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レアンドロ・ダミアン・ダ・シウバ・ドス・サントス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レアンドロ・ダミアン
名前
本名 レアンドロ・ダミアン・ダ・シウバ・ドス・サントス
Leandro Damião da Silva dos Santos
愛称 ダミアン
カタカナ レアンドロ ダミアン
ラテン文字 LEANDRO DAMIÃO
基本情報
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1989-07-22) 1989年7月22日(35歳)
出身地 パラナ州ジャルジン・アレグレポルトガル語版
身長 188cm
体重 90kg
選手情報
ポジション FW
利き足 右足
ユース
2007 ブラジルの旗 アトレチコ・イビラマ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2007-2009 ブラジルの旗 アトレチコ・イビラマ
2007 ブラジルの旗 XV de Outubro-SC (loan)
2008 ブラジルの旗 CNマルシリオ・ジアス (loan)
2008 ブラジルの旗 CAトゥバロン (loan)
2009-2013 ブラジルの旗 SCインテルナシオナル 124 (43)
2014-2018 ブラジルの旗 サントスFC 26 (6)
2015 ブラジルの旗 クルゼイロEC (loan) 23 (4)
2016 スペインの旗 レアル・ベティス (loan) 3 (0)
2016-2017 ブラジルの旗 CRフラメンゴ (loan) 22 (5)
2017-2018 ブラジルの旗 SCインテルナシオナル (loan) 43 (18)
2019-2024 日本の旗 川崎フロンターレ 127 (53)
2024 ブラジルの旗 コリチーバFC 10 (1)
通算 378 (130)
代表歴
2012  ブラジル U-23 6 (6)
2011-2013 ブラジルの旗 ブラジル 17 (3)
獲得メダル
男子 サッカー
オリンピック
2012 ロンドン サッカー
1. 国内リーグ戦に限る。2024年7月6日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

レアンドロ・ダミアン・ダ・シウバ・ドス・サントス(Leandro Damião da Silva dos Santos、1989年7月22日 - )は、ブラジルパラナ州ジャルジン・アレグレポルトガル語版出身のプロサッカー選手。ポジションはフォワード。元ブラジル代表

2021年のJ1リーグ最優秀選手賞(MVP)、及び得点王受賞者。

来歴

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アトレチコ・イビラマポルトガル語版の下部組織に所属する17歳までサンパウロの貧しい地区でプレーするアマチュア選手で、プロクラブの下部組織に所属した経験はない[1]。1500円程度のギャラで時折他チームの助っ人としてプレーすることもあった[2]

2009年にSCインテルナシオナルへ入団。2010年にはリーグ戦で7得点を記録し、2010年8月19日に行われたコパ・リベルタドーレス決勝のCDグアダラハラ戦2ndレグでは途中交代で出場すると勝ち越しゴールを挙げチームを優勝へ導いた[1]レコパ・スダメリカーナCAインデペンディエンテ戦では2試合にフル出場し1stレグで1得点、2ndレグで2得点を挙げた[3]。2013年には、ナポリが獲得に乗り出したが移籍は成立しなかった[4]サントスでプレーしていた2014年、ACミランからオファーを受けるも、サントスでのプレーを選んで残留した[4]

2016年2月4日、スペインラ・リーガレアル・ベティスへシーズン終了までのレンタル契約で加入した[4][5]。2月27日のラージョ・バジェカーノ戦でラリーガデビューを果たしたが、ベティスでは3試合に出場したのみに終わった[6]

2016年7月14日、フラメンゴに加入。同年はフラメンゴとサントスでプレイし、セリエAで15試合2得点を記録した。2017年は前半をフラメンゴで、後半を自身初のブラジレイロ・セリエB所属のインテルナシオナルでプレイし、リーグ戦24試合11ゴールを記録してインテルナシオナルのブラジレイロ・セリエA復帰に大きく貢献した。また公式戦35試合15ゴールを記録した。2018年もインテルナシオナルでプレイし、ブラジレイロ・セリエA26試合10ゴールを記録した。同シーズン限りで退団することを発表した[7]

2018年12月14日、J1リーグ川崎フロンターレへ完全移籍で加入することが発表された[8]。2月16日、Jリーグスーパーカップ浦和レッズ戦でJリーグデビュー、後半7分に移籍後初ゴールとなる決勝弾を決め、チームの勝利に貢献[9]。3月10日の横浜F・マリノス戦でJリーグ初ゴールを含む2ゴールを記録した[10][11]。7月19日、Jリーグワールドチャレンジチェルシー戦で交代出場から、後半42分に決勝点を決め勝利に貢献[12]。シーズンを通じて一定の成績は残したが、完全なレギュラー獲得とまではいかず、23試合9ゴールという成績でシーズンを終えた[10]。2019シーズンのシュート決定率で3割3分3厘は、リーグトップの成績であった[13]

2020年シーズン、7月7日に行われたFC東京との多摩川クラシコではシーズン初得点と3アシストで4-0での勝利に貢献した[14][15]。第29節のガンバ大阪戦では先制点を決め勝利、リーグ優勝を果たした[16]。シーズン中、小林悠とプレータイムを分け合う形も多かったが[17]、昨シーズンを上回る13ゴールを挙げた[18]。2021年元旦、天皇杯決勝のガンバ大阪戦では三笘薫の決勝点をアシストした[19]

2021年シーズンから副キャプテンに就任[20]。序盤から好調を維持し、4-3-3のセンターフォワードに定着。Jリーグ第11節[21]セレッソ大阪戦でシーズン初ゴールを含む2ゴールをあげると[22]、その後もハイペースで得点を重ね、第25節のサンフレッチェ広島戦で来日以降のキャリアハイとなる14ゴール目を記録する[23]。最終成績は23得点となり、得点王のタイトルを前田と分け合った[24]。上記に加え、J1の月間表彰も併せて4度受賞するなどの活躍を見せ川崎のリーグ2連覇に貢献、同年の最優秀選手賞(MVP)を受賞した[25]。ACLではグループステージ第5節、大邱FCとの対戦で移籍後初のハットトリックを決めている。

2022年、開幕戦のFC東京戦でゴールを挙げるスタートを切ったが[26]、8月20日のアビスパ福岡戦での負傷により[27] 以降の試合に出場することなくシーズンを終えた。

2023年も負傷離脱で出場は少なかったが、シーズン後半には先発出場に返り咲き天皇杯決勝でも先発出場した。12月10日契約満了が発表された[28]

代表歴

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ブラジル代表として、2011年3月27日、親善試合のスコットランド戦でA代表デビューを果たした[29]。同年9月6日のガーナとの親善試合で代表初得点となる決勝点を挙げた[29]

ロンドンオリンピックにも出場し、6得点を挙げ得点王となった[30]。2013年、コンフェデレーションズカップに臨むメンバーに選出されていたが、怪我で大会への参加を辞退した[31]

個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
ブラジル リーグ戦 ブラジル杯オープン杯 期間通算
2010 インテルナシオナル 19 セリエA 25 7 0 0 - 25 7
2011 9 28 14 0 0 - 28 14
2012 19 7 0 0 - 19 7
2013 26 5 5 0 - 31 5
2014 サントス 26 6 5 0 - 31 6
2015 クルゼイロ 23 4 2 1 - 25 5
スペイン リーグ戦 国王杯オープン杯 期間通算
2015-16 レアル・ベティス 12 ラ・リーガ 3 0 0 0 - 3 0
ブラジル リーグ戦 ブラジル杯オープン杯 期間通算
2016 フラメンゴ 18 セリエA 15 2 0 0 - 15 2
2017 7 3 2 0 - 9 3
2017 インテルナシオナル 22 セリエB 17 8 0 0 - 17 8
2018 9 セリエA 26 10 2 1 - 28 11
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2019 川崎 9 J1 23 9 5 1 3 1 31 11
2020 34 13 4 1 2 0 40 15
2021 35 23 2 1 5 1 42 25
2022 23 5 2 0 1 0 26 5
2023 12 3 2 0 3 1 17 4
ブラジル リーグ戦 ブラジル杯オープン杯 期間通算
2024 コリチーバ 9 セリエB
通算 ブラジル セリエA 195 58 16 2 - 211 60
ブラジル セリエB 17 8 0 0 - 17 8
スペイン ラ・リーガ 3 0 0 0 - 3 0
日本 J1 127 53 15 3 14 3 156 60
総通算 342 119 20 4 14 3 386 126
年度 クラブ 州リーグ 出場 得点
2010 インテルナシオナル RS州1部 8 4
2011 13 17
2012 14 11
2013 17 8
2014 サントス SP州1部 13 5
2015 クルゼイロ MG州1部 12 9
2017 フラメンゴ RJ州1部 10 4
2018 インテルナシオナル RS州1部 4 0
通算 91 58

その他公式戦

国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点 出場 得点 出場 得点
CONMEBOLスダメリカーナ杯リベルタドーレス杯クラブW杯
2010 インテルナシオナル 19 - 1 1 1 0
2011 9 - 8 4 -
2012 - 10 6 -
2015 クルゼイロ - 9 4 -
2016 フラメンゴ 18 1 0 - -
2017 1 1 2 0 -
AFCACL-クラブW杯
2019 川崎 9 6 2 - -
2021 5 6 - -
2022 3 2 - -
2023-24 5 1 - -
通算 CONMEBOL 2 1 30 15 1 0
通算 AFC 29 11 - -

その他国際公式戦

タイトル

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クラブ

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SCインテルナシオナル
CRフラメンゴ
川崎フロンターレ

個人

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  • ロンドンオリンピック 得点王(2012)
  • J1リーグ・最優秀選手賞(2021)
  • J1リーグ・ベストイレブン(2021)
  • J1リーグ・得点王(2021)
  • J1リーグ・月間MVP:2回(2021.4、2021.11.12)
  • J1リーグ・月間ベストゴール:2回(2021.2.3、2021.5)
  • AFCチャンピオンズリーグ・ベストイレブン(2021)

脚注

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  1. ^ a b 2014年W杯ブラジル代表の新エース候補、レアンドロ・ダミアンの素顔に迫る - サッカーキング 2012年3月18日
  2. ^ 草サッカーからブラジル代表へ上り詰めたレアンドロ・ダミアン
  3. ^ Leandro Damião Detailed all goals”. www.transfermarkt.com. 2020年7月9日閲覧。
  4. ^ a b c Leandro Damião, il re della lambreta: dalla corte di Napoli e Milan all'anonimato”. GOAL. 2023年9月2日閲覧。
  5. ^ ベティスがロンドン五輪得点王のFWレアンドロ・ダミアンの加入を発表! - 超ワールドサッカー 2016年2月5日
  6. ^ Leandro Damião Detailed stats 2016”. www.transfermarkt.com. 2020年7月9日閲覧。
  7. ^ Comunicado sobre o atleta Leandro Damião”. SC International. 2018年12月12日閲覧。
  8. ^ レアンドロ ダミアン選手加入のお知らせ”. 川崎フロンターレ. 2018年12月13日閲覧。
  9. ^ XEROX SUPER CUP 2019 OFFICIAL MATCH RECORD”. www.frontale.co.jp. 2020年7月9日閲覧。
  10. ^ a b レアンドロダミアン”. data.j-league. 2020年7月9日閲覧。
  11. ^ 2019明治安田生命J1リーグ 第3節”. data.j-league. 2020年7月9日閲覧。
  12. ^ J王者・川崎Fがチェルシーに勝利!レアンドロ・ダミアンが決勝ヘッド”. www.sponichi.co.jp. 2020年7月9日閲覧。
  13. ^ 興梠&レアンドロ・ダミアンがシュート決定率1位 日刊スポーツ 2019年12月18日
  14. ^ 再び日本サッカー界で脚光を浴びた」 川崎の大物ストライカー、殊勲の活躍に母国注目”. soccermagazine.jp. 2020年7月10日閲覧。
  15. ^ 【川崎F】圧巻! 1G3Aのレアンドロ・ダミアンが手にした何よりも大切な「信頼」”. www.football-zone.net. 2020年7月10日閲覧。
  16. ^ 史上最速で2年ぶり3度目V/川崎F優勝への軌跡”. NIKKANSPORTS. 2020年11月25日閲覧。
  17. ^ 川崎 ふたりのストライカーの併用。レアンドロ・ダミアン、小林悠の同時出場で掴んだ”. soccerdigest.web. 2020年12月19日閲覧。
  18. ^ 「自分の特徴を理解してくれた」川崎Fのレアンドロ・ダミアンが今季13ゴール目”. web.gekisaka. 2020年12月19日閲覧。
  19. ^ 川崎、天皇杯初優勝で今季二冠を達成! 引退・中村憲剛は出番なしも、タイトル獲得で有終の美を飾る”. サッカーダイジェストweb. 2021年3月11日閲覧。
  20. ^ 献身プレス結実、川崎Fレアンドロ・ダミアンがまた2発! 副キャプテン就任「より責任感」”. web.gekisaka. 2021年3月11日閲覧。
  21. ^ AFCチャンピオンズリーグ2021との日程の調整の関係で、第11節のセレッソ大阪戦は第1節の横浜F・マリノス戦の翌週に前倒しされた
  22. ^ 【公式】川崎FvsC大阪の試合結果・データ”. Jリーグ (2021年12月5日). 2021年12月5日閲覧。
  23. ^ 【公式】広島vs川崎Fの試合結果・データ”. Jリーグ (2021年12月5日). 2021年12月5日閲覧。
  24. ^ レアンドロ ダミアン選手(川崎フロンターレ)と前田 大然選手(横浜F・マリノス)が得点王 ~得点王のW受賞は2年ぶり~ 【明治安田J1】”. Jリーグ (2021年12月5日). 2021年12月5日閲覧。
  25. ^ 最優秀選手賞(MVP)はレアンドロ ダミアン選手が受賞 史上9人目の得点王とのW受賞に!!〜川崎フロンターレからは7名がベストイレブンに選出〜【Jリーグアウォーズ】”. Jリーグ (2021年12月6日). 2021年12月7日閲覧。
  26. ^ Lダミアンが開幕1号決勝弾!川崎F FC東京を1―0完封 3連覇へ向け白星発進”. スポニチ. 2022年11月14日閲覧。
  27. ^ 川崎F・負傷のレアンドロ・ダミアンは全治10週間と発表 悲願の3連覇へ試練”. スポニチ. 2022年11月14日閲覧。
  28. ^ 川崎FWレアンドロダミアンが退団へ「フロンターレには感謝の気持ちしかない」5つのタイトル獲得貢献”. 2023年12月10日閲覧。
  29. ^ a b Leandro Damião”. www.transfermarkt.com. 2020年7月9日閲覧。
  30. ^ Leandro Damião”. www.pe.superesportes.com. 2018年12月12日閲覧。
  31. ^ Médico da Seleção Brasileira confirma corte de Leandro Damião”. esportes.terr.com. 2021年3月11日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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