松永大司
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まつなが だいし 松永 大司 | |||||
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2022年 第35回東京国際映画祭にて | |||||
生年月日 | 1974年7月3日(50歳) | ||||
出生地 | 日本・東京都世田谷区 | ||||
職業 |
映画監督 脚本家 俳優 | ||||
ジャンル | 映画 | ||||
事務所 | LDH JAPAN | ||||
公式サイト | 松永大司 | ||||
主な作品 | |||||
『ピュ〜ぴる』 『トイレのピエタ』 | |||||
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松永 大司(まつなが だいし、1974年7月3日[1] - )は、日本の映画監督、脚本家、俳優。東京都世田谷区出身[2]。
経歴
[編集]高校時代まではサッカー部に所属[3]。大学卒業後、俳優としていくつかの作品に出演した後、2001年頃からミュージックビデオや映画のメイキングを手がけるようになる。2011年の「ピュ〜ぴる」で初監督[4]。2011年、文化庁委託事業・若手映画作家育成プロジェクト「ndjc」に選ばれ、短篇映画「おとこのこ」を制作する[5]。平成30年度新進芸術家海外研究制度により1年間ロサンゼルスに留学[6]。
作品
[編集]映画
[編集]- ピュ〜ぴる(2011年3月26日公開) - 監督・撮影・編集[7]
- おとこのこ(2011年公開) - 監督・脚本・編集[8]
- アルクニ物語(2012年9月1日公開、監督・山本政志) - 助監督[9]
- かぞく(2012年11月17日公開) - 監督・脚本・編集[10]
- しば田とながお(2013年1月26日公開、監督・ヤン・イクチュン) - 監督助手[11]
- サンライズ・サンセット(2013年1月26日公開、監督・橋口亮輔) - 助監督[12]
- ゼンタイ(2013年5月25日公開、監督・橋口亮輔) - 助監督[13]
- MMA ドキュメンタリー HYBRID(2013年6月1日公開) - 監督[14]
- GOSPEL(2014年8月23日公開) - 監督[15]
- 死と恋と波と(2015年公開) - 監督・脚本[16]
- トイレのピエタ(2015年6月6日公開) - 監督・脚本[17]
- オトトキ(2017年11月11日公開) - 監督[18]
- ハナレイ・ベイ(2018年10月19日公開) - 監督・脚本・編集[19]
- Pure Japanese(2022年1月28日公開) - 監督[20]
- エゴイスト(2023年2月10日公開) - 監督・脚本[21]
短編映画
[編集]- ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-「カナリア」(2018年6月22日公開)- 監督・脚本[22]
- その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-「On The Way」(2019年11月8日公開)[23]
テレビ番組
[編集]- 裸にしたい男 竹野内豊(2012年10月6日・7日放送、NHK BSプレミアム) - 監督[24]
- 2020年 五月の恋(2020年6月2日 - 5日、WOWOW) - 監督[25]
配信番組
[編集]- 2020年 五月の恋(2020年5月28日 - 31日、YouTubeWOWOWオフィシャルチャンネル/WOWOWメンバーズオンデマンド)
出演
[編集]映画
[編集]- ウォーターボーイズ(2001年9月15日公開、監督・矢口史靖) - 出演[26]
- ハッシュ!(2002年4月27日公開、監督・橋口亮輔) - 出演[27]
- ロスト・ヴァージン やみつき援助交際/※別題 手錠(2002年9月27日公開、監督・サトウトシキ) - 出演[28]
- パルコフィクション Parco Fiction(2002年7月20日公開、監督・矢口史靖、鈴木卓爾) - 出演[29]
- 大阪のうさぎたち(2012年3月12日公開、監督・イム・テヒョン) - 出演[30]
- MATSUMOTO TRIBE(2017年4月15日 - 21日限定公開) - 出演[31](本人役)[32]
人物
[編集]映画への興味と影響
[編集]- 幼少期から映画を観に行くことが好きだった[3]。
- 特に『ネバーエンディング・ストーリー』、『グーニーズ』、『ポリス・ストーリー/香港国際警察』等を鑑賞し、映画の世界を堪能した[3]。
- 中学校卒業の翌日には『いまを生きる』を鑑賞し、「映画って凄い」と強い衝撃を受け、映画の道に進む事を決意する[3]。
初監督作品『ピュ~ぴる』
[編集]- 映画に関わりたい一心で役者の道を選んだ。後に桝井省志から「発想がおもしろいから監督やってみたら」と言われ、試行錯誤の先に『ピュ~ぴる』を制作した[33]。
- 初監督作品『ピュ~ぴる』は友人の現代アーティスト、ピュ〜ぴるを2001年から2008年の8年間追ったドキュメンタリー映画で、15を超える映画祭から招待を受ける[3]。
- 『ピュ~ぴる』では約600本テープが撮影された。当時は編集の事を常に考え、1日に6〜7時間作業をしていた[34]。
映画制作への姿勢
[編集]- 自身の強みは「ドキュメンタリーを撮ってきたこと」と考えている[35]。
- 「役者が下手だ」と言われるがとても嫌で、「キチンと評価して欲しいのでその為には厳しいことも言う。優しくして今イチなモノになることは役者に申し訳がない」と語る[36]。
- 「映画は受け取り方が自由で良い、誰かの人生の何かに、いい力を与えられればいいな」と語る[37]。
- 「中途半端な優しさは時に人を幸せにしない」と語り、「妥協せずに徹底して行動することが結果的に皆への愛になる」と語る[38]。
- 「劇場の大きなスクリーンで、他のお客さんと一緒に映画を観る事でしか感じられないものが間違いなくある」と語る[3]。
- 「一人でも多く劇場に足を運んでくれることを切に願います」とも語る[3]。
- 俳優の鈴木亮平とはアルバイトがきっかけの20年近くの友人で、いつか俳優と監督として映画を撮ろうと約束をしていた[39]。
- 映画『エゴイスト』でそれが叶い、撮影初日の段取りの時に鈴木から『あの時のこと覚えてますか?俺たち、やりましたね』と囁かれる[39]。
監督としてのスタイル
[編集]- 監督としてのスタイルは「どう撮るかはカメラマンに任せるので、カメラマン次第で大きく変わる」と話す[40]。
- 撮影はドキュメンタリーのカメラのように撮る事を好み、役者の近くに寄って撮っていくことを重視する[41]。
- 役者を目指す人に向けては「日常をちゃんと過ごすこと。色んなものを見て、吸収して、学んだ方が良い」と語る[42]。
受賞歴
[編集]- 第20回新藤兼人賞 銀賞[43]
- 第56回日本映画監督協会新人賞[44]
- 第25回日本映画批評家大賞 新人監督賞[45]
- 第13回シネマ夢倶楽部表彰 推薦委員特別賞[46]
- 第14回千葉市芸術文化新人賞[47]
- 第37回ヨコハマ映画祭 新人監督賞[48]
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “松永大司 - ひとシネマ”. ひとシネマ. 2024年5月6日閲覧。
- ^ “Daishi Matsunaga Movies and Shows”. Apple TV. 2024年5月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g “松永大司と申します。 - 若手映画監督の声 - 文化庁広報誌 ぶんかる”. 文化庁広報誌 ぶんかる (2015年5月1日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “松永大司と申します。”. 若手映画監督の声. 文化庁広報誌 ぶんかる (2015年5月1日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “おとこのこ | ndjcアーカイブス | 文化庁委託事業『ndjc:若手映画作家育成プロジェクト』”. おとこのこ. ndjcアーカイブス (2023年9月12日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “平成30年度「新進芸術家海外研修制度」申請及び採択状況” (PDF). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “ピュ〜ぴる : 作品情報”. 映画.com (2011年3月26日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “おとこのこ : 作品情報”. 映画.com (2023年3月25日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “JFDB”. アルクニ物語 (2012年9月1日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “かぞく : 作品情報”. 映画.com (2012年11月17日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “しば田とながお : 作品情報”. 映画.com (2013年1月26日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “サンライズ・サンセット : 作品情報”. 映画.com (2013年1月26日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “ゼンタイ : 作品情報”. 映画.com (2013年8月31日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “MMA ドキュメンタリー HYBRID : 作品情報”. 映画.com (2013年6月1日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “GOSPEL : 作品情報”. 映画.com (2014年8月23日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “死と恋と波と : 作品情報”. 映画.com (2016年3月5日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “トイレのピエタ : 作品情報”. 映画.com (2015年6月6日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “オトトキ : 作品情報”. 映画.com (2017年11月11日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “ハナレイ・ベイ : 作品情報”. 映画.com (2018年10月19日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “ディーン・フジオカ企画・プロデュース・主演「Pure Japanese」完成! ヒロインは蒔田彩珠&監督は松永大司”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2021年7月30日) 2022年2月23日閲覧。
- ^ “鈴木亮平×宮沢氷魚共演、高山真の自伝的小説「エゴイスト」を映画化へ”. シネマカフェ (2022年7月4日). 2023年1月31日閲覧。
- ^ “ウタモノガタリ CINEMA FIGHTERS project”. 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信. Filmarks映画 (2018年6月22日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “その瞬間、僕は泣きたくなった CINEMA FIGHTERS project”. 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信. Filmarks映画 (2019年11月8日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “pictures dept.” (1974年7月3日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “吉田羊×大泉洋「2020年 五月の恋」”. ドラマ. WOWOWオンライン. 2024年5月6日閲覧。
- ^ “ウォーターボーイズ”. 作品情報・映画レビュー - (2018年5月16日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “ハッシュ!”. 作品情報・映画レビュー - (2018年5月16日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “ロスト・ヴァージン やみつき援助交際”. 作品情報・映画レビュー - (2018年5月17日). 2024年5月6日閲覧。
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- ^ “大阪のうさぎたち : 作品情報”. 映画.com (2013年6月20日). 2024年5月6日閲覧。
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- ^ “MATSUMOTO TRIBE : 作品情報”. 映画.com (2017年4月15日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “岨手由貴子監督 × 松永大司監督 特別対談インタビュー全文掲載”. 2024年5月7日閲覧。
- ^ “『ピュ〜ぴる』 松永大司監督×ピュ〜ぴる 対談!”. HMV&BOOKS onlineニュース (2011年10月19日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “『エゴイスト』松永大司監督x鈴木亮平x宮沢氷魚 皆で挑んだワンシーンワンカット【Director’s Interview Vol.280】 :2ページ目”. CINEMORE(シネモア) (2023年2月15日). 2024年5月8日閲覧。
- ^ “松永大司監督が明かす、吉田羊に対する演出方法 村上春樹原作『ハナレイ・ベイ』映像化の必然性”. Real Sound. リアルサウンド 映画部 (2019年2月26日). 2024年5月7日閲覧。
- ^ “松永大司監督「危機的な状況」でも信じる映画の力”. シネマ : 日刊スポーツ (2018年11月14日). 2024年5月8日閲覧。
- ^ “『エゴイスト』松永大司監督x鈴木亮平x宮沢氷魚 皆で挑んだワンシーンワンカット【Director’s Interview Vol.280】 :4ページ目”. CINEMORE(シネモア) (2023年2月15日). 2024年5月8日閲覧。
- ^ a b “満場の観客から拍手喝采!『エゴイスト』鈴木亮平と松永大司監督がニューヨークの地で語った、力強い決意と友情”. 2ページ目. 最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS (2023年8月13日). 2024年5月7日閲覧。
- ^ “第1回 WOWOWクリエイターアワード表彰式&松永大司監督インタビュー”. FEATURES!. 株式会社WOWOW (2021年6月24日). 2024年5月7日閲覧。
- ^ “『エゴイスト』松永大司監督インタビュー”. 岐阜新聞映画部 (2023年6月17日). 2024年5月8日閲覧。
- ^ “大崎章監督×松永大司監督 対談インタビュー 後編”. mirroRliar(ミラーライアー) (2018年2月26日). 2024年5月8日閲覧。
- ^ “新人監督の登竜門「新藤兼人賞」 本年度金賞は「グッド・ストライプス」岨手由貴子監督に”. 映画.com (2015年11月17日). 2016年3月31日閲覧。
- ^ “松永大司監督、「第56回日本映画監督協会新人賞」に決定!”. 新着情報. 文化庁委託事業『ndjc:若手映画作家育成プロジェクト』 (2016年4月11日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “大根仁が批評家大賞で監督賞、吉永小百合&山田洋次がダイヤモンド大賞受賞”. 映画ナタリー (2016年5月27日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “第13回シネマ夢倶楽部 表彰”. JFA 一般財団法人 日本ファッション協会 (1948年8月9日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “千葉市:第14回千葉市芸術文化新人賞” (2016年1月31日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ “第37回ヨコハマ映画祭 日本映画個人賞” (2015年12月5日). 2024年5月6日閲覧。