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ハブ径

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ハブ径(ハブけい)は車のホイールの中心にある穴の直径。センターボアとも呼ばれる。

概要

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ハブ径は、例えば車のホイールを交換するときなどに重要となり、交換するホイールのハブ径より車のハブ径が小さくないと装着できない。また、交換するホイールのハブ径と車のハブ径を合わせることにより高い精度で回転中心を出すことができる。特に2pcラグボルトを使用している輸入車ではハブ径を合わせないと高速走行時等にハンドルのブレや振動が発生する場合があるので注意が必要である。

メーカーによってハブ径は異なる。 代表的な例は、BMWミニの56mm、フォルクスワーゲン/アウディ/スマートの57mm、ルノーの60mm、メルセデスベンツの66.5mm、プジョー/シトロエン/ボルボなどの65mm、ポルシェの71.6mm、BMWの72.6mm等である。 また、同じ自動車メーカーでも車種によってハブ径が異なる場合がある。トヨタの54mm・60mm、日産の59mm・60mm・66mm、三菱の56mm・67mm等、マツダの54mm・67mm、ホンダの56mm・64mm、スバルの56mm、同軽自動車の59mm (自社生産車)である。

多くの社外品ホイールのハブ径は73mmから75mmという大きな値に設定されており、あらゆる車に装着出来るようになっている。またハブセントリックリング(略称ハブリング)と呼ばれるパーツを装着する事により、より高い精度で回転中心を出すことができる。

仕様別車種例(OEM車種を含む、それぞれの派生車種を含む)

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4穴

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  • 58.0mm
    • アルファロメオ
    • フィアット
  • 64.0mm
    • ホンダ: インテグラ(95年から98年1月までのタイプR)、プレリュード(BA8.9/BB1.4)、アコードワゴン(CF4/5/6/7)
  • 65.1mm
    • プジョー: 205、206、207、306、307
    • シトロエン: C2、C3、ZX
  • 66.0mm
    • 日産: サニー(B12~B14を除く)、パルサー(初代/2代目)、ブルーバード(初代を除く)、ブルーバードシルフィ(初代)、シルビア/180SX(S13型まで・S14型の一部)、スカイライン(R31型までとR32型とR33型の一部)、ローレル(C34型まで)、アベニール

5穴

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  • 57.0mm
    • フォルクスワーゲン
    • アウディ
    • ポルシェ:マカン
  • 66.5mm
    • メルセデス・ベンツ
    • ベントレー: コンチネンタルGT
    • アウディ: A4(B8/2008年~)/A5(2008年~)/A6(C7/2011年~)/A8(2010年~)/Q5(2009年~)
  • 73.0mm
    • 日産:旧日産車

6穴

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  • 164mm
    • 中型・大型トラック・バス: JIS方式17.5インチホイール、JIS方式19.5インチホイール

8穴

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  • 221.2mm
    • 中型・大型トラック・バス: 新ISO方式19.5インチホイール、JIS方式19.5インチホイール、JIS方式22.5インチホイール

10穴

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  • 176mm
    • トレーラー: 新ISO方式17.5インチホイール
  • 281.2mm
    • 中型・大型トラック・バス: 新ISO方式22.5インチホイール
    • トレーラー: 新ISO方式22.5インチホイール

脚注

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  1. ^ 一部を除く多くのFR車が該当するほか、FF車に於いてもこのサイズを採用する車種が増えてきている。

関連項目

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