天野忠幸
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天野 忠幸(あまの ただゆき、1976年(昭和51年)[1] - )は、日本の歴史学者。専門は日本中世史[1]。戦国時代の権力、宗教、地域社会、三好氏、松永氏を研究課題とする[2]。天理大学教授[2]。
来歴
[編集]兵庫県生まれ[1]。1995年3月兵庫県立兵庫高等学校卒。1999年3月大阪市立大学文学部史学地理学科卒[3]。2007年3月同大学院文学研究科後期博士課程修了[4]。『戦国期畿内社会と三好政権』で大阪市立大学博士(文学)[5]。
大阪市立大学都市文化研究センター研究員、関西大学非常勤講師、柏原市教育委員会生涯学習部文化財課非常勤嘱託職員、奈良県立医科大学非常勤講師、大阪市立大学文学部非常勤講師などを経て、2016年天理大学准教授、2023年同教授[2]。
著書
[編集]単著
[編集]- 戦国期三好政権の研究 清文堂出版 2010年
- 戦国期三好政権の研究 清文堂出版 2015年(増補版)
- 三好長慶 - 諸人之を仰ぐこと北斗泰山 「ミネルヴァ日本評伝選」ミネルヴァ書房 2014年
- 三好一族と織田信長 - 「天下」をめぐる覇権戦争 「中世武士選書 第31巻」戎光祥出版 2016年
- 荒木村重 (シリーズ 実像に迫る 010) 戎光祥出版 2017年
- 松永久秀と下剋上 - 室町の身分秩序を覆す (シリーズ 中世から近世へ)平凡社 2018年
- 室町幕府分裂と畿内近国の胎動(列島の戦国史4巻) 吉川弘文館、2020年
- 三好一族―戦国最初の「天下人」 中公新書、2021年
共編著・監修
[編集]- 『論集戦国大名と国衆 10 阿波三好氏』編 岩田書院 2012年
- 『本興寺文書 第1巻』(清文堂史料叢書 第125) 本興寺共同編集 清文堂出版 2013年
- 『戰國遺文 三好氏編第1巻 自寛正六年〈一四六五〉至永禄四年〈一五六一〉』編 東京堂出版 2013年
- 『三好長慶 室町幕府に代わる中央政権を目指した織田信長の先駆者 三好長慶四百五十年遠忌記念論文集』今谷明共監修 宮帯出版社 2013年
- 『戦国遺文 三好氏編第2巻 永禄5年 元亀元年』編 東京堂出版 2014年
- 『戦国遺文 三好氏編第3巻 元亀2年 至寛永8年』編 東京堂出版 2015年
- 『三好長慶 河内飯盛城より天下を制す』高橋恵共著 風媒社 2016年
- 『松永久秀 歪められた戦国の"梟雄"の実像』編 宮帯出版社 2017年
脚注
[編集]- ^ a b c 平凡社「天野忠幸」プロフィール2024年5月21日閲覧
- ^ a b c 天理大学文学部教員・研究者情報
- ^ 天野忠幸(tadayukiAmano)-researchmap2024年5月21日閲覧
- ^ 天理大学教員・研究者一覧2024年7月14日閲覧
- ^ 大阪市立大学博士号2006年度甲第2592号2024年5月21日閲覧
参考文献
[編集]- 『三好長慶:諸人之を仰ぐこと北斗泰山』ミネルヴァ日本評伝選 ミネルヴァ書房 2014年 天野忠幸 ISBN 978-4-623-07072-5
外部リンク
[編集]- 天野忠幸 - researchmap
- 天野忠幸 - J-GLOBAL