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片岡篤史
片岡篤史
YouTube
チャンネル	片岡篤史チャンネル;
活動期間	2019年10月12日 -
ジャンル	野球
登録者数	28.7万人
総再生回数	136,252,411回
事務所（MCN）	playful
	チャンネル登録者数・総再生回数は; 2023年4月15日時点。
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片岡篤史
	阪神タイガース一軍ヘッド兼打撃コーチ時代; （2018年5月12日、マツダスタジアムにて）
基本情報
国籍	日本
出身地	京都府久世郡久御山町
生年月日	1969年6月27日（55歳）
身長; 体重	188 cm; 95 kg
選手情報
投球・打席	右投左打
ポジション	三塁手、一塁手
プロ入り	1991年ドラフト2位
初出場	1992年4月4日
最終出場	2006年10月12日（引退試合）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	選手歴
	PL学園高等学校; 同志社大学; 日本ハムファイターズ (1992 - 2001); 阪神タイガース (2002 - 2006);
	監督・コーチ歴
	阪神タイガース (2010 - 2012, 2016 - 2018); 中日ドラゴンズ (2022 - 2024);
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片岡篤史（かたおかあつし、1969年 6月27日 - ）は、京都府久世郡久御山町出身の元プロ野球選手（内野手、右投左打）、コーチ、野球評論家。

2024年から中日ドラゴンズの一軍ヘッドコーチを務める。芦屋大学で客員教授を務めていたこともある。

経歴

プロ入り前

久御山町立御牧小学校・久御山町立久御山中学校出身^[1]。中学校時代はシニアリーグのチームに所属しており、後にPL学園高校で同学年のチームメイトとなるボーイズリーグ出身の立浪和義とは試合をしたことはなかったが、強打者として有名で、「京都の怪物」の異名で呼ばれていた^[2]。しかしPL学園時代は大柄ながら要領が悪く、先輩たちのユニフォームを洗濯する際の洗濯機争奪戦にいつも負けているなどしていたため、立浪は片岡がいずれ寮から逃げ出すのではないかと心配していたという^[2]。

高校2年の秋の大会ではレギュラーのポジションを獲ったが、打撃には安定感がなく、左打者である片岡は、相手チームのエースが左投手だとスターティングメンバーから外されて悩んでいたという^[2]。当時大阪桐蔭高校の1年生には、後に立浪とともに中日ドラゴンズでプレーする左のエース・今中慎二がいた為、彼が出てくると先発から外された^[2]。また、ここという大一番で出番がないのが片岡の課題だった^[2]。そんな片岡に何とかレギュラーに定着してほしいと、立浪は寮で同じ部屋になったという^[2]。秋が深まり寒さが厳しくなった時期、「悩むくらいなら、毎朝一緒に落ち葉掃きをしないか！」と立浪から提案され、毎朝5時半に起きて約1時間、グラウンドの周りの落ち葉を掃除し続けた^[2]。最初、片岡は立浪から起こされてもなかなか布団から出ようともしなかったが、日を重ねるにつれて片岡も自分から起き出すようになり、立浪曰く「晴れやかな気持ちで一日が始まる快感を知ると、最初の眠気にさえ勝てば、むしろ楽しみになる」ほどとなり、落ち葉がとうとう落ちなくなるほどまで続けられたという^[2]。春になって片岡のバッティングは良くなり、片岡は不動のレギュラーとなった^[2]。

PL学園高校時代、4番打者として1987年春の第59回選抜と同年夏の第69回全国選手権で優勝を果たし、甲子園史上4校目となる春夏連覇を達成。同期に立浪・橋本清・野村弘ら、1学年下には大学でも後輩となる宮本慎也、2学年上には清原和博・桑田真澄のKKコンビがおり、片岡は清原の付き人であった。また、2学年下には清原和博の弟の清原幸治がおり、3年時の片岡の付き人であった。

卒業後は同志社大学に進学。関西学生野球リーグでは1989年春季リーグで首位打者になる。エース杉浦正則を擁し1990年秋季リーグで7年ぶりの優勝を飾る。同年の明治神宮鎮座70年記念明治神宮野球大会でも決勝で立大を延長12回の熱戦で降し優勝。リーグ戦通算91試合出場、311打数100安打、打率.322、10本塁打、48打点。ベストナイン4度受賞。

1991年度ドラフト会議にて日本ハムファイターズから2位指名を受けて入団。担当スカウトは大学の先輩である宮本好宣^[3]。

日本ハム時代

1992年4月4日の西武ライオンズ戦に「7番・三塁手」で先発しプロ初出場。この試合で工藤公康からプロ初ヒットを放った。4日後の近鉄バファローズ戦では入来智からプロ初本塁打を放った。その後は本塁打が出ず、6月末まで打率.262、1本塁打と低調な成績ながらも土橋正幸監督に辛抱強く使い続けられると、7月に打棒が爆発し、.385、6本塁打、20打点で月間MVPを獲得する。西武がリーグ3連覇を決めた9月30日の試合では潮崎哲也から左飛に打ち取られ最後の打者になっている。1年目から三塁のレギュラーとして出場し、125試合で打率.290、10本塁打を記録し、規定打席にも到達するなど活躍した。新人王争いは高村祐（近鉄）に敗れたが、その活躍から特別表彰を受けている^[4]。また、入団の際に大学卒業に必要な単位が不足していたため、1年留年し、シーズンオフに残存単位を取得して卒業した。

1993年はオールスターゲームに初めて選出された。同年は打点と本塁打が前年より減り、三振数は102を記録したが、打率.287を記録した。

1994年は2年ぶりに2桁本塁打を記録したが、肘の故障に苦しみ99試合の出場にとどまり、打率も2割台前半だった。また、チームも10年ぶりの最下位に終わった。

1995年は肘の状態を考慮して一塁にコンバートし、2年ぶりに100試合出場を超えた。規定打席には到達したが、打撃不振は変わらず、2年続けて100安打に到達しなかった。

1996年はこれまでの不振を一掃する活躍を見せ、自身初の3割となるリーグ2位の打率.315を記録（自己最高打率）し、15本塁打を記録した^[5]。

1997年、読売ジャイアンツから自由契約になった落合博満が加入した関係で一塁から三塁へ再びコンバートした。打撃では3割は逃したが、17本塁打を放った。

1998年は、前年同様17本塁打を記録した。また2年ぶりの打率3割と最多四球を記録し、最高出塁率のタイトルを獲得した。113四球は当時のパ・リーグ記録^{[注 1]}。オフに出演したプロ野球オールスタースポーツフェスティバルの相撲競技で右肩を脱臼した（対戦相手は山崎武司）。

1999年、開幕戦から4打数4安打の固め打ちするなど4試合で打率5割を記録した中、4月7日の西武戦で、プロ初先発の松坂大輔が投げた155km/hの速球に、片岡は豪快な空振りをした。その映像は松坂のデビュー戦のハイライトとしてよく使用されている。試合前には「データでは松坂は変化球投手だ」と分析しており、前日に食事をした金村義明にもそう語っていた^[6]。後に片岡は「松坂は僕の空振りを見て自分のボールに自信がついたんだろう」と冗談交じりに語った。しかし、それ以後片岡は松坂を得意としている。同シーズンはこの松坂の初対戦時のフルスイングで脇腹とヒラメ筋を痛めてしまい故障を抱えたまま戦ったため、前年の成績を下回った。

2000年4月2日の西武戦で土肥義弘からソロ本塁打を放ち、プロ通算100本塁打を達成した。5月31日の福岡ダイエーホークス戦で1000試合出場を達成した。6月13日の近鉄戦では1000安打を達成した。6月30日の対西武戦で、9回裏に松坂のノーヒットノーランを阻止するヒットを打っている。打ったボールは前年空振りを喫した高めの直球だった。同年は節目だらけの年となり、打率.290で自己最多の21本塁打、97打点を記録した他、2年ぶりに最多四球を記録した。また、1997年から2000年まで4年連続でオールスターゲームに選出された。

2001年は打撃3部門全て前年を下回る成績で出場試合数も106試合と前年からやや減少し、打率も.254で終わるなど不本意な成績となった。チームも7年ぶりの最下位に終わった。

日本ハム時代は、選手会長としてチームを引っ張る立場だった。岩本勉はテレビ番組で「マウンド上でくじけそうになったときも、片岡さんが後ろから励ましてくれて有り難かった」と話している。また、小笠原道大がまだ新人だった頃、その才能を見抜いて熱心に指導を行い、小笠原本人も「いつも片岡さんの背中を追いかけていた」と語っている。後に小笠原がFA宣言し、日本ハムに残留するか読売ジャイアンツへ移籍するか迷った時に、最初に相談した相手は片岡だった^{[注 2]}。

阪神時代

2001年シーズンオフにFA宣言し、12月21日に星野仙一が監督に就任した阪神タイガースへ移籍。このオフに結婚。夫人は当時大学4年生だった。その後、2児をもうける。

2002年は2年ぶりにオールスターゲームに選出されたが、シーズンではセ・リーグのバッテリーの配球に苦しみ、120試合に出場して規定打席には到達したが打率.228、11本塁打、46打点と不本意な成績で終わった。

2003年は規定打席には到達しなかったが勝負強い打撃で復活し、110試合の出場で打率.296、12本塁打、55打点の成績を残した。阪神のリーグ優勝に貢献した。12本塁打は阪神移籍後最多だった。チームが優勝を決めた9月15日の広島東洋カープ戦では、8回裏に代打で登場して同点ソロ本塁打を放ち、9回裏にも一死一塁から右前へのヒットで一・三塁として赤星憲広のサヨナラ打を演出した。

2004年は新監督に現役時代阪神のスターだった岡田彰布が監督に就任。新外国人のマイク・キンケードが加入し、三塁のレギュラーを争うことになった。開幕スタメンこそ逃したがキンケードの故障離脱で先発出場が増えた。しかし今度は片岡が不調に陥ってしまい、開幕から遊撃手で起用された新人の鳥谷敬が打撃不振のため数試合でその座を藤本敦士に譲り、その鳥谷が片岡の不調に伴って三塁手に配置転換されるとそのまま定着したため代打に回る機会が増えた。最終的に出場機会を確保できず46試合の出場にとどまり、打率も.205と不振で本塁打も9年ぶりの1桁（3本塁打）に終わった。

2005年は鳥谷が遊撃手に戻ったが、三塁手に今岡誠、一塁手にはアンディ・シーツが起用されたことでこの年もレギュラーで起用されなかった。代打で6打席連続ヒットを記録するなど、ここぞという時の切り札として活躍したが、全体では50試合の出場で前年同様低調な成績で終わった。また、本塁打数はプロ入り後ワーストの1本だった。この年チームは2年ぶりにリーグ優勝した。

2006年は関本健太郎らにポジションを奪われ、更に相次ぐ故障から前年同様50試合の出場に留まった上、本塁打がわずか1本で打率も1割台と打撃不振に陥り、シーズン終盤に戦力外通告を受けた。これを受けて体力的な限界もあったことからこの年をもって現役を引退。阪神ではシーズン100安打を打てず、規定打席に到達したのは2002年の1回だけだった。引退試合となった10月12日の中日ドラゴンズ戦では「6番・三塁手」でスタメン出場し、左翼を守っていた盟友である立浪の頭上を越える二塁打を放つなど2安打で有終の美を飾った。胴上げには阪神選手のほか、中日から立浪、谷繁元信、井上一樹、PL学園の後輩である福留孝介、日本ハム時代のチームメイトである奈良原浩、上田佳範も加わった^[7]。引退セレモニーでは立浪が花束を贈呈し、片岡と熱く抱擁を交わした^[8]。

引退後

2007年から3年間フジテレビ・関西テレビの野球解説者、スポーツニッポンの野球評論家に就任。関西テレビの『ぶったま!』では、阪神の一軍打撃コーチに就任した広澤克実に代わりレギュラーコメンテーターを番組終了時まで務めていた。

また、日本ハムOBということで、『STVアタックナイター・ファイターズスタジアム』（STVラジオ）解説者として北海道のラジオでも解説を担当している。2007年9月29日の千葉マリンスタジアムでのロッテ対日本ハム戦は、日本ハムのリーグ優勝がかかっていたため、STVラジオ制作として片岡の解説で千葉から放送を行い、NRN系列で全国放送された。

2008年2月4日より広瀬哲朗の後任として、『スポーツワイド Fの炎〜SPORT HOKKAIDO〜』（北海道文化放送）の野球解説者となる。これは片岡の北海道で初のレギュラー番組である。

2010年シーズンからは阪神に一軍打撃コーチとして復帰^[9]。コーチ1年目はチーム打率.289の球団記録を残すなど、シーズンを通して打線が好調だった。

2011年12月9日、野球殿堂入り候補者名簿・プレーヤー部門に掲載される^[10]。

2012年はチーム打率はリーグ4位、チーム本塁打はリーグ最下位と低迷し、責任を取って辞任^[11]。

2013年から再び3年間、フジテレビ・関西テレビ・北海道文化放送の野球解説者、スポーツニッポンの野球評論家へ復帰。また、芦屋学園スポーツモダニズムプロジェクトの一環として、芦屋大学の客員教授を務めた^[12]。

2015年には上記の活動に加え、札幌テレビの北海道日本ハム戦中継で解説を担当。シーズン終了後の10月27日、新監督の金本知憲の強い要請で^[13]阪神の一軍打撃コーチへ再び就任することが発表された^[14]。

阪神の打撃コーチとしては逆方向への打撃の指導を重視していた。それは2017年シーズンにチーム最多の20本塁打を放った中谷将大に対しても例外ではなかった^[15]。大山悠輔を4番に抜擢したのは片岡の進言だった^[16]。

2018年は一軍ヘッド兼打撃コーチとなったが、チームの打率と得点がリーグ5位、本塁打数がリーグ最下位に低迷し^[17]、チームも17年ぶりの最下位に終わった。10月14日、球団へ辞任を申し入れ、受理された^[18]。

2019年からは三たび3年間、フジテレビ・関西テレビ・北海道文化放送の野球解説者、スポーツニッポンの野球評論家に復帰する。

YouTuber活動を行っている高木豊のチャンネル動画に幾度か出演していたが、同年10月12日より自身のYouTubeチャンネルも開設し、YouTuber活動を本格化させる^[19]。初回投稿動画には高木も出演した。11月29日にはPL学園の2年先輩である清原和博とのYouTube動画の撮影を行い、12月上旬から4本の動画を投稿。清原が覚醒剤取締法違反で有罪判決後、まだ執行猶予中の身分であることもあり、反響を呼んだ^[20]。清原が監督を務めた同年のワールドトライアウトでは、片岡は打撃コーチを務めていた^[21]。

2020年4月14日、新型コロナウイルスに感染し、8日から入院中であると自身のYouTubeチャンネルへの動画投稿をもって公表した^[22]。投稿された動画は片岡による病床での自撮り映像で現状を報告したもので、鼻に酸素吸入のチューブをつけ、呼吸をするのも苦しそうな途切れ途切れのかすれ声で、うつろな目をしながら話すという衝撃的なものだった^[23]。ファビピラビル（アビガン）を服用し^[24]、その後は回復し、4月24日に退院したことを報告する動画を投稿している^[25]。

2021年からは日本ハムOBとしてGAORAの解説者としても活動。

現役引退後の15年間は、「解説者・評論家としての活動期」と「阪神打撃コーチ」を3年ごとに交互に繰り返していた。

中日ドラゴンズコーチ時代

上述のように現役引退後の活動は、在籍経験のある日本ハム・阪神両球団のOBとしてのものが主であったが、2021年オフにPL学園時代の同級生であった立浪和義が一軍監督に就任すると、直後の2021年11月2日に立浪に請われる形で二軍監督に就任することが発表された^[26]。

2024年から一軍ヘッドコーチへ昇格したが^[27]、10月6日に同年限りで中日を退団することが発表された^[28]。

選手としての特徴

がに股で構えて球を惹き付け^[29]、腰を沈めながら足を高く上げてフルスイングする独特な一本足打法が特徴の好打者^[29]^[30]。日本ハム時代は“ビッグバン打線”の一角を担い、主に3番打者として活躍^[30]。1998年はつなぎの打撃で打線の潤滑油となり、抜群の選球眼でリーグ最多の113四球を選ぶと、出塁率.435で最高出塁率のタイトルを獲得^[30]。内野守備も巧みで三塁手で2度、一塁手で1度のゴールデングラブ賞に輝いている^[31]。

人物

現役時代から徹底した嫌煙家である^[32]。

PL学園の同級生には鍋山隆弘もいる。

阪神タイガースにFA移籍した経緯

日本ハム時代の2001年オフに片岡はFA権を行使すると、日に日に阪神に移籍したいという気持ちが芽生えていた^[29]。しかし、当時監督の大島康徳やチームメイトを「裏切ってしまうことにならないか」という気持ちもあり、思い悩んだという^[29]。片岡は父親から「大島さんに決めてもらえ」と言われ、大島の元を訪れて正直な思いを伝えた^[29]。大島は片岡に対し、「寂しいけれど、他のチームから来て欲しいと言ってもらえる選手になれたんだから、素晴らしいことじゃないか。（阪神で）頑張ってこい」と伝え、片岡は移籍を決断したという^[29]。

応援歌

日本ハム時代の応援歌は、古屋英夫のテーマ曲を流用。ファンファーレから始まる曲だった。阪神の応援団は片岡の応援歌を作る際に、このファンファーレを継承。さらに、「右投げ左打ち、実家は檜風呂リフォームリフォーム片岡篤史」という歌詞を付け加えた^{[注 3]}。元々は「小さい頃からの、夢を叶える為、やってきた～、やってきた～　我らが篤史」である。また、応援歌の本編はゲームのファンタジーゾーンのBGMである。

この歌詞の由来は、日本ハム時代に片岡が父親に贈った実家の風呂の一番風呂に金村義明が入るというプロ野球ニュースのオフ企画と推測されており、金村は後に「応援歌のネタにされてしまい、申し訳ないことをした」と振り返った^[33]。

なお、片岡が「打席で応援歌が気になる」と契約更改で発言したため、応援団は2003年までで片岡のファンファーレの演奏を止め、この箇所を新たに作り直した。なお、引退後は阪神時代の応援歌について「今考えれば、それだけ応援歌が取り上げられることはなかなかない。いまだに皆さんに『応援歌は良かった』と言ってもらえるので」と語っている^[19]。

ジャンクSPORTS出演時や、自身のYouTubeチャンネルで「檜風呂」ではなく「檜のサウナ」だったことを証言している^[19]。このエピソードを語った動画は投稿から1日で再生回数約3万7000回、高評価数1190件を記録した^[19]。

後に、実家の風呂はホーロー製であることを明かしており、この縁でタカラスタンダードのWebムービーに起用された^[34]。

YouTuberとして

チャンネル開設には先んじてYouTuberとして活動していた先輩・高木豊の強い勧めがあった。高木は「テレビの解説はクソつまらないが普段は面白い」「普段からのあの調子が出せれば一大人気者になれる」と片岡のトークがカメラが回っておらず、リラックスしている所では非常に面白いことを評価しており、「（YouTuberに）向いてるからやれ」とアドバイスしたのがきっかけとなった^[35]。

2022年シーズンからは、中日ドラゴンズの二軍監督を勤めつつ、並行してYouTubeでの活動を続けている。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1992	日本ハム	125	486	431	44	125	17	3	10	178	53	5	3	18	2	33	3	2	93	3	.290	.342	.413	.755
1993		124	503	425	55	122	29	2	8	179	39	4	6	11	2	63	3	2	102	7	.287	.380	.421	.801
1994		99	382	334	38	73	11	0	11	117	41	3	3	0	2	45	0	1	90	5	.219	.312	.350	.662
1995		106	421	357	40	80	12	2	6	114	39	1	2	6	1	55	2	2	83	3	.224	.330	.319	.649
1996		115	489	416	60	131	20	3	15	202	51	3	3	6	1	65	2	1	70	7	.315	.408	.486	.893
1997		135	600	514	67	147	28	2	17	230	67	3	3	0	3	81	2	2	77	9	.286	.383	.447	.831
1998		133	584	466	89	140	26	1	17	219	83	2	0	0	4	113	1	1	93	8	.300	.435	.470	.905
1999		115	489	423	59	116	19	4	15	188	63	1	1	0	4	61	1	1	90	8	.274	.364	.444	.808
2000		135	621	510	92	148	32	2	21	247	97	9	3	0	7	101	2	3	80	14	.290	.406	.484	.890
2001		106	463	401	57	102	18	1	16	170	62	1	2	0	4	57	2	1	62	8	.254	.346	.424	.770
2002	阪神	120	489	425	45	97	17	0	11	147	46	2	0	3	4	53	0	4	110	7	.228	.317	.346	.663
2003		110	373	334	48	99	31	0	12	166	55	1	1	1	1	35	1	2	86	3	.296	.366	.497	.863
2004		46	106	88	8	18	5	0	3	32	7	0	0	0	0	16	0	2	24	0	.205	.340	.364	.704
2005		50	73	57	8	12	1	0	1	16	7	0	0	0	1	15	0	0	17	0	.211	.370	.281	.651
2006		50	101	91	4	15	3	0	1	21	7	0	0	1	1	7	1	1	22	1	.165	.230	.231	.461
通算：15年		1569	6180	5272	714	1425	269	20	164	2226	717	35	27	46	37	800	20	25	1099	83	.270	.367	.422	.789

各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

年度	球団	三塁						一塁						二塁
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
1992	日本ハム	125	100	257	14	17	.962	-						3	2	4	0	1	1.000
1993		124	97	224	10	13	.970	-						-
1994		99	63	176	6	13	.976	-						-
1995		-						97	823	57	6	79	.993	-
1996		18	4	14	1	0	.947	110	924	66	2	78	.998	-
1997		133	114	293	5	30	.988	7	29	3	0	0	1.000	-
1998		132	118	280	12	27	.971	2	1	0	0	0	1.000	-
1999		95	83	180	5	17	.981	-						-
2000		135	129	237	12	26	.968	-						-
2001		102	84	184	9	13	.968	-						-
2002	阪神	114	64	217	7	13	.976	16	73	2	0	5	1.000	-
2003		99	60	131	3	10	.985	11	37	3	0	0	1.000	-
2004		28	8	36	2	2	.957	-						-
2005		2	1	1	0	0	1.000	10	53	4	0	4	1.000	-
2006		32	9	41	4	2	.926	3	6	0	0	1	1.000	-
通算		1238	934	2271	90	183	.973	256	1946	135	8	167	.996	3	2	4	0	1	1.000

太字年はゴールデングラブ賞受賞

タイトル

最高出塁率：1回（1998年）

表彰

ベストナイン：2回（1996年、1998年）
ゴールデングラブ賞：3回（一塁手部門：1996年、三塁手部門：1997年、1998年）
パ・リーグ連盟特別表彰：1回（新人特別賞：1992年）
月間MVP：1回（1992年7月）
東京ドームMVP：2回（1996年、1998年）
ゴールデンスピリット賞（2000年）
オールスターゲーム優秀選手賞：1回（2002年第1戦）

記録

初記録

初出場・初先発出場：1992年4月4日、対西武ライオンズ1回戦（西武ライオンズ球場）、7番・三塁手で先発出場
初安打：同上、7回表に工藤公康から右前安打
初打点：1992年4月8日、対近鉄バファローズ2回戦（藤井寺球場）、3回表に江坂政明から
初本塁打：1992年4月9日、対近鉄バファローズ3回戦（藤井寺球場）、7回表に入来智から右越2ラン
初盗塁：1992年5月24日、対西武ライオンズ8回戦（東京ドーム）、2回裏に二盗（投手：石井貴、捕手：伊東勤）

節目の記録

100本塁打：2000年4月2日、対西武ライオンズ2回戦（西武ドーム）、7回表に土肥義弘から右越ソロ ※史上208人目
1000試合出場：2000年5月31日、対福岡ダイエーホークス11回戦（東京ドーム）、3番・三塁手で先発出場 ※史上360人目
1000安打：2000年6月13日、対大阪近鉄バファローズ12回戦（大阪ドーム）、9回表にユウキから遊撃内野安打 ※史上201人目
150本塁打：2003年4月29日、対読売ジャイアンツ4回戦（阪神甲子園球場）、2回裏に桑田真澄から右中間へソロ ※史上124人目
1500試合出場：2005年8月13日、対読売ジャイアンツ14回戦（東京ドーム）、5回表に杉山直久の代打で出場 ※史上145人目

その他の記録

最多四球：2回（1998年、2000年）※1998年に記録した113四球は当時のパ・リーグ史上最高数
オールスターゲーム出場：6回（1993年、1997年、1998年、1999年、2000年、2002年）

背番号

38（1992年）
8（1993年 - 2006年）
88（2010年 - 2012年、2022年 - ）
81（2016年 - 2017年）
80（2018年）

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ 高校時代の先輩・清原和博を8年ぶりに抜き、アンドリュー・ジョーンズに抜かされるまで16年間保持。パ・リーグで110四球達成者はこの2人のみ
^ 片岡自身もFAで阪神入りする際、PL学園の先輩である清原和博（当時・巨人）に相談している。
^ 2003年3月発売のアルバムCD「阪神タイガース選手別応援歌 2003」の歌詞カードにも掲載

出典

^ 「監督・コーチのプロフィールヘッドコーチ 88 片岡篤史」『中日ドラゴンズオフィシャルウェブサイト』中日ドラゴンズ、2024年。2024年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月27日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ 立浪和義『負けん気』（文芸社、2010年2月、ISBN 978-4286088532／増補版、文芸社文庫、2014年2月、ISBN 978-4286148939）96 - 98頁
^ ロサリオは超マジメ！「韓国のお父さん」が阪神助っ人のマル秘話 - サンケイスポーツ
^ 「名選手がズラリ！過去の「新人特別表彰」を振り返る」『BASEBALL KING』2017年11月21日。2020年5月11日閲覧。
^ 「年度別成績 1996年パシフィック・リーグ」『日本野球機構』。2018年7月31日閲覧。
^ 2007年11月3日の放送 - Suntory Saturday Wating Bar "AVANTI" - サントリー・サタデー・ウェイティング・バーオフィシャルサイト
^ 「片岡篤史（２）虎アルバム」『photos.nikkansports.com』。2007年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月2日閲覧。
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^ 「阪神有田ヘッドコーチ、片岡打撃コーチが退団を発表」『スポニチ Sponichi Annex』2012年10月10日。2023年5月2日閲覧。
^ 片岡篤史氏（前阪神タイガース一軍打撃コーチ）の客員教授就任記者発表を参照。片岡と入れ替わる格好で阪神の二軍監督に復帰した平田勝男の後任扱い。
^ 「阪神・片岡ヘッド辞任　金本監督退団で決断「一緒にユニホーム脱ぐ」」『スポーツニッポン』2018年10月15日。2023年11月23日閲覧。
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^ 鵜飼克郎「金村義明氏が片岡篤史「檜風呂」応援誕生のきっかけを回顧」『週刊ポスト』2017年8月5日。2017年8月7日閲覧。
^ 「片岡篤史のナイス!ホーロー!〜実家はホーロー風呂」『タカラスタンダード』。2022年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月28日閲覧。
^ 【解説が上手いのは誰だ⁉】プロ野球ニュースの解説者や裏話などを語る！ - YouTube

外部リンク

個人年度別成績片岡篤史 - NPB.jp 日本野球機構
選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
片岡篤史チャンネル - YouTubeチャンネル
片岡篤史 (@kataoka_1969) - X（旧Twitter）（2014年3月6日 - 2015年12月31日）

[6] 高校時代の先輩・清原和博を8年ぶりに抜き、アンドリュー・ジョーンズに抜かされるまで16年間保持。パ・リーグで110四球達成者はこの2人のみ

[8] 片岡自身もFAで阪神入りする際、PL学園の先輩である清原和博（当時・巨人）に相談している。

[35] 2003年3月発売のアルバムCD「阪神タイガース選手別応援歌 2003」の歌詞カードにも掲載

[1] 「監督・コーチのプロフィールヘッドコーチ 88 片岡篤史」『中日ドラゴンズオフィシャルウェブサイト』中日ドラゴンズ、2024年。2024年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月27日閲覧。

[負けん気-2] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ 立浪和義『負けん気』（文芸社、2010年2月、ISBN 978-4286088532／増補版、文芸社文庫、2014年2月、ISBN 978-4286148939）96 - 98頁

[3] ロサリオは超マジメ！「韓国のお父さん」が阪神助っ人のマル秘話 - サンケイスポーツ

[4] 「名選手がズラリ！過去の「新人特別表彰」を振り返る」『BASEBALL KING』2017年11月21日。2020年5月11日閲覧。

[5] 「年度別成績 1996年パシフィック・リーグ」『日本野球機構』。2018年7月31日閲覧。

[7] 2007年11月3日の放送 - Suntory Saturday Wating Bar "AVANTI" - サントリー・サタデー・ウェイティング・バーオフィシャルサイト

[9] 「片岡篤史（２）虎アルバム」『photos.nikkansports.com』。2007年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月2日閲覧。

[10] 「片岡篤史（１）虎アルバム」『photos.nikkansports.com』。2008年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月2日閲覧。

[11] 「阪神片岡篤史打撃コーチの就任発表」『スポーツニッポン』2009年10月16日。2009年10月19日閲覧。

[12] 「平成24年第52回競技者表彰委員会野球殿堂入り候補者名簿」発表 - 日本野球機構オフィシャルサイト

[13] 「阪神有田ヘッドコーチ、片岡打撃コーチが退団を発表」『スポニチ Sponichi Annex』2012年10月10日。2023年5月2日閲覧。

[14] 片岡篤史氏（前阪神タイガース一軍打撃コーチ）の客員教授就任記者発表を参照。片岡と入れ替わる格好で阪神の二軍監督に復帰した平田勝男の後任扱い。

[15] 「阪神・片岡ヘッド辞任　金本監督退団で決断「一緒にユニホーム脱ぐ」」『スポーツニッポン』2018年10月15日。2023年11月23日閲覧。

[16] 「金本監督背番６、掛布２軍監督は31／阪神組閣一覧 - 野球」『日刊スポーツ』2015年10月27日。2023年5月2日閲覧。

[17] 阪神・片岡ヘッド　中谷を超指導　右方向へ打て「逆方向へしっかり」 Sponichi Annex 2017年10月25日 05:30 (2023年5月26日閲覧)

[18] 「金本監督×片岡ヘッド新春夢対談【後編】優勝に必要なのはピリッとした緊張感」『デイリースポーツ』2018年1月3日。2023年11月23日閲覧。

[19] 「阪神１、２軍とも指導法確認すべき／山田久志 - 評論家コラム - 野球コラム」『日刊スポーツ』2018年10月14日。2023年5月2日閲覧。

[20] 「片岡ヘッド兼打撃コーチの辞任について｜球団ニュース｜ニュース」『阪神タイガース公式サイト』2018年10月14日。2023年5月2日閲覧。

[npn20191101-21] 「元阪神・片岡氏が告白 “実家は檜風呂”応援歌の真実に反響続々きっかけとなった19年前の意外なエピソードとは？」『リアルライブ』2019年11月1日。2019年12月2日閲覧。

[22] 「清原氏YouTubeデビュー片岡氏と語り尽くす」『日刊スポーツ』2019年11月29日。2019年12月2日閲覧。

[23] 「WorldTryout2019の打撃コーチに片岡篤史氏、投手コーチに入来祐作氏の就任が決定！」『ワールドトライアウト公式サイト』2019年11月18日。2020年4月17日閲覧。

[24] 「阪神OBの片岡篤史さんが新型コロナウイルス感染を公表」『NHK NEWS WEB』2020年4月14日。2020年4月14日閲覧。

[25] 「鼻にチューブつけ…片岡氏うつろな目で自ら感染報告」『日刊スポーツ』2020年4月14日。2020年4月17日閲覧。

[26] 「元阪神・片岡篤史氏「アビガン効いた」朝、夜８錠…「死を感じた」闘病語る、８キロ減」『デイリースポーツ』2020年4月27日。2024年10月7日閲覧。

[27] 「片岡篤史氏は入院16日で退院報告　高木豊氏に感謝」『日刊スポーツ』2020年4月24日。2020年4月24日閲覧。

[28] 「新コーチ就任会見」『中日ドラゴンズオフィシャルウェブサイト』2021年11月2日。2022年1月20日閲覧。

[29] 「【中日】来季1軍ヘッド昇格の片岡2軍監督がフェニックスL出発「時間無駄にしない」と所信表明」『日刊スポーツ』2023年10月9日。2024年10月7日閲覧。

[30] 「中日、片岡ヘッドら5人の退団を発表 3年連続の最下位…和田＆落合コーチも」『Full-Count』2024年10月6日。2024年10月7日閲覧。

[weeklybaseball180807-31] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f 「片岡篤史とベロベロになるまで飲んだ話【大島康徳の負くっか魂!!第72回】 | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2018年8月7日。2021年8月1日閲覧。

[weeklybaseball200526-32] 「片岡篤史、松坂の夢を砕いた渾身のフルスイング／プロ野球20世紀・不屈の物語【1992～2000年】 | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2020年5月26日。2021年8月1日閲覧。

[33] 「「1969年」投打に重厚な布陣の“立浪世代”／世代別ベストナイン | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2018年5月8日。2021年8月1日閲覧。

[34] 「感染公表・阪神OB片岡氏が病床から戦友に送ったLINEの中身」『日刊ゲンダイ』2020年4月16日、2頁。2020年4月17日閲覧。

[36] 鵜飼克郎「金村義明氏が片岡篤史「檜風呂」応援誕生のきっかけを回顧」『週刊ポスト』2017年8月5日。2017年8月7日閲覧。

[37] 「片岡篤史のナイス!ホーロー!〜実家はホーロー風呂」『タカラスタンダード』。2022年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月28日閲覧。

[38] 【解説が上手いのは誰だ⁉】プロ野球ニュースの解説者や裏話などを語る！ - YouTube

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+[[久御山町立御牧小学校]]・[[久御山町立久御山中学校]]出身<ref>{{Cite web ja |url=https://dragons.jp/teamdata/coach/coach.php?num=88 |title=監督・コーチのプロフィール ヘッドコーチ 88 片岡 篤史 |date= |access-date=2024-08-27 |publisher=中日ドラゴンズ |year=2024 |website=中日ドラゴンズ オフィシャルウェブサイト |archive-url=https://web.archive.org/web/20240827234033/https://dragons.jp/teamdata/coach/coach.php?num=88 |archive-date=2024-08-27}}</ref>。中学校時代は[[リトルシニア|シニアリーグ]]のチームに所属しており、後に[[PL学園中学校・高等学校|PL学園高校]]で同学年のチームメイトとなる[[ボーイズリーグ]]出身の[[立浪和義]]とは試合をしたことはなかったが、強打者として有名で、「京都の怪物」の異名で呼ばれていた<ref name="負けん気">[[立浪和義]]『負けん気』（文芸社、2010年2月、ISBN 978-4286088532／増補版、文芸社文庫、2014年2月、ISBN 978-4286148939）96 - 98頁</ref>。しかしPL学園時代は大柄ながら要領が悪く、先輩たちの[[野球ユニフォー厶|ユニフォーム]]を洗濯する際の[[洗濯機]]争奪戦にいつも負けているなどしていたため、立浪は片岡がいずれ寮から逃げ出すのではないかと心配していたという{{R|負けん気}}。
-高校2年の秋の大会ではレギュラーのポジションを獲ったが、打撃には安定感がなく、左打者である片岡は、相手チームのエースが左投手だと[[スターティングメンバー]]から外されて悩んでいたという{{R|makenki}}。当時[[大阪桐蔭中学校・高等学校|大阪桐蔭高校]]の1年生には、後に立浪とともに[[中日ドラゴンズ]]でプレーする左のエース・[[今中慎二]]がいた為、彼が出てくると先発から外された{{R|makenki}}。また、ここという大一番で出番がないのが片岡の課題だった{{R|makenki}}。そんな片岡に何とかレギュラーに定着してほしいと、立浪は寮で同じ部屋になったという{{R|makenki}}。秋が深まり寒さが厳しくなった時期、「悩むくらいなら、毎朝一緒に落ち葉掃きをしないか！」と立浪から提案され、毎朝5時半に起きて約1時間、グラウンドの周りの落ち葉を掃除し続けた{{R|makenki}}。最初、片岡は立浪から起こされてもなかなか布団から出ようともしなかったが、日を重ねるにつれて片岡も自分から起き出すようになり、立浪曰く「晴れやかな気持ちで一日が始まる快感を知ると、最初の眠気にさえ勝てば、むしろ楽しみになる」ほどとなり、落ち葉がとうとう落ちなくなるほどまで続けられたという{{R|makenki}}。春になって片岡のバッティングは良くなり、片岡は不動のレギュラーとなった{{R|makenki}}。
+高校2年の秋の大会ではレギュラーのポジションを獲ったが、打撃には安定感がなく、左打者である片岡は、相手チームのエースが左投手だと[[スターティングメンバー]]から外されて悩んでいたという{{R|負けん気}}。当時[[大阪桐蔭中学校・高等学校|大阪桐蔭高校]]の1年生には、後に立浪とともに[[中日ドラゴンズ]]でプレーする左のエース・[[今中慎二]]がいた為、彼が出てくると先発から外された{{R|負けん気}}。また、ここという大一番で出番がないのが片岡の課題だった{{R|負けん気}}。そんな片岡に何とかレギュラーに定着してほしいと、立浪は寮で同じ部屋になったという{{R|負けん気}}。秋が深まり寒さが厳しくなった時期、「悩むくらいなら、毎朝一緒に落ち葉掃きをしないか！」と立浪から提案され、毎朝5時半に起きて約1時間、グラウンドの周りの落ち葉を掃除し続けた{{R|負けん気}}。最初、片岡は立浪から起こされてもなかなか布団から出ようともしなかったが、日を重ねるにつれて片岡も自分から起き出すようになり、立浪曰く「晴れやかな気持ちで一日が始まる快感を知ると、最初の眠気にさえ勝てば、むしろ楽しみになる」ほどとなり、落ち葉がとうとう落ちなくなるほどまで続けられたという{{R|負けん気}}。春になって片岡のバッティングは良くなり、片岡は不動のレギュラーとなった{{R|負けん気}}。
 [[PL学園中学校・高等学校|PL学園高校]]時代、4番打者として{{by|1987年}}春の[[第59回選抜高等学校野球大会|第59回選抜]]と同年夏の[[第69回全国高等学校野球選手権大会|第69回全国選手権]]で優勝を果たし、甲子園史上4校目となる春夏連覇を達成。同期に立浪・[[橋本清]]・[[野村弘樹|野村弘]]ら、1学年下には大学でも後輩となる[[宮本慎也]]、2学年上には[[清原和博]]・[[桑田真澄]]の[[KKコンビ]]がおり、片岡は清原の[[付き人]]であった。また、2学年下には清原和博の弟の[[清原幸治]]がおり、3年時の片岡の付き人であった。
-卒業後は[[同志社大学]]に進学。[[関西学生野球連盟|関西学生野球リーグ]]では{{by|1989年}}春季リーグで首位打者になる。エース[[杉浦正則]]を擁し{{by|1990年}}秋季リーグで7年ぶりの優勝を飾る。同年の[[明治神宮]]鎮座70年記念[[明治神宮野球大会]]でも決勝で[[立教大学硬式野球部|立大]]を延長12回の熱戦で降し優勝。リーグ戦通算91試合出場、311打数100安打、打率.322、10本塁打、48打点。ベストナイン4度受賞。
+卒業後は[[同志社大学]]に進学。[[関西学生野球連盟|関西学生野球リーグ]]では{{by|1989年}}春季リーグで首位打者になる。エース[[杉浦正則]]を擁し{{by|1990年}}秋季リーグで7年ぶりの優勝を飾る。同年の[[明治神宮]]鎮座70年記念[[明治神宮野球大会]]でも決勝で[[立教大学野球部|立大]]を延長12回の熱戦で降し優勝。リーグ戦通算91試合出場、311打数100安打、打率.322、10本塁打、48打点。ベストナイン4度受賞。
 [[1991年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|1991年度ドラフト会議]]にて[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハムファイターズ]]から2位指名を受けて入団。担当スカウトは大学の先輩である[[宮本好宣]]<ref>[https://www.sanspo.com/article/20171214-Q2KHGPSCEVJ43GA5IV46TNOYBE/3/ ロサリオは超マジメ！「韓国のお父さん」が阪神助っ人のマル秘話] - サンケイスポーツ</ref>。
 === 日本ハム時代 ===
-{{by|1992年}}4月4日の[[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]戦に「7番・三塁手」で先発しプロ初出場。この試合で[[工藤公康]]からプロ初ヒットを放った。4日後の[[大阪近鉄バファローズ|近鉄バファローズ]]戦では[[入来智]]からプロ初本塁打を放った。その後は本塁打が出ず、6月末まで打率.262、1本塁打と低調な成績ながらも[[土橋正幸]]監督に辛抱強く使い続けられると、7月に打棒が爆発し、.385、6本塁打、20打点で月間MVPを獲得する。西武がリーグ3連覇を決めた9月30日の試合では[[潮崎哲也]]から左飛に打ち取られ最後の打者になっている。1年目から三塁のレギュラーとして出場し、125試合で打率.290、10[[本塁打]]を記録し、[[規定打席]]にも到達するなど活躍した。[[最優秀新人 (日本プロ野球)|新人王]]争いは[[高村祐]]（[[大阪近鉄バファローズ|近鉄]]）に敗れたが、その活躍から特別表彰を受けている<ref>{{Cite news |title=名選手がズラリ！過去の「新人特別表彰」を振り返る |newspaper=BASEBALL KING |date=2017-11-21 |url=https://baseballking.jp/ns/138841 |accessdate=2020-05-11}}</ref>。また、入団の際に大学卒業に必要な単位が不足していたため、1年留年し、シーズンオフに残存単位を取得して卒業した。
+{{by|1992年}}4月4日の[[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]戦に「7番・三塁手」で先発しプロ初出場。この試合で[[工藤公康]]からプロ初ヒットを放った。4日後の[[大阪近鉄バファローズ|近鉄バファローズ]]戦では[[入来智]]からプロ初本塁打を放った。その後は本塁打が出ず、6月末まで打率.262、1本塁打と低調な成績ながらも[[土橋正幸]]監督に辛抱強く使い続けられると、7月に打棒が爆発し、.385、6本塁打、20打点で月間MVPを獲得する。西武がリーグ3連覇を決めた9月30日の試合では[[潮崎哲也]]から左飛に打ち取られ最後の打者になっている。1年目から三塁のレギュラーとして出場し、125試合で打率.290、10[[本塁打]]を記録し、[[規定打席]]にも到達するなど活躍した。[[最優秀新人 (日本プロ野球)|新人王]]争いは[[高村祐]]（[[大阪近鉄バファローズ|近鉄]]）に敗れたが、その活躍から特別表彰を受けている<ref>{{Cite web ja |url=https://baseballking.jp/ns/138841 |title=名選手がズラリ！過去の「新人特別表彰」を振り返る |website=BASEBALL KING |date=2017-11-21 |accessdate=2020-05-11}}</ref>。また、入団の際に大学卒業に必要な単位が不足していたため、1年留年し、シーズンオフに残存単位を取得して卒業した。
 {{by|1993年}}は[[1993年のオールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]に初めて選出された。同年は打点と本塁打が前年より減り、三振数は102を記録したが、打率.287を記録した。
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 {{by|1995年}}は肘の状態を考慮して一塁にコンバートし、2年ぶりに100試合出場を超えた。規定打席には到達したが、打撃不振は変わらず、2年続けて100[[安打]]に到達しなかった。
-{{by|1996年}}はこれまでの不振を一掃する活躍を見せ、自身初の3割となるリーグ2位の打率.315を記録（自己最高打率）し、15本塁打を記録した<ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/bis/yearly/pacificleague_1996.html |title=年度別成績 1996年 パシフィック・リーグ |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2018-07-31}}</ref>。
+{{by|1996年}}はこれまでの不振を一掃する活躍を見せ、自身初の3割となるリーグ2位の打率.315を記録（自己最高打率）し、15本塁打を記録した<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/yearly/pacificleague_1996.html |title=年度別成績 1996年 パシフィック・リーグ |website=日本野球機構 |date= |accessdate=2018-07-31}}</ref>。
 {{by|1997年}}、[[読売ジャイアンツ]]から自由契約になった[[落合博満]]が加入した関係で一塁から三塁へ再びコンバートした。打撃では3割は逃したが、17本塁打を放った。
-{{by|1998年}}は、前年同様17本塁打を記録した。また2年ぶりの打率3割と最多[[四球]]を記録し、[[最高出塁率 (日本プロ野球)|最高出塁率]]のタイトルを獲得した。113四球は当時のパ・リーグ記録{{Efn2|高校時代の先輩・[[清原和博]]を8年ぶりに抜き、[[アンドリュー・ジョーンズ]]に抜かされるまで16年間保持。パ・リーグで110四球達成者はこの2人のみ}}。オフに出演したプロ野球オールスタースポーツフェスティバルの相撲競技で右肩を[[脱臼]]した。（対戦相手は[[山崎武司]]）
+{{by|1998年}}は、前年同様17本塁打を記録した。また2年ぶりの打率3割と最多[[四球]]を記録し、[[最高出塁率 (日本プロ野球)|最高出塁率]]のタイトルを獲得した。113四球は当時のパ・リーグ記録{{Efn2|高校時代の先輩・[[清原和博]]を8年ぶりに抜き、[[アンドリュー・ジョーンズ]]に抜かされるまで16年間保持。パ・リーグで110四球達成者はこの2人のみ}}。オフに出演したプロ野球オールスタースポーツフェスティバルの相撲競技で右肩を[[脱臼]]した（対戦相手は[[山﨑武司|山崎武司]]）。
 {{by|1999年}}、開幕戦から4打数4安打の固め打ちするなど4試合で打率5割を記録した中、4月7日の西武戦で、プロ初先発の[[松坂大輔]]が投げた155km/hの[[速球]]に、片岡は豪快な空振りをした。その映像は松坂のデビュー戦のハイライトとしてよく使用されている。試合前には「データでは松坂は変化球投手だ」と分析しており、前日に食事をした[[金村義明]]にもそう語っていた<ref>[http://www.avanti-web.com/pastdata/20071103.html 2007年11月3日の放送 - Suntory Saturday Wating Bar "AVANTI"] - [[サントリー・サタデー・ウェイティング・バー]]オフィシャルサイト</ref>。後に片岡は「松坂は僕の空振りを見て自分のボールに自信がついたんだろう」と冗談交じりに語った。しかし、それ以後片岡は松坂を得意としている。同シーズンはこの松坂の初対戦時のフルスイングで脇腹とヒラメ筋を痛めてしまい故障を抱えたまま戦ったため、前年の成績を下回った。
-{{by|2000年}}4月2日の西武戦で[[土肥義弘]]からソロ本塁打を放ち、プロ通算100本塁打を達成した。5月31日の[[福岡ソフトバンクホークス|福岡ダイエーホークス]]戦で1000試合出場を達成した。6月13日の近鉄戦では1000本安打を達成した。6月30日の対西武戦で、9回裏に松坂の[[ノーヒットノーラン]]を阻止するヒットを打っている。打ったボールは前年空振りを喫した高めの直球だった。同年は節目だらけの年となり、打率.290で自己最多の21本塁打、97打点を記録した他、2年ぶりに最多四球を記録した。また、1997年から2000年まで4年連続でオールスターゲームに選出された。
+{{by|2000年}}4月2日の西武戦で[[土肥義弘]]からソロ本塁打を放ち、プロ通算100本塁打を達成した。5月31日の[[福岡ソフトバンクホークス|福岡ダイエーホークス]]戦で1000試合出場を達成した。6月13日の近鉄戦では1000安打を達成した。6月30日の対西武戦で、9回裏に松坂の[[ノーヒットノーラン]]を阻止するヒットを打っている。打ったボールは前年空振りを喫した高めの直球だった。同年は節目だらけの年となり、打率.290で自己最多の21本塁打、97打点を記録した他、2年ぶりに最多四球を記録した。また、1997年から2000年まで4年連続でオールスターゲームに選出された。
 {{by|2001年}}は打撃3部門全て前年を下回る成績で出場試合数も106試合と前年からやや減少し、打率も.254で終わるなど不本意な成績となった。チームも7年ぶりの最下位に終わった。
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 {{by|2003年}}は規定打席には到達しなかったが勝負強い打撃で復活し、110試合の出場で打率.296、12本塁打、55打点の成績を残した。阪神のリーグ優勝に貢献した。12本塁打は阪神移籍後最多だった。チームが優勝を決めた9月15日の[[広島東洋カープ]]戦では、8回裏に代打で登場して同点ソロ本塁打を放ち、9回裏にも一死一塁から右前へのヒットで一・三塁として[[赤星憲広]]のサヨナラ打を演出した。
-{{by|2004年}}は新監督に現役時代阪神のスターだった[[岡田彰布]]が監督に就任。新外国人の[[マイク・キンケード]]が加入し、三塁のレギュラーを争うことになった。開幕スタメンこそ逃したがキンケードの故障離脱でスタメン出場が増えた。しかし今度は片岡が不調に陥ってしまい、開幕から[[遊撃手]]で起用された新人の[[鳥谷敬]]が打撃不振のため数試合でその座を[[藤本敦士]]に譲り、その鳥谷が片岡の不調に伴って三塁手に配置転換されるとそのまま定着したため代打に回る機会が増えた。最終的に出場機会を確保できず46試合の出場にとどまり、打率も.205と不振で本塁打も9年ぶりの1桁（3本塁打）に終わった。
+{{by|2004年}}は新監督に現役時代阪神のスターだった[[岡田彰布]]が監督に就任。新外国人の[[マイク・キンケード]]が加入し、三塁のレギュラーを争うことになった。開幕スタメンこそ逃したがキンケードの故障離脱で先発出場が増えた。しかし今度は片岡が不調に陥ってしまい、開幕から[[遊撃手]]で起用された新人の[[鳥谷敬]]が打撃不振のため数試合でその座を[[藤本敦士]]に譲り、その鳥谷が片岡の不調に伴って三塁手に配置転換されるとそのまま定着したため代打に回る機会が増えた。最終的に出場機会を確保できず46試合の出場にとどまり、打率も.205と不振で本塁打も9年ぶりの1桁（3本塁打）に終わった。
 {{by|2005年}}は鳥谷が遊撃手に戻ったが、三塁手に[[今岡誠]]、一塁手には[[アンディ・シーツ]]が起用されたことでこの年もレギュラーで起用されなかった。代打で6打席連続ヒットを記録するなど、ここぞという時の切り札として活躍したが、全体では50試合の出場で前年同様低調な成績で終わった。また、本塁打数はプロ入り後ワーストの1本だった。この年チームは2年ぶりにリーグ優勝した。
-{{by|2006年}}は[[関本賢太郎|関本健太郎]]らにポジションを奪われ、更に相次ぐ故障から前年同様50試合の出場に留まった上、本塁打がわずか1本で打率も1割台と打撃不振に陥り、シーズン終盤に[[戦力外通告]]を受けた。これを受けて体力的な限界もあったことからこの年をもって現役を引退。阪神ではシーズン100安打を打てず、規定打席に到達したのは2002年の1回だけだった。[[引退試合]]となった10月12日の[[中日ドラゴンズ]]戦では「6番・三塁手」で[[スターティングメンバー|スタメン]]出場し、左翼を守っていた盟友である立浪の頭上を越える二塁打を放つなど2安打で有終の美を飾った。胴上げには阪神選手のほか、中日から立浪、[[谷繁元信]]、[[井上一樹]]、PL学園の後輩である[[福留孝介]]、日本ハム時代のチームメイトである[[奈良原浩]]、[[上田佳範]]も加わった<ref>{{Cite web|和書|title=片岡篤史（２） 虎アルバム |url=http://photos.nikkansports.com/baseball/professional/tigers/album/2007/01/post_230.html |website=photos.nikkansports.com |access-date=2023-05-02 |archive-url=https://web.archive.org/web/20070202090452/http://photos.nikkansports.com/baseball/professional/tigers/album/2007/01/post_230.html |archive-date=2007-02-02 |date=}}</ref>。引退セレモニーでは立浪が花束を贈呈し、片岡と熱く抱擁を交わした<ref>{{Cite web|和書|title=片岡篤史（１） 虎アルバム |url=http://photos.nikkansports.com/baseball/professional/tigers/album/2007/01/post_231.html |website=photos.nikkansports.com |access-date=2023-05-02 |date= |archive-url=https://web.archive.org/web/20080124161240/http://photos.nikkansports.com/baseball/professional/tigers/album/2007/01/post_231.html |archive-date=2008-01-24}}</ref>。
+{{by|2006年}}は[[関本賢太郎|関本健太郎]]らにポジションを奪われ、更に相次ぐ故障から前年同様50試合の出場に留まった上、本塁打がわずか1本で打率も1割台と打撃不振に陥り、シーズン終盤に[[戦力外通告]]を受けた。これを受けて体力的な限界もあったことからこの年をもって現役を引退。阪神ではシーズン100安打を打てず、規定打席に到達したのは2002年の1回だけだった。[[引退試合]]となった10月12日の[[中日ドラゴンズ]]戦では「6番・三塁手」で[[スターティングメンバー|スタメン]]出場し、左翼を守っていた盟友である立浪の頭上を越える二塁打を放つなど2安打で有終の美を飾った。胴上げには阪神選手のほか、中日から立浪、[[谷繁元信]]、[[井上一樹]]、PL学園の後輩である[[福留孝介]]、日本ハム時代のチームメイトである[[奈良原浩]]、[[上田佳範]]も加わった<ref>{{Cite web ja |url=http://photos.nikkansports.com/baseball/professional/tigers/album/2007/01/post_230.html |title=片岡篤史（２） 虎アルバム |website=photos.nikkansports.com |date= |access-date=2023-05-02 |archive-url=https://web.archive.org/web/20070202090452/http://photos.nikkansports.com/baseball/professional/tigers/album/2007/01/post_230.html |archive-date=2007-02-02}}</ref>。引退セレモニーでは立浪が花束を贈呈し、片岡と熱く抱擁を交わした<ref>{{Cite web ja |url=http://photos.nikkansports.com/baseball/professional/tigers/album/2007/01/post_231.html |title=片岡篤史（１） 虎アルバム |website=photos.nikkansports.com |date= |access-date=2023-05-02 |archive-url=https://web.archive.org/web/20080124161240/http://photos.nikkansports.com/baseball/professional/tigers/album/2007/01/post_231.html |archive-date=2008-01-24}}</ref>。
 === 引退後 ===
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 {{by|2008年}}2月4日より[[広瀬哲朗]]の後任として、『[[スポーツワイド Fの炎〜SPORT HOKKAIDO〜]]』（[[北海道文化放送]]）の野球解説者となる。これは片岡の北海道で初のレギュラー番組である。
-{{by|2010年}}シーズンからは阪神に一軍打撃コーチとして復帰<ref>http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20091016121.html</ref>。コーチ1年目はチーム打率.289の球団記録を残すなど、シーズンを通して打線が好調だった。
+{{by|2010年}}シーズンからは阪神に一軍打撃コーチとして復帰<ref>{{Cite web ja |url=https://web.archive.org/web/20091019005632/https://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20091016121.html |title=阪神 片岡篤史打撃コーチの就任発表 |website=スポーツニッポン |date=2009-10-16 |accessdate=2009-10-19}}</ref>。コーチ1年目はチーム打率.289の球団記録を残すなど、シーズンを通して打線が好調だった。
 {{by|2011年}}12月9日、[[野球殿堂 (日本)|野球殿堂]]入り候補者名簿・プレーヤー部門に掲載される<ref>[http://www.npb.or.jp/museum/news20111209.html 「平成24年 第52回競技者表彰委員会 野球殿堂入り候補者名簿」発表] - 日本野球機構オフィシャルサイト</ref>。
-{{by|2012年}}はチーム打率はリーグ4位、チーム本塁打はリーグ最下位と低迷し、責任を取って辞任<ref>{{Cite web|和書|title=阪神 有田ヘッドコーチ、片岡打撃コーチが退団を発表 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/10/10/kiji/K20121010004301550.html |website=スポニチ Sponichi Annex |access-date=2023-05-02 |language=ja |date=2012-10-10}}</ref>。
+{{by|2012年}}はチーム打率はリーグ4位、チーム本塁打はリーグ最下位と低迷し、責任を取って辞任<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/10/10/kiji/K20121010004301550.html |title=阪神 有田ヘッドコーチ、片岡打撃コーチが退団を発表 |website=スポニチ Sponichi Annex |date=2012-10-10 |access-date=2023-05-02}}</ref>。
 {{by|2013年}}から再び3年間、フジテレビ・関西テレビ・北海道文化放送の野球解説者、スポーツニッポンの野球評論家へ復帰。また、芦屋学園スポーツモダニズムプロジェクトの一環として、芦屋大学の客員教授を務めた<ref>[http://www.ashiya-u.ac.jp/news/post-273.html 片岡篤史氏（前阪神タイガース一軍打撃コーチ）の客員教授就任記者発表]を参照。片岡と入れ替わる格好で阪神の二軍監督に復帰した[[平田勝男]]の後任扱い。</ref>。
-{{by|2015年}}には上記の活動に加え、札幌テレビの北海道日本ハム戦中継で解説を担当。シーズン終了後の10月27日、新監督の[[金本知憲]]の強い要請で<ref>{{Cite web|和書|title=阪神・片岡ヘッド辞任　金本監督退団で決断「一緒にユニホーム脱ぐ」 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/10/15/kiji/20181015s00001173053000c.html |website=スポーツニッポン |access-date=2023-11-23 |language=ja |date=2018-10-15}}</ref>阪神の一軍打撃コーチへ再び就任することが発表された<ref>{{Cite web|和書|title=金本監督背番６、掛布２軍監督は31／阪神組閣一覧 - 野球 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1558321.html |website=日刊スポーツ |access-date=2023-05-02 |language=ja |date=2015-10-27}}</ref>。
+{{by|2015年}}には上記の活動に加え、札幌テレビの北海道日本ハム戦中継で解説を担当。シーズン終了後の10月27日、新監督の[[金本知憲]]の強い要請で<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/10/15/kiji/20181015s00001173053000c.html |title=阪神・片岡ヘッド辞任　金本監督退団で決断「一緒にユニホーム脱ぐ」 |website=スポーツニッポン |date=2018-10-15 |access-date=2023-11-23}}</ref>阪神の一軍打撃コーチへ再び就任することが発表された<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1558321.html |title=金本監督背番６、掛布２軍監督は31／阪神組閣一覧 - 野球 |website=日刊スポーツ |date=2015-10-27 |access-date=2023-05-02}}</ref>。
-阪神の打撃コーチとしては逆方向への打撃の指導を重視していた。それは2017年シーズンにチーム最多の20本塁打を放った[[中谷将大]]に対しても例外ではなかった<ref>[https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/10/25/kiji/20171025s00001173066000c.html 阪神・片岡ヘッド　中谷を超指導　右方向へ打て「逆方向へしっかり」] Sponichi Annex 2017年10月25日 05:30 (2023年5月26日閲覧)</ref>。[[大山悠輔]]を4番に抜擢したのは片岡の進言だった<ref>{{Cite web|和書|title=金本監督×片岡ヘッド新春夢対談【後編】優勝に必要なのはピリッとした緊張感 |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2018/01/03/0010865776.shtml |website=デイリースポーツ |access-date=2023-11-23 |language=ja |date=2018-01-03}}</ref>。
+阪神の打撃コーチとしては逆方向への打撃の指導を重視していた。それは2017年シーズンにチーム最多の20本塁打を放った[[中谷将大]]に対しても例外ではなかった<ref>[https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/10/25/kiji/20171025s00001173066000c.html 阪神・片岡ヘッド　中谷を超指導　右方向へ打て「逆方向へしっかり」] Sponichi Annex 2017年10月25日 05:30 (2023年5月26日閲覧)</ref>。[[大山悠輔]]を4番に抜擢したのは片岡の進言だった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2018/01/03/0010865776.shtml |title=金本監督×片岡ヘッド新春夢対談【後編】優勝に必要なのはピリッとした緊張感 |website=デイリースポーツ |date=2018-01-03 |access-date=2023-11-23}}</ref>。
-{{by|2018年}}は一軍ヘッド兼打撃コーチとなったが、チームの打率と得点がリーグ5位、本塁打数がリーグ最下位に低迷し<ref>{{Cite web|和書|title=阪神１、２軍とも指導法確認すべき／山田久志 - 評論家コラム - 野球コラム |url=https://www.nikkansports.com/baseball/column/analyst/news/201810140000299.html |website=日刊スポーツ |access-date=2023-05-02 |language=ja |date=2018-10-14}}</ref>、チームも17年ぶりの最下位に終わった。10月14日、球団へ辞任を申し入れ、受理された<ref>{{Cite web|和書|title=片岡ヘッド兼打撃コーチの辞任について｜球団ニュース｜ニュース |url=https://hanshintigers.jp/news/topics/info_5860.html |website=阪神タイガース公式サイト |access-date=2023-05-02 |date=2018-10-14}}</ref>。
+{{by|2018年}}は一軍ヘッド兼打撃コーチとなったが、チームの打率と得点がリーグ5位、本塁打数がリーグ最下位に低迷し<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/column/analyst/news/201810140000299.html |title=阪神１、２軍とも指導法確認すべき／山田久志 - 評論家コラム - 野球コラム |website=日刊スポーツ |date=2018-10-14 |access-date=2023-05-02}}</ref>、チームも17年ぶりの最下位に終わった。10月14日、球団へ辞任を申し入れ、受理された<ref>{{Cite web ja |url=https://hanshintigers.jp/news/topics/info_5860.html |title=片岡ヘッド兼打撃コーチの辞任について｜球団ニュース｜ニュース |website=阪神タイガース公式サイト |date=2018-10-14 |access-date=2023-05-02}}</ref>。
 {{by|2019年}}からは三たび3年間、フジテレビ・関西テレビ・北海道文化放送の野球解説者、スポーツニッポンの野球評論家に復帰する。
-[[YouTuber]]活動を行っている[[高木豊]]のチャンネル動画に幾度か出演していたが、同年10月12日より自身の[[YouTube]]チャンネルも開設し、YouTuber活動を本格化させる<ref name="npn191101">{{Cite news |title=元阪神・片岡氏が告白 “実家は檜風呂”応援歌の真実に反響続々 きっかけとなった19年前の意外なエピソードとは？ |newspaper=リアルライブ |date=2019-11-01 |url=https://npn.co.jp/article/detail/53401721/ |accessdate=2019-12-02}}</ref>。初回投稿動画には高木も出演した。11月29日にはPL学園の2年先輩である[[清原和博]]とのYouTube動画の撮影を行い、12月上旬から4本の動画を投稿。清原が[[覚醒剤取締法]]違反で有罪判決後、まだ執行猶予中の身分であることもあり、反響を呼んだ<ref>{{Cite news |title=清原氏YouTubeデビュー 片岡氏と語り尽くす |newspaper=日刊スポーツ |date=2019-11-29 |url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201911290000637.html |accessdate=2019-12-02}}</ref>。清原が監督を務めた同年の[[ワールドトライアウト]]では、片岡は打撃コーチを務めていた<ref>{{Cite web|和書|url=https://worldtryout.com/news/2019/11/42.html |title=WorldTryout2019の打撃コーチに片岡篤史氏、投手コーチに入来祐作氏の就任が決定！ |date=2019-11-18 |website=ワールドトライアウト公式サイト |accessdate=2020-04-17}}</ref>。
+[[YouTuber]]活動を行っている[[高木豊]]のチャンネル動画に幾度か出演していたが、同年10月12日より自身の[[YouTube]]チャンネルも開設し、YouTuber活動を本格化させる<ref name="npn20191101">{{Cite web ja |url=https://npn.co.jp/article/detail/53401721/ |title=元阪神・片岡氏が告白 “実家は檜風呂”応援歌の真実に反響続々 きっかけとなった19年前の意外なエピソードとは？ |website=リアルライブ |date=2019-11-01 |accessdate=2019-12-02}}</ref>。初回投稿動画には高木も出演した。11月29日にはPL学園の2年先輩である[[清原和博]]とのYouTube動画の撮影を行い、12月上旬から4本の動画を投稿。清原が[[覚醒剤取締法]]違反で有罪判決後、まだ執行猶予中の身分であることもあり、反響を呼んだ<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201911290000637.html |title=清原氏YouTubeデビュー 片岡氏と語り尽くす |website=日刊スポーツ |date=2019-11-29 |accessdate=2019-12-02}}</ref>。清原が監督を務めた同年の[[ワールドトライアウト]]では、片岡は打撃コーチを務めていた<ref>{{Cite web ja |url=https://worldtryout.com/news/2019/11/42.html |title=WorldTryout2019の打撃コーチに片岡篤史氏、投手コーチに入来祐作氏の就任が決定！ |date=2019-11-18 |website=ワールドトライアウト公式サイト |accessdate=2020-04-17}}</ref>。
-{{by|2020年}}4月14日、[[COVID-19|新型コロナウイルス]]に感染し、8日から入院中であると自身のYouTubeチャンネルへの動画投稿をもって公表した<ref>{{Cite web|和書|title=阪神OBの片岡篤史さんが新型コロナウイルス感染を公表 |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200414/k10012387361000.html |website=NHK NEWS WEB |accessdate=2020-04-14 |last=[[日本放送協会]] |publisher= |date=2020年4月14日}}</ref>。投稿された動画は片岡による病床での[[自分撮り|自撮り]]映像で現状を報告したもので、鼻に[[酸素吸入]]のチューブをつけ、呼吸をするのも苦しそうな途切れ途切れのかすれ声で、うつろな目をしながら話すという衝撃的なものだった<ref>{{Cite news |title=鼻にチューブつけ…片岡氏うつろな目で自ら感染報告 |newspaper=日刊スポーツ |date=2020-04-14 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202004140000738.html |accessdate=2020-04-17}}</ref>。[[ファビピラビル]]（アビガン）を服用し<ref>[https://www.msn.com/ja-jp/sports/npb/%E5%85%83%E9%98%AA%E7%A5%9E%E3%83%BB%E7%89%87%E5%B2%A1%E7%AF%A4%E5%8F%B2%E6%B0%8F%E3%80%8C%E3%82%A2%E3%83%93%E3%82%AC%E3%83%B3%E5%8A%B9%E3%81%84%E3%81%9F%E3%80%8D%E6%9C%9D%E3%80%81%E5%A4%9C%EF%BC%98%E9%8C%A0%E2%80%A6%E3%80%8C%E6%AD%BB%E3%82%92%E6%84%9F%E3%81%98%E3%81%9F%E3%80%8D%E9%97%98%E7%97%85%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%81%EF%BC%98%E3%82%AD%E3%83%AD%E6%B8%9B/ar-BB13fNR9 元阪神・片岡篤史氏「アビガン効いた」朝、夜８錠…「死を感じた」闘病語る、８キロ減｜デイリースポーツ]</ref>その後は回復し、4月24日に退院したことを報告する動画を投稿している<ref>{{Cite news |title=片岡篤史氏は入院16日で退院報告　高木豊氏に感謝 |newspaper=日刊スポーツ |date=2020-04-24 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202004240000751.html |accessdate=2020-04-24}}</ref>。
+{{by|2020年}}4月14日、[[COVID-19|新型コロナウイルス]]に感染し、8日から入院中であると自身のYouTubeチャンネルへの動画投稿をもって公表した<ref>{{Cite web ja |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200414/k10012387361000.html |title=阪神OBの片岡篤史さんが新型コロナウイルス感染を公表 |website=NHK NEWS WEB |date=2020-04-14 |accessdate=2020-04-14}}</ref>。投稿された動画は片岡による病床での[[自分撮り|自撮り]]映像で現状を報告したもので、鼻に[[酸素吸入]]のチューブをつけ、呼吸をするのも苦しそうな途切れ途切れのかすれ声で、うつろな目をしながら話すという衝撃的なものだった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202004140000738.html |title=鼻にチューブつけ…片岡氏うつろな目で自ら感染報告 |website=日刊スポーツ |date=2020-04-14 |accessdate=2020-04-17}}</ref>。[[ファビピラビル]]（アビガン）を服用し<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2020/04/27/0013301829.shtml |title=元阪神・片岡篤史氏「アビガン効いた」朝、夜８錠…「死を感じた」闘病語る、８キロ減 |website=デイリースポーツ |date=2020-04-27 |accessdate=2024-10-07}}</ref>、その後は回復し、4月24日に退院したことを報告する動画を投稿している<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202004240000751.html |title=片岡篤史氏は入院16日で退院報告　高木豊氏に感謝 |website=日刊スポーツ |date=2020-04-24 |accessdate=2020-04-24}}</ref>。
 {{by|2021年}}からは日本ハムOBとして[[GAORA]]の解説者としても活動。
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 ==== 中日ドラゴンズコーチ時代 ====
-上述のように現役引退後の活動は、在籍経験のある日本ハム・阪神両球団のOBとしてのものが主であり、この時点で[[中日ドラゴンズ]]とは無縁と思われていたが、2021年オフに[[PL学園]]時代のチームメートで同級生でもあった[[立浪和義]]が一軍監督に就任すると、直後の2021年11月2日に立浪に請われる形で[[中日ドラゴンズ (ファーム)|二軍]]監督に就任することが発表された<ref>{{Cite web|和書|url=https://dragons.jp/news/2021/21110201.html |title=新コーチ就任会見 |publisher=中日ドラゴンズ オフィシャルウェブサイト |date=2021-11-02 |accessdate=2022-01-20}}</ref>。
+上述のように現役引退後の活動は、在籍経験のある日本ハム・阪神両球団のOBとしてのものが主であったが、2021年オフに[[PL学園]]時代の同級生であった[[立浪和義]]が一軍監督に就任すると、直後の2021年11月2日に立浪に請われる形で[[中日ドラゴンズ (ファーム)|二軍]]監督に就任することが発表された<ref>{{Cite web ja |url=https://dragons.jp/news/2021/21110201.html |title=新コーチ就任会見 |website=中日ドラゴンズ オフィシャルウェブサイト |date=2021-11-02 |accessdate=2022-01-20}}</ref>。
+{{by|2024年}}から一軍ヘッドコーチへ昇格したが<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202310080001062.html |title=【中日】来季1軍ヘッド昇格の片岡2軍監督がフェニックスL出発「時間無駄にしない」と所信表明 |website=日刊スポーツ |date=2023-10-09 |accessdate=2024-10-07}}</ref>、10月6日に同年限りで中日を退団することが発表された<ref>{{Cite web ja |url=https://full-count.jp/2024/10/06/post1632236/ |title=中日、片岡ヘッドら5人の退団を発表 3年連続の最下位…和田＆落合コーチも |website=Full-Count |date=2024-10-06 |accessdate=2024-10-07}}</ref>。
-年10月4日、二軍監督から一軍ヘッドコーチへ昇格することが球団関係者への取材で分かった<ref>{{Cite web|和書|title=片岡2軍監督が来季ヘッドコーチ 中日、井上氏が2軍監督に|url=https://nordot.app/1082144339816252184 |website=共同通信|access-date=2023-11-06 |language=ja}}</ref>。
 == 選手としての特徴 ==
-がに股で構えて球を惹き付け<ref name="shuube180807">{{Cite web|和書|title=片岡篤史とベロベロになるまで飲んだ話【大島康徳の負くっか魂!!第72回】 {{!}} 野球コラム |url=https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=104-20180806-01 |website=週刊ベースボールONLINE |date=2018-08-07 |accessdate=2021-08-01 |language=ja}}</ref>、腰を沈めながら足を高く上げてフルスイングする独特な[[一本足打法]]が特徴の好打者{{R|shuube180807}}<ref name="shuube200526">{{Cite web|和書|title=片岡篤史、松坂の夢を砕いた渾身のフルスイング／プロ野球20世紀・不屈の物語【1992～2000年】 {{!}} 野球コラム |url=https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=097-20200526-10 |website=週刊ベースボールONLINE |date=2020-05-26 |accessdate=2021-08-01 |language=ja}}</ref>。日本ハム時代は“[[ビッグバン打線]]”の一角を担い、主に3番打者として活躍{{R|shuube200526}}。1998年はつなぎの打撃で打線の潤滑油となり、抜群の選球眼でリーグ最多の113四球を選ぶと、出塁率.435で最高出塁率のタイトルを獲得{{R|shuube200526}}。内野守備も巧みで三塁手で2度、一塁手で1度の[[ゴールデングラブ賞]]に輝いている<ref>{{Cite web|和書|title=「1969年」投打に重厚な布陣の“立浪世代”／世代別ベストナイン {{!}} 野球コラム |url=https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=097-20180508-10 |website=週刊ベースボールONLINE |date=2018-05-08 |accessdate=2021-08-01 |language=ja}}</ref>。
+がに股で構えて球を惹き付け<ref name="weeklybaseball180807">{{Cite web ja |title=片岡篤史とベロベロになるまで飲んだ話【大島康徳の負くっか魂!!第72回】 {{!}} 野球コラム |url=https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=104-20180806-01 |website=週刊ベースボールONLINE |date=2018-08-07 |accessdate=2021-08-01}}</ref>、腰を沈めながら足を高く上げてフルスイングする独特な[[一本足打法]]が特徴の好打者{{R|weeklybaseball180807}}<ref name="weeklybaseball200526">{{Cite web ja |title=片岡篤史、松坂の夢を砕いた渾身のフルスイング／プロ野球20世紀・不屈の物語【1992～2000年】 {{!}} 野球コラム |url=https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=097-20200526-10 |website=週刊ベースボールONLINE |date=2020-05-26 |accessdate=2021-08-01}}</ref>。日本ハム時代は“[[ビッグバン打線]]”の一角を担い、主に3番打者として活躍{{R|weeklybaseball200526}}。1998年はつなぎの打撃で打線の潤滑油となり、抜群の選球眼でリーグ最多の113四球を選ぶと、出塁率.435で最高出塁率のタイトルを獲得{{R|weeklybaseball200526}}。内野守備も巧みで三塁手で2度、一塁手で1度の[[ゴールデングラブ賞]]に輝いている<ref>{{Cite web ja |title=「1969年」投打に重厚な布陣の“立浪世代”／世代別ベストナイン {{!}} 野球コラム |url=https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=097-20180508-10 |website=週刊ベースボールONLINE |date=2018-05-08 |accessdate=2021-08-01}}</ref>。
 == 人物 ==
-現役時代から徹底した[[嫌煙|嫌煙家]]である<ref>{{Cite news |title=感染公表・阪神OB片岡氏が病床から戦友に送ったLINEの中身 |newspaper=日刊ゲンダイ |date=2020-04-16 |url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/271961/2 |page=2 |accessdate=2020-04-17}}</ref>。
+現役時代から徹底した[[嫌煙|嫌煙家]]である<ref>{{Cite web ja |title=感染公表・阪神OB片岡氏が病床から戦友に送ったLINEの中身 |website=日刊ゲンダイ |date=2020-04-16 |url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/271961/2 |page=2 |accessdate=2020-04-17}}</ref>。
 PL学園の同級生には[[鍋山隆弘]]もいる。
 === 阪神タイガースにFA移籍した経緯 ===
-日本ハム時代の2001年オフに片岡はFA権を行使すると、日に日に阪神に移籍したいという気持ちが芽生えていた{{R|shuube180807}}。しかし、当時監督の[[大島康徳]]やチームメイトを「裏切ってしまうことにならないか」という気持ちもあり、思い悩んだという{{R|shuube180807}}。片岡は父親から「大島さんに決めてもらえ」と言われ、大島の元を訪れて正直な思いを伝えた{{R|shuube180807}}。大島は片岡に対し、「寂しいけれど、他のチームから来て欲しいと言ってもらえる選手になれたんだから、素晴らしいことじゃないか。（阪神で）頑張ってこい」と伝え、片岡は移籍を決断したという{{R|shuube180807}}。
+日本ハム時代の2001年オフに片岡はFA権を行使すると、日に日に阪神に移籍したいという気持ちが芽生えていた{{R|weeklybaseball180807}}。しかし、当時監督の[[大島康徳]]やチームメイトを「裏切ってしまうことにならないか」という気持ちもあり、思い悩んだという{{R|weeklybaseball180807}}。片岡は父親から「大島さんに決めてもらえ」と言われ、大島の元を訪れて正直な思いを伝えた{{R|weeklybaseball180807}}。大島は片岡に対し、「寂しいけれど、他のチームから来て欲しいと言ってもらえる選手になれたんだから、素晴らしいことじゃないか。（阪神で）頑張ってこい」と伝え、片岡は移籍を決断したという{{R|weeklybaseball180807}}。
 === 応援歌 ===
-日本ハム時代の[[応援歌]]は、[[古屋英夫]]のテーマ曲を流用。[[ファンファーレ]]から始まる曲だった。阪神の応援団は片岡の応援歌を作る際に、このファンファーレを継承。さらに、「右投げ左打ち、実家は檜風呂 リフォーム リフォーム 片岡篤史」という歌詞を付け加えた<ref group="注">2003年3月発売の[[アルバム]]CD「阪神タイガース 選手別応援歌 2003」の歌詞カードにも掲載</ref>。元々は「小さい頃からの、夢を叶える為、やってきた～、やってきた～　我らが篤史」である。また、応援歌の本編はゲームの[[ファンタジーゾーン]]のBGMである。
+日本ハム時代の[[応援歌]]は、[[古屋英夫]]のテーマ曲を流用。[[ファンファーレ]]から始まる曲だった。阪神の応援団は片岡の応援歌を作る際に、このファンファーレを継承。さらに、「右投げ左打ち、実家は檜風呂 リフォーム リフォーム 片岡篤史」という歌詞を付け加えた{{Efn2|2003年3月発売の[[アルバム]]CD「阪神タイガース 選手別応援歌 2003」の歌詞カードにも掲載}}。元々は「小さい頃からの、夢を叶える為、やってきた～、やってきた～　我らが篤史」である。また、応援歌の本編はゲームの[[ファンタジーゾーン]]のBGMである。
-この歌詞の由来は、日本ハム時代に片岡が父親に贈った実家の風呂の一番風呂に[[金村義明]]が入るという[[プロ野球ニュース]]のオフ企画と推測されており、金村は後に「応援歌のネタにされてしまい、申し訳ないことをした」と振り返った<ref>{{Cite news |url=http://www.news-postseven.com/archives/20170805_600223.html |title=金村義明氏が片岡篤史「檜風呂」応援誕生のきっかけを回顧 |publisher=[[週刊ポスト]] |author=[[鵜飼克郎]] |date=2017-08-05 |accessdate=2017-08-07}}</ref>。
+この歌詞の由来は、日本ハム時代に片岡が父親に贈った実家の風呂の一番風呂に[[金村義明]]が入るという[[プロ野球ニュース]]のオフ企画と推測されており、金村は後に「応援歌のネタにされてしまい、申し訳ないことをした」と振り返った<ref>{{Cite web ja |url=https://www.news-postseven.com/archives/20170805_600223.html?DETAIL |title=金村義明氏が片岡篤史「檜風呂」応援誕生のきっかけを回顧 |website=[[週刊ポスト]] |author=[[鵜飼克郎]] |date=2017-08-05 |accessdate=2017-08-07}}</ref>。
-なお、片岡が「打席で応援歌が気になる」と契約更改で発言したため、応援団は2003年までで片岡のファンファーレの演奏を止め、この箇所を新たに作り直した。なお、引退後は阪神時代の応援歌について「今考えれば、それだけ応援歌が取り上げられることはなかなかない。いまだに皆さんに『応援歌は良かった』と言ってもらえるので」と語っている{{R|npn191101}}。
+なお、片岡が「打席で応援歌が気になる」と契約更改で発言したため、応援団は2003年までで片岡のファンファーレの演奏を止め、この箇所を新たに作り直した。なお、引退後は阪神時代の応援歌について「今考えれば、それだけ応援歌が取り上げられることはなかなかない。いまだに皆さんに『応援歌は良かった』と言ってもらえるので」と語っている{{R|npn20191101}}。
-[[ジャンクSPORTS]]出演時や、自身のYouTubeチャンネルで「檜風呂」ではなく「檜のサウナ」だったことを証言している{{R|npn191101}}。このエピソードを語った動画は投稿から1日で再生回数約3万7000回、高評価数1,190件を記録した{{R|npn191101}}。
+[[ジャンクSPORTS]]出演時や、自身のYouTubeチャンネルで「檜風呂」ではなく「檜のサウナ」だったことを証言している{{R|npn20191101}}。このエピソードを語った動画は投稿から1日で再生回数約3万7000回、高評価数1190件を記録した{{R|npn20191101}}。
-後に、実家の風呂はホーロー製であることを明かしており、この縁で[[タカラスタンダード]]のWebムービーに起用された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.takara-standard.co.jp/reform/system_bath/contents/nice.html |title=片岡篤史のナイス!ホーロー!〜実家はホーロー風呂 |access-date=2023-01-28 |publisher=タカラスタンダード |archive-url=https://web.archive.org/web/20220626231722/https://www.takara-standard.co.jp/reform/system_bath/contents/nice.html |archive-date=2022-06-26}}</ref>。
+後に、実家の風呂はホーロー製であることを明かしており、この縁で[[タカラスタンダード]]のWebムービーに起用された<ref>{{Cite web ja |url=https://www.takara-standard.co.jp/reform/system_bath/contents/nice.html |title=片岡篤史のナイス!ホーロー!〜実家はホーロー風呂 |website=タカラスタンダード |date= |access-date=2023-01-28 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220626231722/https://www.takara-standard.co.jp/reform/system_bath/contents/nice.html |archive-date=2022-06-26}}</ref>。
 === YouTuberとして ===
 チャンネル開設には先んじて[[YouTuber]]として活動していた先輩・[[高木豊]]の強い勧めがあった。高木は「テレビの解説はクソつまらないが普段は面白い」「普段からのあの調子が出せれば一大人気者になれる」と片岡のトークがカメラが回っておらず、リラックスしている所では非常に面白いことを評価しており、「（YouTuberに）向いてるからやれ」とアドバイスしたのがきっかけとなった<ref>{{YouTube|9aTnt4iY6yoU|【解説が上手いのは誰だ⁉】プロ野球ニュースの解説者や裏話などを語る！}}</ref>。
-年シーズンからは、中日ドラゴンズの2軍監督を勤めつつ、並行してYouTubeでの活動を続けている。
+年シーズンからは、中日ドラゴンズの二軍監督を勤めつつ、並行してYouTubeでの活動を続けている。
 == 詳細情報 ==
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 === 年度別守備成績 ===
-{| class="wikitable" style="text-align: right; font-size: small;"
+{| class="wikitable" style="text-align:right; font-size:small;"
 !rowspan="2"|年<br />度!!rowspan="2"|球<br />団!!colspan="6"|[[三塁手|三塁]]!!colspan="6"|[[一塁手|一塁]]!!colspan="6"|[[二塁手|二塁]]
 |-style="line-height:1.25em;"
@@ 232行目: / 232行目: @@
 |-
 |style="text-align:center;"|1992
-|rowspan="10" style="text-align:center; white-space: nowrap;"|日本ハム
+|rowspan="10" style="text-align:center; white-space:nowrap;"|日本ハム
 |125||100||257||14||17||.962||colspan="6" style="text-align:center;"|-||3||2||4||0||1||1.000
 |-
@@ 293行目: / 293行目: @@
 * [[東京ドーム#東京ドームMVP賞|東京ドームMVP]]：2回（1996年、1998年）
 * [[ゴールデンスピリット賞]]（2000年）
-* [[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]優秀選手賞：1回（2002年第1戦）
+* [[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]優秀選手賞：1回（{{NPBオールスター|2002年}}第1戦）
 === 記録 ===
@@ 305行目: / 305行目: @@
 * 100本塁打：2000年4月2日、対西武ライオンズ2回戦（西武ドーム）、7回表に[[土肥義弘]]から右越ソロ ※史上208人目
 * 1000試合出場：2000年5月31日、対[[福岡ソフトバンクホークス|福岡ダイエーホークス]]11回戦（東京ドーム）、3番・[[三塁手]]で先発出場 ※史上360人目
-* 1000本安打：2000年6月13日、対大阪近鉄バファローズ12回戦（[[大阪ドーム]]）、9回表に[[ユウキ (野球)|ユウキ]]から遊撃内野安打 ※史上201人目
+* 1000安打：2000年6月13日、対大阪近鉄バファローズ12回戦（[[大阪ドーム]]）、9回表に[[ユウキ (野球)|ユウキ]]から遊撃内野安打 ※史上201人目
 * 150本塁打：2003年4月29日、対[[読売ジャイアンツ]]4回戦（[[阪神甲子園球場]]）、2回裏に[[桑田真澄]]から右中間へソロ ※史上124人目
 * 1500試合出場：2005年8月13日、対読売ジャイアンツ14回戦（東京ドーム）、5回表に[[杉山直久]]の代打で出場 ※史上145人目
 ; その他の記録
 * [[四球|最多四球]]：2回（1998年、2000年）※1998年に記録した113四球は当時のパ・リーグ史上最高数
-* [[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]出場：6回（1993年、1997年 - 2000年、2002年）
+* [[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]出場：6回（{{NPBオールスター|1993年|1997年|1998年|1999年|2000年|2002年}}）
 === 背番号 ===
@@ 351行目: / 351行目: @@
 {{NPB|01303885}}
 {{BASEBALLstats|brjpn=kataok001ats|cube=Atsushi-Kataoka}}
+* [https://sp.baseball.findfriends.jp/player/19690028/ 選手情報] - 週刊ベースボールONLINE
 * {{YouTube|channel=UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA|片岡篤史チャンネル}}
 * {{Twitter|kataoka_1969}}（2014年3月6日 - 2015年12月31日）
@@ 373行目: / 374行目: @@
 [[Category:北海道日本ハムファイターズ及びその前身球団の選手]]
 [[Category:阪神タイガース及びその前身球団の選手]]
+[[Category:最高出塁率 (NPB)]]
 [[Category:ゴールデンスピリット賞受賞者]]
 [[Category:NPBオールスターゲーム選出選手]]
@@ 384行目: / 386行目: @@
 [[Category:日本の男性YouTuber]]
 [[Category:元NPB選手のYouTuber]]
-[[Category:京都府出身の人物]]
+[[Category:京都府出身のスポーツ選手]]
 [[Category:1969年生]]
 [[Category:存命人物]]

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