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第2軍 (日本軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第2軍
創設 1894年明治27年)9月25日
廃止 1895年(明治28年)5月31日
再編成 1904年(明治37年)3月6日
(廃止)1906年(明治39年)1月12日
(再編成)1937年昭和12年)8月23日
(廃止)1938年(昭和13年)12月15日
(再編成)1942年(昭和17年)7月4日
廃止 1945年(昭和20年)
所属政体 大日本帝国の旗 大日本帝国
所属組織  大日本帝国陸軍
部隊編制単位
所在地 朝鮮
満洲
中華民国の国旗 華北
満州国の国旗 満洲→
オーストラリアの国旗 ニューギニア
オランダの国旗 セレベス島
通称号/略称 勢(いきおい)
最終上級単位 南方軍
最終位置 セレベス島マカッサル
(現・インドネシアの国旗 インドネシア南スラウェシ州
戦歴 日清戦争
旅順口の戦い威海衛の戦い
日露戦争
遼陽会戦奉天会戦
日中戦争
[北支事変/武漢作戦
大東亜戦争第二次世界大戦
蘭印作戦日本占領時期のインドネシア
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第2軍(だいにぐん)は、大日本帝国陸軍の一つ。日清戦争日露戦争日中戦争及び大東亜戦争太平洋戦争第二次世界大戦)時に編成された。

日清戦争における第2軍

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日清戦争において1894年明治27年)9月25日に編成され、戦後の1895年5月31日に解散した。

第2軍の人事

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兵站部

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所属部隊

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  • 第1師団
    • 歩兵第1旅団
    • 歩兵第2旅団
  • 第2師団
    • 歩兵第3旅団
    • 歩兵第4旅団
  • 混成第12旅団
  • 第6師団
    • 歩兵第11旅団
    • 歩兵第4旅団

日露戦争における第2軍

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日露戦争において1904年(明治37年)3月6日に編成され、戦後の1906年1月12日に解散した。

第2軍の人事

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兵站部

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日中戦争における第2軍

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1937年昭和12年)7月7日盧溝橋事件が発生し、同年8月31日支那駐屯軍第1軍に改編された際、北支那方面軍ともに新設され北支那方面軍の戦闘序列に入った。主に華北方面を作戦地域としていたが、徐州会戦の後華中に転用、1938年(昭和13年)7月4日大陸命弟133号により中支那派遣軍と第2軍の戦闘序列が改定され、武漢作戦に参戦した。徐州会戦の際、退却した中華民国国民革命軍によって黄河堤防が決壊させられており淮河流域の通行ができないので、大別山系を越え武漢を目指し多くの犠牲を出した。

第2軍の人事

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歴代司令官

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歴代参謀長

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  • 鈴木率道 少将(陸士22期:1937年8月31日 -)
  • 町尻量基 少将(陸士21期:1938年6月10日 -)
  • 青木重誠 大佐(陸士25期:1938年11月21日 - 1939年1月4日)

参謀副長

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  • 青木重誠 大佐(陸士25期:1938年7月7日 - 11月21日)

最終時の隷下部隊

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太平洋戦争における第2軍

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大東亜戦争太平洋戦争)勃発後の1942年昭和17年)7月4日に編成され、第1方面軍編組[注釈 2] に入った。主に満州方面を作戦地域としたが、1943年10月30日、第2方面軍の戦闘序列に入り、西部ニューギニアに転用された。1945年2月28日の第19軍司令部復員に伴い、同軍の作戦地域の大部分が追加され、4月に司令部をセラム島に移転した。6月13日の第2方面軍司令部復員に伴い同軍の全作戦地域を継承し、司令部をセレベス島に移転した。6月30日、南方軍の直属となり終戦まで存続、任務を完遂した。しかし、インドネシア独立戦争の影響もあり、引き揚げ1948年(昭和23年)までかかった。

軍概要

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  • 通称号:勢(いきおい)
  • 編成時期:1942年7月4日
  • 上級部隊:南方軍
  • 最終位置:セレベス島

歴代司令官

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歴代参謀長

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最終司令部構成

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  • 司令官:豊嶋房太郎中将
  • 参謀長:吉田茂登彦少将
  • 高級参謀:了戒次男中佐
  • 兵器部長:荒井武男中佐
  • 経理部長:井上米雄主計大佐
  • 軍医部長:竹内文次軍医少将
  • 法務部長:高橋和夫法務大佐
  • 情報班長:小森正夫少佐

最終所属部隊

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  • 第5師団
  • 第32師団
  • 第35師団
  • 第36師団
  • 独立混成第57旅団遠藤新一少将
  • 独立混成第128旅団宮内幸五郎少将
  • 海上機動第2旅団
  • 第10派遣隊:能島武繁大佐
    • 第10歩兵団:能島武繁大佐
      • 独立守備歩兵第23大隊:大西寿良少佐
      • 独立守備歩兵第30大隊
    • 第14師団海上輸送隊:井上征夫大佐
    • 第1遊撃隊
    • 第20野戦高射砲隊:中田秀平大佐
      • 野戦高射砲第44大隊:伊達宗克中佐 (最終位置:ケイヅラ島)
      • 野戦高射砲第49大隊:真田徳太郎少佐
      • 野戦高射砲第53大隊:栗田恒治大尉
      • 野戦高射砲第54大隊:(最終位置:ソロン)
      • 野戦高射砲第57大隊:(最終位置:マノクワリ)
      • 野戦高射砲第73大隊:国武常利少佐
      • 野戦照空第4大隊:森学少佐
  • 第4工兵隊司令部:山田茂少将
    • 独立工兵第3連隊:河野通義中佐
    • 独立工兵第15連隊:大久保正路中佐
    • 船舶工兵第4連隊:石田愛之助中佐
    • 船舶工兵第7連隊:荻原吉少佐
    • 船舶工兵第18連隊:加賀本俊博少佐
通信部隊
  • 電信第24連隊:岡本覚次郎中佐
  • 電信第26連隊:阿久根悠中佐
  • 南方軍第4通信隊
憲兵部隊
  • 第5野戦憲兵隊:中村通則大佐
  • 第8野戦憲兵隊:阿部起吉大佐
  • 第10野戦憲兵隊:谷口春二中佐
兵站部隊
  • 第2特設水路輸送隊
  • 第51野戦道路隊
  • 第13野戦郵便隊
  • 南方第15陸軍病院
  • 第125兵站病院
  • 第126兵站病院
  • 第150兵站病院
  • 第18患者輸送隊
  • 第2防疫給水部
第2軍補給廠
  • 第2軍野戦兵器廠
  • 第2軍野戦自動車廠
  • 第2軍野戦貨物廠
航空関連地上部隊
  • 第18航空地区司令部
  • 第4野戦飛行場設定司令部
    • 第16野戦飛行場設定隊
    • 第18野戦飛行場設定隊
    • 第19野戦飛行場設定隊
  • 第22飛行場大隊
  • 第107飛行場大隊
  • 第108飛行場大隊
  • 第209飛行場大隊

脚注

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注釈

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  1. ^ 著名な筆名・森鷗外
  2. ^ 関東軍戦闘序列発令は1945年(昭和20年)5月30日

出典

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参考文献

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  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。

関連項目

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外部リンク

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