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C反応性蛋白

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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C反応性蛋白(-はんのうせいたんぱく、英:C-reactive protein)とは、体内で炎症反応や組織の破壊が起きているときに血中に現れるタンパク質肺炎球菌のC多糖体と結合するためこの名がある。CRPと略称される。

診断的意義

C反応性蛋白の産生量は炎症反応の強さに相関するため、血清中のC反応性蛋白を定量して炎症反応の指標とすることができる。すなわち炎症が強いほど血清CRP値は高くなる。

ただし、同様の疾患で同程度の重症度の場合でも、CRPの上昇の程度には大きな個人差がある。そのため、CRPを標準値や他の患者の値と比較することはあまり有意義ではなく、一人の患者の経過を観察するために有用な指標といえる。

基準値

施設により異なる(測定精度が異なるため)。

高値を示す疾患

炎症反応の指標としては、白血球数・赤血球沈降速度なども用いられる。

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