東京キッド
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「東京キッド」 | ||||
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美空ひばり の シングル | ||||
B面 |
浮世船路 お祭りマンボ(1991年盤) | |||
リリース | ||||
録音 |
1950年 日本 | |||
ジャンル | 歌謡曲(流行歌) | |||
レーベル | 日本コロムビア | |||
作詞・作曲 |
藤浦洸(作詞) 万城目正(作曲) | |||
美空ひばり シングル 年表 | ||||
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「東京キッド」(とうきょうきっど)は、1950年7月20日に発売された美空ひばりのシングルおよび、同年9月9日に公開された斎藤寅次郎監督による映画である。
概要
[編集]1950年9月に公開され、当時13歳だったひばりが主演し、ひばりが「師匠」と慕っていた川田晴久との共演も果たした松竹映画『東京キッド』の主題歌として製作された。
明るく楽しいリズムの本楽曲と映画が共に大ヒットし、戦後混乱期の日本人に夢と希望を与えたと言われている[1]。
「キッド」とは「子供、若者」という意味であり、本楽曲のタイトルは「東京の街の子」という意味がある。「チューインガム」、「フランス香水」、「チョコレート」など舶来のものが歌詞に多く含まれており、戦後間もない当時としては斬新なものであった[2]。
当時「天才少女歌手」と呼ばれた美空ひばりの初期の代表曲として知られており、本楽曲は美空ひばりの全シングルの売り上げランキング第9位となっている[3]。1998年時点でのシングル(アナログ盤とCDの合計)売上は日本コロムビア調べで100万枚(概数)である[4]。2019年に日本コロムビアが公表した累計売上枚数は120万枚で、ひばりの楽曲の中で累計売上枚数第8位である[5]。
収録曲
[編集]オリジナル盤
[編集]1991年盤
[編集]カバー
[編集]- 天童よしみ(1996年、アルバム『夢歌〜天童・美空ひばりを歌う〜』に収録)
- キム・ヨンジャ(1996年、アルバム『悲しい酒、ひばりの佐渡情話 -美空ひばりを歌う Vol.I-』に収録)
- カヒミ・カリィ(2000年、アルバム『美空ひばりトリビュート』に収録)
- TOMATO CUBE(2001年、三洋信販「ポケットバンク」CMソング)[6][7]
- CLOUD(三洋信販「ポケットバンク」CMソング)[7]
- さだまさし(2008年、アルバム『情継 こころをつぐ』に収録)
- 岡林信康(2010年、アルバム『レクイエム〜我が心の美空ひばり〜』に収録)
- 松山千春(2010年、シングル『リスペクト 美空ひばり「津軽のふるさと」』に収録)
- 水樹奈々(2011年、ライブビデオ『NANA MIZUKI LIVE GRACE -ORCHESTRA-』に収録)
- イルカ(2012年、アルバム『ほのぼの倶楽部』に収録)
- クミコ(2014年、アルバム『美しい時代のうた 〜クミコ コロムビア カヴァーズ〜』に収録)
- DJ TATSUKI (2022年、配信シングル「TOKYO KIDS」に収録)- 当楽曲をサンプリングし、2022年5月27日に「TOKYO KIDS feat. IO & MonyHorse」として配信リリース。同年11月19日にはリミックス版の「TOKO KIDS Remix feat. Zeebra & 般若」が配信され、制作されたリミックス版のミュージック・ビデオには美空ひばりの息子である加藤和也も出演している[8]。
映画
[編集]1950年9月9日、松竹公開。上映時間、81分。
スタッフ
[編集]キャスト
[編集]- 美空ひばり マリ子
- 川田晴久 三平
- 高杉妙子 富子
- 花菱アチャコ 谷本浩一
- 堺駿二 新六
- 水島光代 静子
- 坂本武 亀造
- 西條鮎子 晴子
- 磯野秋雄 友田
- 榎本健一 細川大八
- 大杉陽一 佐栗
- 小藤田正一 多吉
- 山本多美 お福
脚注
[編集]- ^ 東京キッド(DVD)|松竹DVD倶楽部
- ^ 『現代世相風俗史年表』(河出書房新社、2009年)
- ^ 「あのころ番付 ひばり『柔』は190万枚」『日経プラスワン』2000年6月24日付、1頁。
- ^ 『毎日新聞』1998年6月22日付大阪夕刊、1頁。
- ^ 酒井健、藤浪繁雄「没後30年 ひばり伝説、令和へ:東京新聞 TOKYO Web」『東京新聞』2019年6月23日。2020年6月5日閲覧。
- ^ ひばりの「東京キッド」、CMでよみがえる、SANSPO.COM、2001年8月13日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
- ^ a b 三洋信販「ポケットバンク」/トマトキューブ/CLOUD「東京キッド」、CDJournal リサーチ、2002/01/18掲載。
- ^ “美空ひばりさんの楽曲をサンプリング 「TOKYO KIDS」リミックスにZeebra&般若が参加、加藤和也氏のMV出演も”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2022年11月18日) 2022年11月20日閲覧。