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樋渡 利秋(ひわたり としあき 1945年8月4日 - )は、第24代検事総長。TMI総合法律事務所顧問(第一東京弁護士会所属)。
兵庫県出身。甲陽学院高等学校卒業し東大法学部に入学。第1類在学中に司法試験に合格。大学卒業後、司法修習を経て検事に任官し、日本赤軍によるダッカ日航機ハイジャック事件で主任検事を務める。また社会を震撼させた女子高生コンクリート詰め殺人事件では、第一審判決が事件内容を鑑みても軽すぎると控訴趣意書を提出し、控訴審を担当する。そしてバブル期真っ只中に起こり、政界・官界・報道機関を大きく揺るがすことになった戦後最大の汚職事件であるリクルート事件では文部省に流れた賄賂ルートの担当検事を務める。また2009年に司法制度改革の一環として始まった、司法制度改革審議会では事務局長を務め[1]硬直化していた司法制度の改善に着手[2]。「国民の為の司法改革。プロは好き嫌いを言ってはいけない」と検察内部組織では反対意見の根強かった、市民参加による広く開かれた裁判員制度の創設に導いた[3][4]。
なお甲陽学院高等学校時代の同級生にはサントリー代表取締役会長の佐治信忠がいる。
- ^ 『「法の日」記者会見~樋渡利秋検事総長社団法人日本記者クラブ、2009年10月1日
- ^ 『裁判員制度は民主主義の申し子』 - 日本記者クラブ、2008年08月21日閲覧
- ^ 「裁判員制度より良くして」樋渡前検事総長が会見 - 日本経済新聞社、2010年6月17日閲覧。
- ^ “第24代検事総長に就任した樋渡利秋さん”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2008年7月1日). オリジナルの2008年12月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20081202141117/http://www.sankei.jp.msn.com/life/trend/080701/trd0807012330016-n1.htm
- ^ [1]
- 先代
- 書上申紀夫
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- 法務大臣官房審議官(入国管理局担当)
- 1995年 - 1997年
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- 次代
- 大林宏
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- 先代
- 上田廣一
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- 東京高等検察庁検事長
- 2006年 - 2008年
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- 次代
- 大林宏
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