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九品仏駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
九品仏駅
駅舎(2021年8月)
くほんぶつ
Kuhombutsu
OM10 自由が丘 (0.8 km)
(0.7 km) 尾山台 OM12
地図
所在地 東京都世田谷区奥沢七丁目20-1
北緯35度36分19.5秒 東経139度39分39.6秒 / 北緯35.605417度 東経139.661000度 / 35.605417; 139.661000座標: 北緯35度36分19.5秒 東経139度39分39.6秒 / 北緯35.605417度 東経139.661000度 / 35.605417; 139.661000
駅番号 OM11
所属事業者 東急電鉄
所属路線 大井町線
キロ程 7.1 km(大井町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
[東急 1]12,440人/日
-2023年-
開業年月日 1929年昭和4年)11月1日[1]
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九品仏駅
配線図

自由が丘駅

2 1


STRg STRf
BUE BUE
STR
PSTR(L) PSTR(R)
PSTR(L) PSTR(R)
BUE BUE
ePSTR(L) STR
STRg STRf

尾山台駅
ドアカットのため乗車不可

ドアカットの様子(2021年8月)
大井町行電車内から見たホーム(2016年8月)
ホームドア設置後のホーム(2019年8月)

九品仏駅(くほんぶつえき)は、東京都世田谷区奥沢七丁目にある、東急電鉄大井町線である。駅番号OM11

歴史

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駅構造

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島式ホーム1面2線を有する地上駅

駅舎・改札は1か所のみで、プラットホームの自由が丘側に連続し、上下線に挟まれた場所にある。駅両端に踏切があり、ホーム有効長は4両編成分しか確保されていない[4]。そのため、二子玉川寄り1両のドアを開けることが出来ず、ドアカットが行われる[4]。なお、当駅でドアが開かない大井町線各停用編成5号車にはステッカー等で案内されている他、当駅到着前にアナウンスが行われている。2013年2月24日には戸越公園駅のドアカット解消に伴い、当駅は東急で唯一のドアカット実施駅となった。2018年(平成30年)に新設されたホームドアも4両分のみとなっている。

2009年(平成21年)頃にはホーム上に尾山台駅同様の「スレッドライン」(電車接近等を光で知らせる埋込型表示器)が設置され、急行通過時のみ点滅する仕様となっていたが、ホームドア新設に伴い運用を終了した。

ドアカットの歴史

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1976年(昭和51年)4月より田園都市線(当時)[注釈 1]で5両編成運行が開始されたが、踏切に挟まれた当駅はホーム有効長が確保出来ないため、長津田寄り1両をドアカットするようになった[3]

また、1981年(昭和56年)4月1日からは初代6000系7200系(翌1982年(昭和57年)からは初代7000系も加わる他[5]、後に7600系7700系も加わる)による18m車6両編成運行が開始され、これらの車両では二子玉川園駅(現・二子玉川駅)寄り2両でドアカットを行っていた[6]。なお、18m車6両編成は1989年(平成元年)1月26日ダイヤ改正で運行終了している。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 OM 大井町線 下り 二子玉川溝の口方面[7]
2 上り 自由が丘大岡山大井町方面[8]

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員12,440人である[東急 1]

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[9]
年度 1日平均
乗降人員[10]
1日平均
乗車人員[11]
出典
1956年(昭和31年) 5,192 [* 1]
1957年(昭和32年) 5,589 [* 2]
1958年(昭和33年) 5,675 [* 3]
1959年(昭和34年) 5,862 [* 4]
1960年(昭和35年) 12,331 6,236 [* 5]
1961年(昭和36年) 12,955 6,489 [* 6]
1962年(昭和37年) 13,419 6,723 [* 7]
1963年(昭和38年) 13,274 6,656 [* 8]
1964年(昭和39年) 13,250 6,631 [* 9]
1965年(昭和40年) 13,322 6,580 [* 10]
1966年(昭和41年) 13,060 6,408 [* 11]
1967年(昭和42年) 12,547 6,349 [* 12]
1968年(昭和43年) 12,802 6,438 [* 13]
1969年(昭和44年) 12,973 6,392 [* 14]
1970年(昭和45年) 13,063 6,515 [* 15]
1971年(昭和46年) 12,340 6,252 [* 16]
1972年(昭和47年) 12,498 6,344 [* 17]
1973年(昭和48年) 12,749 6,457 [* 18]
1974年(昭和49年) 12,823 6,476 [* 19]
1975年(昭和50年) 12,514 6,365 [* 20]
1976年(昭和51年) 12,219 6,201 [* 21]
1977年(昭和52年) 12,287 6,191 [* 22]
1978年(昭和53年) 11,821 6,062 [* 23]
1979年(昭和54年) 11,868 6,078 [* 24]
1980年(昭和55年) 12,012 6,076 [* 25]
1981年(昭和56年) 12,344 6,227 [* 26]
1982年(昭和57年) 12,415 6,223 [* 27]
1983年(昭和58年) 12,487 6,322 [* 28]
1984年(昭和59年) 12,721 6,372 [* 29]
1985年(昭和60年) 12,997 6,393 [* 30]
1986年(昭和61年) 12,907 6,556 [* 31]
1987年(昭和62年) 13,153 6,582 [* 32]
1988年(昭和63年) 13,176 6,535 [* 33]
1989年(平成元年) 12,897 6,559 [* 34]
1990年(平成02年) 13,068 6,690 [* 35]
1991年(平成03年) 13,514 6,781 [* 36]
1992年(平成04年) 13,330 6,734 [* 37]
1993年(平成05年) 13,258 6,755 [* 38]
1994年(平成06年) 13,559 6,856 [* 39]
1995年(平成07年) 13,585 6,965 [* 40]
1996年(平成08年) 13,223 6,784 [* 41]
1997年(平成09年) 13,112 6,716 [* 42]
1998年(平成10年) 12,762 6,510 [* 43]
1999年(平成11年) 12,521 6,423 [* 44]
2000年(平成12年) 12,444 6,349 [* 45]
2001年(平成13年) 12,744 6,433 [* 46]
2002年(平成14年) 12,845 6,451 [* 47]
2003年(平成15年) 13,000 6,513 [* 48]
2004年(平成16年) 12,671 6,421 [* 49]
2005年(平成17年) 13,047 6,600 [* 50]
2006年(平成18年) 13,499 6,824 [* 51]
2007年(平成19年) 13,647 6,947 [* 52]
2008年(平成20年) 13,576 6,895 [* 53]
2009年(平成21年) 13,354 6,753 [* 54]
2010年(平成22年) 13,179 6,669 [* 55]
2011年(平成23年) 12,688 6,417 [* 56]
2012年(平成24年) 12,747 6,441 [* 57]
2013年(平成25年) 12,951 6,524 [* 58]
2014年(平成26年) 12,877 6,477 [* 59]
2015年(平成27年) 13,123 6,616 [* 60]
2016年(平成28年) 13,184 6,625 [* 61]
2017年(平成29年) 13,281 6,663 [* 62]
2018年(平成30年) 13,404 6,737 [* 63]
2019年(令和元年) 13,337 6,705 [* 64]
2020年(令和02年) [東急 2]9,715
2021年(令和03年) [東急 3]11,139
2022年(令和04年) [東急 4]12,019
2023年(令和05年) [東急 1]12,440

駅周辺

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官公庁・公共施設

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教育機関

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郵便局・金融機関

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店舗

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  • 成城石井 九品仏店
  • プチマルシェフジ九品仏駅前店

史跡・自然

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交通

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路線バス

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東急バスが「九品仏駅前バス停を駅北側に設置しているが、土曜夕方に以下の路線バスが1往復発着するのみである。2018年3月末までは田園調布駅 - 世田谷区民会館間を結ぶ路線が1時間に1 - 2回程度運行していたが、廃止となった[13]

隣の駅

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東急電鉄
OM 大井町線
急行
通過
各駅停車(二子新地・高津は通過)・各駅停車(二子新地・高津に停車
自由が丘駅 (OM10) - 九品仏駅 (OM11) - 尾山台駅 (OM12)

脚注

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注釈

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  1. ^ 当時の田園都市線は、大井町駅 - 自由が丘駅 - 二子玉川園駅(現・二子玉川駅) - 長津田駅 - すずかけ台駅間である。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d 東急の駅、p.144。
  2. ^ 東急の駅、pp.48-49。
  3. ^ a b 萩原二郎・萩原俊夫(東京急行電鉄交通事業本部車両部車両課)「私鉄車両めぐり〔111〕東京急行電鉄」『鉄道ピクトリアルアーカイブセレクション40 東京急行電鉄1970』、電気車研究会、2018年10月10日、122頁、ISSN 0040-4047 
  4. ^ a b “(各駅停話)九品仏駅 ホーム85メートル、はみ出る1両”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2017年11月6日). オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200517171152/https://www.asahi.com/articles/ASKC1452JKC1ULZU00B.html 2020年5月17日閲覧。 
  5. ^ 萩原俊夫(東京急行電鉄交通事業本部車両部車両課)「東急ニュース ’82-4」『鉄道ファン』第22巻第7号(通巻第255号)、交友社、1982年7月1日、108 - 116頁。 
  6. ^ 萩原俊夫(東京急行電鉄交通事業本部車両部車両課)「東急ニュース ’81-4」『鉄道ファン』第21巻第7号(通巻第243号)、交友社、1981年7月1日、121 - 124頁。 
  7. ^ 大井町線標準時刻表 九品仏駅 溝の口方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  8. ^ 大井町線標準時刻表 九品仏駅 大井町方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  9. ^ 世田谷区統計書 - 世田谷区
  10. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  11. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  12. ^ ゴールドポストプロジェクト 第72号 青木雄介”. 首相官邸 オリンピック・パラリンピックレガシー推進室. 2022年6月9日閲覧。
  13. ^ 世田谷区内におけるバス路線再編成の実施について 2018年4月1日(日)実施 - 東急バス2017年11月22日、同5月20日閲覧
東京都統計年鑑
東急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2023年度乗降人員 |東急電鉄”. 2024年6月8日閲覧。
  2. ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月13日閲覧。
  3. ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月13日閲覧。
  4. ^ 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月13日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669 

関連項目

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外部リンク

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