ショーモン城
表示
ショーモン城 | |
---|---|
ショーモン城 |
ショーモン城(Château de Chaumont)はフランスにある城。ロワール=エ=シェール県のショーモン=シュル=ロワールで最初の城である。11世紀に始まり、ブロワ伯爵のユーデス2世によって建てられた。
1560年、城はカトリーヌ・ド・メディシスの資産となり、彼女はここに多数の占星術者を滞在させた。なお、占星術師ノストラダムスがこの城でカトリーヌに未来の情景を映し出す鏡を見せて、ヴァロワ朝の終焉が近いことを知らせたというエピソードは有名であるが、ノストラダムスがショーモン城に滞在したことは確認されていない。
彼女の夫アンリ2世が死去すると、カトリーヌは権力を駆使して、アンリの愛妾ディアーヌ・ド・ポワチエからシュノンソー城を奪い返そうとする[1]。それに合法性を持たせるため、ディアーヌは最愛のシュノンソー城の代金としてショーモン城を無理やり売りつけられる。ディアーヌはこの取引の際、ごく短期間だけショーモンに滞在した。
世界遺産「シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」に含まれる。
注釈・出典
[編集]- ^ 『ヨーロッパの「古城・宮殿」がよくわかる本』 2010, p. 63.
参考文献
[編集]- 桐生操監修 著、レッカ社 編『ヨーロッパの「古城・宮殿」がよくわかる本』PHP研究所〈PHP文庫〉、2010年。ISBN 978-4-569-67468-1。
外部リンク
[編集]- ショーモン城オフィシャルサイト(日本語)