男性No. 1
『男性No. 1』(だんせいナンバーワン、原題:Public Hero No. 1)は1935年に公開されたアメリカ合衆国の犯罪映画である。監督はJ・ウォルター・ルーベン。ライオネル・バリモア、ジーン・アーサー、チェスター・モリスそしてジョセフ・カレイアが出演した。メトロ・ゴールドウィン・メイヤーが製作・配給をした。
あらすじ
[編集]巷では、「紫団」という正体不明のギャング団について話題になっていた。 業を煮やした司法省特別警察の捜査本部は、服役中のソニイが「紫団」の関係者であるとみて、捜査員ジェフ・クレインを投獄させる形でソニイに接触させた。 ジェフとソニイは脱獄するが、ソニイは追跡者の襲撃により負傷する。 配下の一人のもとに身を寄せたソニイは、ジェフに「紫団」専属の医師・ドクトルを呼ばせた。 帰り道、二人はテレサという美女と出会う。テレサがソニイの妹であると判明したことから、彼女も逃走に同行した。やがて、テレサとジェフは恋に落ちるようになった。 ソニイが復帰を考える中、ジェフは本部に連絡し、「紫団」の一斉逮捕の計画を練っていた。だが、ジェフはソニイとテレサのケンカにかかわったがために、ソニイから追い出される。 その結果、一斉逮捕計画は水の泡となり、ジェフは司法省を解雇される。 その後、ジェフはドクトルを言いくるめて、「紫団」のアジトであるカフェへの潜入に成功し、「紫団」の一斉逮捕につなげることができたが、ソニイの逃亡を許してしまった。しかも、ソニイは整形手術を受け、指紋をつぶしたため、捜査は難航するばかりであった。
捜査本部はテレサの名を出して新聞広告を出す作戦に出、彼を妹のいる劇場まで呼び寄せた。 そして、ジェフは傷を負いつつも、ソニイを殺すことができた。 テレサは兄を失うも、その仇敵であるジェフからの愛の告白を受け入れた。
関連項目
[編集]- パープル・ギャング - 本作のモデルとなったギャング団