ジュラのワイン
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ジュラのワイン(仏: Vin de Jura)は、フランス東部の、スイスと国境を接するジュラ県で生産されるワインである。
ピノ・ノワールのほか、プールサールやトルーソーによる赤ワインも生産されているが、大半は白ワインで、サヴァニャン種から造られる白ワインが多い。
この地方で特に個性的なワインは、ヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)と呼ばれるもので、シェリーと似た作り方をする、かなり黄色みの強い辛口の白ワインで、ブドウの強い香りのほかに、紹興酒のような香りがつき、非常に深い味わいがある。
また、vin de paille(ヴァン・ド・パイユ、麦わらワインの意)は、遅摘みしたブドウを麦わらの上で乾燥させ(近年はカゴを用いることが多い)、ワインにするもので、やはり濃い黄色で極甘口である。
この地区のAOCは
- Côtes du Jura コート・デュ・ジュラ
- Arbois アルボワ、Arbois Pupillin アルボワ・ピュピヤン
- L'Etoile レトワール
- Château-Chalon シャトー・シャロン
- Crémant du Jura クレマン・ド・ジュラ
- Macvin du Jura マクヴァン・デュ・ジュラ
の6つで、1が地域全体のAOC、2-4までが地区名AOC(アルボワ・ピュピヤンについては特定地理名称付)、5はスパークリングワイン、6はヴァン・ド・リキュールである。シャトー・シャロンおよびヴァン・ジョーヌのワインボトルは、一般的な750mlではなく、クラヴランという寸胴型でずんぐりした620ccの黄緑色のものが使われている。