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荒川卓

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荒川 卓(あらかわ たかし、1931年(昭和6年) - )は、日本工学者工学博士北海道大学)。元室蘭工業大学学長。 現在、室蘭工業大学名誉教授北海道勇払郡早来町(現安平町)出身。

来歴

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1950年(昭和25年)道立岩見沢高等学校(現北海道岩見沢東高等学校)、1954年(昭和29年)北海道大学工学部建築工学科を卒業。 1960年(昭和35年)同大学大学院工学研究科博士課程を修了。 同大学工学部助手を経て、1963年(昭和38年)同大学工学部助教授1967年(昭和42年)室蘭工業大学工学部教授。 1980~84年(昭和55~59年の4年間)同工業大学学生部長、1988~91年(昭和63~平成3年の3年間)同工業大学附属図書館長を併任。 1991年(平成3年)室蘭工業大学9代学長に就任。 1997年(平成9年)同工業大学を退職、同大学名誉教授。 同年、岩田建設㈱ 技術顧問(~2007年)。 2005年(平成17年) ㈱日本ヘルスシステム研究所 代表取締役(~2013年)。

研究領域

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建築構造・材料学{研究成果のうち、鉄筋コンクリート(以下RCと略記)梁の剪断強度実験式は、現行のRC構造設計規準や耐震診断法における柱・梁部材の保有水平耐力算定式として準用されている}。

受賞歴

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1987年(昭和62年))日本建築学会賞(論文賞)受賞。(1997年(平成9年))室蘭市公益功労賞受賞。 (2003年(平成15年))日本コンクリート工学協会北海道支部功績賞受賞。 (2007年(平成19年))瑞宝重光章受章。

主要論文

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  • 単著:鉄筋コンクリート梁のせん剪断抵抗に関する研究(実験結果の総括)、日本建築学会論文報告集第66号(1960年10月)。
  • 単著:鉄筋コンクリート梁の許容剪断応力度と剪断補強について(実験結果の再検討)、コンクリートジャーナルVol.8,No.7(1972年7月)。