ヴァフスルーズニル
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ヴァフスルーズニル[1](ヴァフズルーズニル[2]、ヴァフスルードニル[3]とも。古ノルド語: Vafþrúðnir)は、北欧神話の原典の一つ、『古エッダ』の『ヴァフスルーズニルの言葉』に登場した巨人。知識豊富であり、命を賭けてオージンと知恵比べをした[2]。
オージンが「最初に生まれた巨人族は一体誰なのか」と質問した時、ヴァフスルーズニルは「はるか昔に、巨人ベルゲルミルが生まれ、その力ある巨人はスルードゲルミルの息子で、アウルゲルミルの孫なのである」と答えた。しかし最終的にその知恵比べは、「バルドルが死んだときに、私は何と息子の亡骸に声をかけるか」と質問したオージンの勝利で終わり、ヴァフスルーズニルは命を落とす事になった。
彼は歌の中で「イームの父」と呼ばれている。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。