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住吉駅 (東京都)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
住吉駅
A2番出入口(2019年8月)
すみよし
Sumiyoshi
地図
東京都江東区住吉二丁目23-12(東京都交通局)
北緯35度41分21.5秒 東経139度48分57.8秒 / 北緯35.689306度 東経139.816056度 / 35.689306; 139.816056 (東京都交通局 住吉駅)座標: 北緯35度41分21.5秒 東経139度48分57.8秒 / 北緯35.689306度 東経139.816056度 / 35.689306; 139.816056 (東京都交通局 住吉駅)
東京都江東区猿江二丁目9-10(東京メトロ)
北緯35度41分14.4秒 東経139度48分56.4秒 / 北緯35.687333度 東経139.815667度 / 35.687333; 139.815667 (東京メトロ 住吉駅)
所属事業者 東京都交通局都営地下鉄
東京地下鉄(東京メトロ)
電報略号 住(東京都交通局、駅名略称)
スミ(東京メトロ)
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線(新宿線)
計2面4線(2層式、半蔵門線)
乗降人員
-統計年度-
(東京都交通局)-2022年-
[都交 1]37,040人/日
(東京メトロ)-2023年-
[メトロ 1]52,392人/日
開業年月日 1978年昭和53年)12月21日
乗入路線 2 路線
所属路線 都営地下鉄新宿線
駅番号 S13
キロ程 11.2 km(新宿起点)
S 12 菊川 (0.9 km)
(1.0 km) 西大島 S 14
所属路線 東京メトロ半蔵門線
駅番号 Z12
キロ程 14.4 km(渋谷起点)
Z 11 清澄白河 (1.9 km)
(1.0 km) 錦糸町 Z 13
備考 直営駅
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住吉駅(すみよしえき)は、東京都江東区にある、東京都交通局都営地下鉄)・東京地下鉄(東京メトロ)のである。

都営地下鉄の新宿線と、東京メトロの半蔵門線が乗り入れ、接続駅となっている。それぞれに駅番号が割り当てられており、新宿線がS 13、半蔵門線がZ 12である。

所在地は東京都交通局が住吉二丁目、東京メトロが猿江二丁目となっている。

歴史

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駅構造

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東京都交通局

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新大橋通りと四ツ目通りの交差点の下に駅がある。中柱のある相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。新宿寄りに非常時折り返し運転用の片渡り線が設置されている[6]

半蔵門線が開業するまで、改札口は地下1階にあったが、開業後は半蔵門線との乗り換えの便宜を図る目的で地下2階に移転し[7]、同時に地下1階の全体が改札外コンコースとなった。移転後は改札口が方面別とされ、改札内でのホーム間移動ができない構造となっている。

のりば

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番線 路線 行先[8]
1 S 都営新宿線 新宿KO 京王線方面
2 本八幡方面

(出典:都営地下鉄:駅構内図

東京メトロ

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2層構造の地下駅で、地下3階が1番線、地下4階が2番線であり、それぞれ島式ホーム1面2線となっている。片側は留置線として使われているため、フェンスが設けられて旅客用としては使われていないが、豊洲方面からの有楽町線分岐線(建設中)の接続に対応した設計となっている[9][10]

留置線は押上駅清澄白河駅終着列車の回送留置に利用され、当駅終着列車の設定はないが、渋谷方面への当駅始発列車が平日2本・土休日1本設定されている[11]。なお配線の都合上、地下3階留置線からの出庫時・地下4階留置線への入庫時には、錦糸町側の本線上で折り返しを行う。

改札口は地下2階に2か所設置されており、都営新宿線へも同一フロアで乗り換えることが可能である。ただし、前記したように都営新宿線は改札内で反対側のホームに直接連絡していない。

当駅は、「日本橋駅務管区住吉地域」として近隣の駅を管理している[12]

半蔵門線当駅の深さはA線ホーム(押上方面・2番線)で32.6 m、B線ホーム(渋谷方面・1番線)で25.3 mであり、A線ホームは半蔵門線全駅でも永田町駅(36.0 m)に続いて2番目に深い[13]。また、東京地下鉄全駅からでも6番目に深い駅である[13][注釈 1]。東京地下鉄における「駅の深さ」とは、駅中心部における地表からレール面までの深さを表す[13]。このほか、A線(押上方面・2番線)ホーム面の深さはマイナス31.0 mであり[10]、東京の地下鉄で最も標高の低い場所に位置する[14]

のりば

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番線 路線 行先[15]
1 Z 半蔵門線 渋谷長津田中央林間方面
2 押上〈スカイツリー前〉久喜南栗橋方面

(出典:東京メトロ:構内図

発車メロディ

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2018年平成30年)9月13日からスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[5]

曲は1番線が「深呼吸」、2番線が「花霞」(いずれも福嶋尚哉作曲)である[16]

利用状況

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  • 都営地下鉄 - 2022年度の1日平均乗降人員37,040人乗車人員:18,542人、降車人員:18,498人)であり[都交 1]、急行停車駅の大島駅よりも多い。ただし接続路線のある駅では最少の値。
  • 東京メトロ - 2023年度の1日平均乗降人員は52,392人である[メトロ 1]。開業前の予想乗降人員は16,000人だった。2015年度は半蔵門線で最も少なかったが、2016年度に隣駅の清澄白河駅を抜いた。

近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通りである。

年度別1日平均乗降人員

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近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降人員[* 1]
年度 都営地下鉄 営団 / 東京メトロ
1日平均
乗降人員
増加率 1日平均
乗降人員
増加率
2002年(平成14年) [17]13,999 [備考 1]
2003年(平成15年) 28,091 [17]22,813 63.0%
2004年(平成16年) 29,302 4.3% 27,081 18.7%
2005年(平成17年) 30,207 3.1% 30,170 11.4%
2006年(平成18年) 31,549 4.4% 32,765 8.6%
2007年(平成19年) 33,805 7.2% 36,292 10.8%
2008年(平成20年) 35,055 3.7% 37,844 4.3%
2009年(平成21年) 35,665 1.7% 39,236 3.7%
2010年(平成22年) 36,257 1.7% 41,150 4.9%
2011年(平成23年) 37,964 4.7% 43,767 6.4%
2012年(平成24年) 38,941 2.6% 46,400 6.0%
2013年(平成25年) 39,529 1.5% 48,020 3.5%
2014年(平成26年) 40,063 1.4% 49,893 3.9%
2015年(平成27年) 41,244 2.9% 52,314 4.9%
2016年(平成28年) 42,578 3.2% 54,658 4.5%
2017年(平成29年) 44,268 4.0% 57,015 4.3%
2018年(平成30年) 44,760 1.1% 58,854 3.2%
2019年(令和元年) 44,974 0.5% 60,041 2.0%
2020年(令和02年) [都交 2]32,983 −26.7% [メトロ 2]42,296 −29.6%
2021年(令和03年) [都交 3]34,365 4.2% [メトロ 3]44,366 4.9%
2022年(令和04年) [都交 1]37,040 7.8% [メトロ 4]49,114 10.7%
2023年(令和05年) [メトロ 1]52,392 6.7%

年度別1日平均乗車人員(1978年 - 2000年)

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年度別1日平均乗車人員
年度 都営地下鉄 出典
1978年(昭和53年) [備考 2]1,010 [東京都統計 1]
1979年(昭和54年) 1,216 [東京都統計 2]
1980年(昭和55年) 3,195 [東京都統計 3]
1981年(昭和56年) 3,740 [東京都統計 4]
1982年(昭和57年) 4,271 [東京都統計 5]
1983年(昭和58年) 4,604 [東京都統計 6]
1984年(昭和59年) 5,030 [東京都統計 7]
1985年(昭和60年) 5,175 [東京都統計 8]
1986年(昭和61年) 5,918 [東京都統計 9]
1987年(昭和62年) 6,607 [東京都統計 10]
1988年(昭和63年) 7,414 [東京都統計 11]
1989年(平成元年) 8,918 [東京都統計 12]
1990年(平成02年) 9,197 [東京都統計 13]
1991年(平成03年) 9,383 [東京都統計 14]
1992年(平成04年) 9,811 [東京都統計 15]
1993年(平成05年) 10,055 [東京都統計 16]
1994年(平成06年) 10,499 [東京都統計 17]
1995年(平成07年) 10,636 [東京都統計 18]
1996年(平成08年) 10,688 [東京都統計 19]
1997年(平成09年) 10,482 [東京都統計 20]
1998年(平成10年) 10,362 [東京都統計 21]
1999年(平成11年) 10,164 [東京都統計 22]
2000年(平成12年) 10,373 [東京都統計 23]

年度別1日平均乗車人員(2001年以降)

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近年の1日平均乗車人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗車人員[* 2]
年度 都営地下鉄 営団 /
東京メトロ
出典
2001年(平成13年) 10,751 未開業 [東京都統計 24]
2002年(平成14年) 11,074 [備考 1]9,000 [東京都統計 25]
2003年(平成15年) 13,962 11,352 [東京都統計 26]
2004年(平成16年) 14,657 13,712 [東京都統計 27]
2005年(平成17年) 15,104 15,208 [東京都統計 28]
2006年(平成18年) 15,715 16,584 [東京都統計 29]
2007年(平成19年) 16,809 18,393 [東京都統計 30]
2008年(平成20年) 17,495 19,052 [東京都統計 31]
2009年(平成21年) 17,835 19,633 [東京都統計 32]
2010年(平成22年) 18,119 20,622 [東京都統計 33]
2011年(平成23年) 18,966 21,959 [東京都統計 34]
2012年(平成24年) 19,434 23,144 [東京都統計 35]
2013年(平成25年) 19,730 24,093 [東京都統計 36]
2014年(平成26年) 20,017 24,989 [東京都統計 37]
2015年(平成27年) 20,631 26,180 [東京都統計 38]
2016年(平成28年) 21,310 27,342 [東京都統計 39]
2017年(平成29年) 22,153 28,537 [東京都統計 40]
2018年(平成30年) 22,425 29,438 [東京都統計 41]
2019年(令和元年) 22,528 30,038 [東京都統計 42]
2020年(令和02年) [都交 2]16,552
2021年(令和03年) [都交 3]17,223
2022年(令和04年) [都交 1]18,542
備考
  1. ^ a b 開業日(3月19日)から同年3月31日までの計13日間を集計したデータ。
  2. ^ 開業日(12月21日)から翌年3月31日までの計101日間を集計したデータ。

駅周辺

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バス路線

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最寄りのバス停留所住吉駅前バス停となる。東京都交通局により運行される以下の路線バスが発着する。

隣の駅

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東京都交通局(都営地下鉄)
S 都営新宿線
急行
通過
各駅停車
菊川駅 (S 12) - 住吉駅 (S 13) - 西大島駅 (S 14)
東京地下鉄(東京メトロ)
Z 半蔵門線
清澄白河駅 (Z 11) - 住吉駅 (Z 12) - 錦糸町駅 (Z 13)

脚注

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注釈

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  1. ^ 1番目は千代田線国会議事堂前駅 (37.9 m) 、2番目は南北線後楽園駅 (37.5 m) 、3番目は半蔵門線永田町駅 (36.0 m) 、4番目は副都心線東新宿駅(B線ホーム・35.4 m)、5番目は副都心線雑司が谷駅(33.8 m)、6番目は半蔵門線住吉駅(A線ホーム・32.6 m)が該当する。

出典

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  1. ^ 首都圏の地下鉄ネットワークがますます便利に! 半蔵門線 水天宮前・押上間 平成15年3月19日(水)開業(予定) 東武伊勢崎線・日光線南栗橋まで相互直通運転開始!』(プレスリリース)営団地下鉄、2002年8月29日。オリジナルの2004年2月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20040204014324/http://www.tokyometro.go.jp/news/2002-27.html2020年5月2日閲覧 
  2. ^ 「鉄道記録帳2003年3月」『RAIL FAN』 50巻、6号、鉄道友の会、2003年6月1日、19頁。 
  3. ^ 「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20060708164650/https://www.tokyometro.jp/news/s2004/2004-06.html2020年3月25日閲覧 
  4. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月5日閲覧 
  5. ^ a b 半蔵門線に初めて発車メロディを導入します 半蔵門駅、三越前駅にはその駅にゆかりのある曲を採用』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2018年9月6日。オリジナルの2018年9月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180913150400/https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20180906_87.pdf2020年3月20日閲覧 
  6. ^ 篠澤政一「輸送と運転」『鉄道ピクトリアル』 51巻、7号、電気車研究会、2001年7月10日、34頁。ISSN 0040-4047 
  7. ^ 都営新宿線住吉駅改札口変更のお知らせ”. 東京都交通局. 2003年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月1日閲覧。
  8. ^ 住吉 時刻表”. 東京都交通局. 2023年6月4日閲覧。
  9. ^ ホーム南側に立坑/8号線延伸で住吉駅 営業線と近接施工/東京都ら検討」『建通新聞』建通新聞社、2021年7月7日。オリジナルの2021年7月10日時点におけるアーカイブ。2021年7月10日閲覧。
  10. ^ a b 藤沢一夫、千葉貞雄「水天宮前・押上間の実施計画 営団地下鉄半蔵門線の延伸」『トンネルと地下』、日本トンネル技術協会、1995年9月、37-43頁。 
  11. ^ 住吉駅時刻表 - 東京地下鉄
  12. ^ 関田崇「総説:東京メトロ」『鉄道ピクトリアル』 66巻、12号、電気車研究会、2016年12月10日、17頁。ISSN 0040-4047 
  13. ^ a b c 東京地下鉄『東京メトロハンドブック2021』、pp.146 - 149。
  14. ^ 先入観と全く違う「東京の地下鉄」本当の深さ 大江戸線より銀座線のほうが海抜では低い”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社. p. 3 (2017年8月25日). 2020年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
  15. ^ 住吉駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月23日閲覧。
  16. ^ 東京メトロ半蔵門線発車サイン音を制作”. スイッチオフィシャルサイト. スイッチ (2018年9月10日). 2021年3月29日閲覧。
  17. ^ a b 瀬ノ上清二(東京地下鉄鉄道本部運輸営業部運転課)「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第55巻第3号(通巻759号)、電気車研究会、2005年3月10日、31頁、ISSN 0040-4047 

利用状況に関する出典

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地下鉄の統計データ
  1. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  2. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
東京都交通局 各駅乗降人員
  1. ^ a b c d 令和4年度 運輸統計年報 (PDF) (Report). 東京都交通局. 2023年11月3日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年11月3日閲覧
  2. ^ a b 各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2021年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
  3. ^ a b 各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
東京地下鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
東京都統計年鑑

関連項目

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外部リンク

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