号変更した会社)を合併し現商号に変更。 |
双日株式会社(そうじつかぶしきがいしゃ)は、日本の商社の一つ。
社名は、母体がニチメン、日商岩井という、ともに「日」を頭文字とする商社2社であったことに由来する(詳細は沿革を参照)。三菱東京UFJ銀行(旧UFJ銀行)を主力取引銀行とするため、UFJグループに属する。
現在、総合商社第7位(2005年までは第6位だったが、トーメンと合併した豊田通商に抜かれて第7位になっている。)
沿革
- 1862年 - 日商岩井の前身岩井商店(後の岩井産業)が発足
- 1877年 - 日商岩井の前身鈴木商店が発足
- 1892年11月 - ニチメンの前身日本綿花株式会社設立。
- 1928年2月 - 鈴木商店の子会社であった日本商業株式会社が、倒産した鈴木商店の商事部門を引き継ぎ日商株式会社となる。
- 1943年4月 - 日本綿花株式会社が日綿實業株式会社に商号変更。
- 1968年10月 - 日商と岩井産業が合併し日商岩井株式会社となる。
- 1982年6月 - 日綿實業株式会社がニチメン株式会社に商号変更。
- 2003年4月 - ニチメンと日商岩井が株式移転によりニチメン・日商岩井ホールディングス株式会社を設立。
- 2004年4月 - ニチメンが存続会社となり日商岩井と合併し、(旧)双日株式会社となる。
- 2004年7月 - ニチメン・日商岩井ホールディングス株式会社が双日ホールディングス株式会社に商号変更。
- 2005年10月 - 双日ホールディングス株式会社が(旧)双日株式会社を合併して、商号を双日株式会社に変更。
双日グループ
- 双日システムズ (旧ニチメンコンピュータシステムズ)
- 日商LPガス(大阪ガス傘下。旧社名は"日商岩井ガス"→"日商液化ガス")
- 双日エネルギー(旧ニチメンエネルギー+旧日商岩井石油)
- 双日ツーリスト(旅行会社)
- 双日インシュアランス(保険会社)
- 日本橋梁(みどり会にも加盟)
- ニチリン(旧鈴木商店グループ)
- 日本精鉱(旧鈴木商店グループ)
- 日商エレクトロニクス
- サンウエーブ工業(日新製鋼グループ)
- カノークス(日新製鋼グループ)
- 大末建設(双日グループがUFJ銀行・大京・セコムらとの支援)
- エヌアイたばこ(フィリップ・モリスの西日本特約代理店)
- 双日ジュエリー(旧:ニチメンジュエリー)
- ヤマザキナビスコ(ヤマザキパングループ)
- 双日リアルネット(旧日商岩井リアルネット+旧ニチメン不動産)
- メタルワン(旧三菱商事鉄鋼部門+旧日商岩井鉄鋼部門)
- フュージョンコミュニケーションズ(現在は東京電力グループ色)
- 双日プラネット(旧ニチメン合樹部門+旧日商岩井プラスチック+旧蝶理プラテクノ)
- カスタムサーブ(旧エヌアイパック)
- 双日テクノプラス(旧エヌアイテクノプラス)
- ニチメンインフィニティ
- JSAT
- メタルアート
- ベルミテック
- ボルクレイジャパン
- 双日食料
- 秋田新都心ビル(秋田拠点センターの運営・管理)
- ニチパック
- 日商岩井紙パルプ
- 双日商業開発(旧エヌアイ商業開発)
- 双日マリンアンドエンジニアリング(旧日商岩井船舶)
- 双日マシナリー(機械専門商社)
- 双日総合管理(建物管理会社)
他多数
出資会社
取引銀行に関する歴史的経緯
- 前身会社の一つ、日商は鈴木商店の流れをくむ会社。十五銀行や第一銀行をメインバンクとしており、戦後も第一銀行の「第一原子力グループ」に中核商社として参加。日商岩井となってからも第一勧業銀行の「三金会」メンバーとなるなど、現在のみずほグループとの繋がりがあった。
- しかし日商は、並行メインとして三和銀行とも取引していた。三和銀行と取引のあった商社には、日商のほか岩井産業や日綿実業(のちのニチメン)があった。やがて三和銀行主導で日商岩井が発足。さらに日商岩井とニチメンも、オリエントリース(現:オリックス)やジェーシービーに対して共同で資本参加するなど、三和銀行を介して両社の友好関係が生まれていた。双日がUFJグループの商社に位置付けられているのは、この経緯による。
トピックス
- 同社の前身である日商岩井とニチメンはともに19世紀末からの歴史を持ち、機械・綿製品の輸出入などに強い商社として存在してきた。一方、1979年に日商岩井で航空自衛隊のアメリカ製航空機購入を巡るダグラス・グラマン事件により当時の副社長が逮捕され、翌年に執行猶予付きの有罪判決が確定したこともあった。
- 両社ともバブル経済の崩壊にともない多額の不良債権を抱えていた。ニチメン・日商岩井の合併が間近となった2004年3月時点で、有利子債務は両社合計で1兆5000億円に達していた。[1]投資格付けにおける等級も引き下げられ、「生き残りに迫られた弱者連合」との批評を受けるなかで発足した「双日」であったが、社長に就任したニチメン出身の土橋昭夫(1949年1月2日- )のもと、事業再編成や人員削減などを含む中期経営計画を実行。資本準備金の取り崩しによる約5700億円の損失金処理などで経営環境を改善した結果、中期経営計画が達成されたと発表し、新たな中期経営計画として2006年4月に「New Stage 2008」を発表した。
- 2007年4月1日、3年間にわたり社長を務めたニチメン出身の土橋昭夫が代表権を持つ会長に就任し、旧日商岩井出身の加瀬豊(1947年2月19日- )が副社長から社長に昇格した。[2]