箕島駅
箕島駅 | |
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駅舎(2021年6月) | |
みのしま Minoshima | |
◄紀伊宮原 (4.4 km) (2.5 km) 初島► | |
所在地 | 和歌山県有田市箕島893 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■紀勢本線(きのくに線) |
キロ程 |
355.6km(亀山起点) 新宮から175.4 km |
電報略号 | ミノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,642人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)2月28日[1] |
備考 |
業務委託駅 みどりの券売機プラス設置駅[2] |
箕島駅(みのしまえき)は、和歌山県有田市箕島にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅である。
有田市の代表駅で中心地の一角にあり、特急「くろしお」の一部が停車する(主に新大阪 - 白浜間を運転する停車型タイプ)。また、御坊方面行きを中心に当駅で特急を待避する普通列車も多い(2010年3月改正ダイヤでは、和歌山方面の待避列車の設定は1本もなかった。2013年3月16日現在では一日に数本和歌山方面への列車の待避が行われる)。なお例年8月に開催される「紀文まつり」当日は3万人ほどの観光客が利用する。また、普通電車が3本(和歌山方面行き2本、御坊方面行き1本)が臨時で運行される。駅東側にはJR西日本和歌山保線区箕島管理室がある。
歴史
[編集]- 1924年(大正13年)2月28日:紀勢西線の駅として開業[1][3]。当初は終着駅であった。
- 1925年(大正14年)12月11日:紀勢西線が紀伊宮原駅まで延伸[1]。途中駅となる。
- 1959年(昭和34年)7月15日:現在の紀勢本線が全通、紀勢本線所属となる[1]。
- 1980年(昭和55年)10月1日:ダイヤ改正により特急「くろしお」の一部の列車の停車駅となる。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[3]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる[1][3]。
- 2008年(平成20年)5月1日:3ヶ月の工期でトイレの改築が開始される。なお、工事開始と同時に仮設トイレが設置された。
- 2011年(平成23年)9月中旬:同年12月下旬の完成を目標に駅前ロータリーの整備工事が始まる。
- 2012年(平成24年)6月1日:地区駅長制度導入により、地区駅長が配置される。
- 2014年(平成26年):電車とプラットホームの段差解消、スロープの設置、改札口の拡幅、こ線橋の手すりの改修、エレベーターの設置などのバリアフリー化工事が完了。エレベーターは3月19日より供用開始。
- 2016年(平成28年)12月17日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[4]。
- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)7月1日:駅業務がJR西日本メンテックからJR西日本交通サービスに移管された。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅。駅舎は単式ホームの1番のりば側にあり、島式ホームの2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。
業務委託駅であり、紀伊田辺駅(管理駅)管区の業務委託駅。かつては広川ビーチ駅 - 黒江駅の各駅を管理していたが、後に海南駅に管理権限が移管され、当駅自体も海南駅の被管理駅となった。2012年6月からは海南駅の管理駅廃止に伴い(和歌山駅の管理となる)、当駅も御坊駅の被管理駅となった。その後、御坊駅が紀伊田辺駅の被管理駅になったことに伴って、2020年より紀伊田辺駅の被管理駅となった。みどりの券売機プラス設置駅である。駅舎は開業当初からのものを使っている。
自動体外式除細動器(AED)が1台設置されている。「こども110番の駅」にも指定されている[5]。
2014年3月末からエレベーターの利用が開始された[6]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 行先 | 備考 |
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1 | きのくに線 | 和歌山・天王寺・新大阪方面 | |
2 | 和歌山・天王寺方面 | 一部の普通列車 | |
御坊・白浜・新宮方面 | |||
3 | 御坊・白浜・新宮方面 |
※上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
- 付記事項
- 下り本線は1番のりば、上り本線は3番のりば。2番のりばは上下共用の待避線(中線)であり、基本的には後続の特急を待ち合わせる普通列車が使用する。
- 2010年3月13日改正ダイヤでは和歌山方面への待避列車がなかったことから錆取り列車として、1日1回のみ2番線に入線させていた。
利用状況
[編集]年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 2,284 |
1999年 | 2,155 |
2000年 | 2,095 |
2001年 | 2,086 |
2002年 | 2,081 |
2003年 | 2,060 |
2004年 | 1,994 |
2005年 | 1,927 |
2006年 | 1,888 |
2007年 | 1,801 |
2008年 | 1,775 |
2009年 | 1,731 |
2010年 | 1,786 |
2011年 | 1,748 |
2012年 | 1,738 |
2013年 | 1,767 |
2014年 | 1,665 |
2015年 | 1,712 |
2016年 | 1,714 |
2017年 | 1,747 |
2018年 | 1,715 |
2019年 | 1,642 |
2020年 | 1,304 |
2021年 | 1,269 |
2022年 | 1,305 |
駅周辺
[編集]周辺は、有田市の中心市街地である。また、有田みかんの産地となっている。
バス路線
[編集]その他
[編集]- 当駅は有田市の中心駅だが、旧町名に因んで箕島駅と呼称している(有田は郡名から来た市名)。なお、有田を呼称する駅は佐世保線の有田駅のほか、紀勢本線には旧国名を冠した紀伊有田駅(串本町有田)がある。
- 当駅で天王寺駅以遠の区間までの乗車券類を購入し往復特急を利用した場合に、駐車料金が48時間以内に限り無料となる「パークアンドライド」を実施していた。なお、駐車スペースは8台分用意されていた。
隣の駅
[編集]- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- きのくに線(紀勢本線)
- 特急「くろしお」一部停車駅
脚注
[編集]- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、18-21頁。
- ^ a b c “箕島駅 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2020年2月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月29日閲覧。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、380頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 和歌山県内の特急 「くろしお」号停車駅で、ICOCAがご利用できるようになります! 西日本旅客鉄道 ニュースリリース 2016年8月9日
- ^ こども110番の駅 実施駅 - JR西日本(2012年3月15日閲覧)
- ^ [1]広報ありだ2014年4月号
- ^ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 箕島駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道