鬼武者の登場人物
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鬼武者の登場人物(おにむしゃのとうじょうじんぶつ)では、カプコンのアクションゲーム『鬼武者』シリーズに登場するキャラクターを記載する。
また、この項目で用いるシリーズの便宜上の略称は以下の通りにする。
- 『鬼武者』(1作目)→『1』
- 『鬼武者』(1作目HDリマスター版)→『1HD』
- 『鬼武者2』→『2』
- 『鬼武者3』→『3』
- 『新 鬼武者 DAWN OF DREAMS』→『新』
- 『鬼武者 無頼伝』→『無頼伝』
- 『鬼武者 TWILIGHT OF DESIRE』→『TWILIGHT OF DESIRE』
- 『鬼武者 NIGHT OF GENESIS』→『NIGHT OF GENESIS』
- 『鬼武者タクティクス』→『タクティクス』
- 『鬼武者Soul』→『Soul』
- 『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』→『タツノコ VS. CAPCOM』
- 『鬼武者』(Netflix)→『Netfix版アニメ』
なお本項の文章はゲーム中での設定を記すものであり、実在の人物に関する記述は史実と異なる場合がある。
『鬼武者Soul』の声優はデフォルトのもので、プレイヤーが武将として使用する際は変更が可能。また、同名のキャラクターでもカードによって声優が異なる場合がある。
プレイヤーキャラクター
[編集]鬼武者
[編集]- 明智左馬介秀満 / 南光坊天海
- 声 - 金城武(『1』、『3』、『無頼伝』、『1HD』) / 石川英郎(『新』:天海) / 杉田智和(『Soul』)
- キャプチャーモデル - 金城武(『1』、『3』)
- 登場作品 - 『1』、『2』(名前のみ)、『3』、『無頼伝』、『TWILIGHT OF DESIRE』、『NIGHT OF GENESIS』、『新』、『Soul』
- 『1』『3』の主人公。明智光秀の娘婿、明智秀満がモデル[1]。
- 『1』では凄腕の若武者として知られ、幻魔にさらわれた従姉妹の雪姫を追って稲葉山城へと向かう。その途中、鬼の一族により鬼の篭手を授けられ、鬼武者としての運命を辿ることになる。かつて光秀の勧めで海外を旅したことがあり、稲葉山城で出会った夢丸にそのことを伝える。地獄門の中で雪姫と夢丸を生贄にする暗黒儀式を行おうとする幻魔王フォーティンブラスと対峙、かえでと共に雪姫と夢丸を救出するも自身はフォーティンブラスに捕まってしまうが、その際に口から吐き出した血が鬼の篭手にかかったことで真鬼武者へと覚醒し、フォーティンブラスを倒す。その後は忽然と姿を消し消息不明となる。
- 『2』ではゲーム中に手に入る書物の中で、幻魔王フォーティンブラスを倒した伝説の鬼武者として名前のみ登場する。作中に収録されている『3』の次回予告では後ろ姿のみ登場し、地面に突き立っている毘沙門剣を握る。
- 『無頼伝』ではかえでと再会後、信長と幻魔の勢いが同時に増していることを察し、食い止めようとする。さらに十兵衛の存在を知ると、出会いを目指す。慶次郎とは舎弟のように接しており、かえでの目の前から姿をくらましたことを申し訳なく思いながらも、彼女には命を預けられるほど結束が固いらしい。幻魔のストーリーの最終ボスでもあるが、マーセラスと信長以外は腕前がとても悪いかとても良い場合にのみ、ゴーガンダンテスはその条件に加え初回以外にのみ登場する。マーセラスの素性もかえでに教えられ、岐阜城屋根か火の手が上がった城下で決闘する。後者の場合は最終ボスではなくなる。
- 『3』では信長を討つため本能寺に攻め込んだ際、「時のねじれ」に巻き込まれ約500年後の現代のパリに飛ばされる。長い修練により鬼の力をコントロールできるようになり、彼の存在は幻魔の脅威となっている。歴史改変が行われた本能寺での信長との最終決戦では過去の左馬介はジャックの眼前で信長の手によって殺害されるが、直後に未来から帰ってきた本編の左馬助が過去の左馬之助の鬼の篭手から魂を吸収することで、かつてフォーティンブラスを葬った真鬼武者へと覚醒する。死闘の末に信長を鬼の籠手に封印した後は阿児と共に鬼の篭手を封印する旅に出た。
- 『新』では、比叡山延暦寺に住む謎の僧・南光坊天海として登場。『3』では鬼の力により『1』の時代と変わらぬ若さを保っていたが、同作では長い白髪に変化しているほか、天海自身の台詞から鬼の力を封印したことが明らかになっている。豊臣秀吉の野望を知り、それを阻止するため鬼の力を持つ者を探す旅へ出る。篭手は以前と同じ物を装備している(ただし形や色が異なっている)が、僧としての修行を積んだため篭手がなくても幻魔の魂を封じ込めることができる。魂がまだ残っている死者と会話ができ、ヒントを得たりアイテムをもらうことができる。蒼鬼の従者としての特殊能力は攻撃を支援する呪文を問えること(ただし、その間は無防備になる)。左馬介としてはゲーム中に手に入る書物や登場人物の会話で名前や存在のみ登場。また、幻魔王であるフォーティンブラスと織田信長を倒したことから彼の存在は伝説的なものとなり、世間からは「伝説の赤き鬼武者」と呼ばれている。
- 『TWILIGHT OF DESIRE』では、信長を封じ込めた鬼の篭手を巡り、幻魔の力を手に入れた豊臣秀次との戦いに巻き込まれる。また、かけがえのない存在だったかえでの姿を模した造魔とも出会い、左馬介時代の過去も描かれる。鬼の篭手の半分を取り込んだ秀次との最終決戦では、捨て身の行動により彼の体内で篭手を元に戻し、天海として再び鬼武者に変身して彼を倒した。
- 『新』の天海のテーマ曲は、『3』の左馬介のテーマ曲をアレンジしたものが使用されている。
- 『1』と『3』の時の一人称は「俺」だったが、『新』では「私」に変化している。しかし、天海として登場した『TWILIGHT OF DESIRE』では、『1』・『3』と同じく「俺」だった。
- なお、実在の僧としての天海には、明智光秀かその縁の者と言う説があり、設定もそれに則っている。
- 年齢は『1』の時点で24歳、『3』では47歳、『新』では63歳。
- かえで
- 声 - 高森奈緒(『1』、『無頼伝』) / 柚木涼香、田中理恵(『Soul』) / 小松未可子(『1HD』)
- 登場作品 - 『1』、『無頼伝』、『TWILIGHT OF DESIRE』、『新』(名前のみ)、『Soul』
- 左馬介の相棒として共に旅をするくノ一。武器は小太刀とくない。年齢は『1』の時点で18歳。もとは左馬介暗殺に差し向けられた伊賀の忍だった。生身の人間ではあるが、その戦闘能力は高僧の念を込められた「反鬼の小太刀」を手に中等幻魔を一人で倒すほどである。
- 幻魔王・フォーティンブラスを倒して以降、『1』のエンディングでは行方不明になった左馬介を探し続けたが見つけることはできず、後に左馬介の叔父である光秀に隠密として抱えられ数々の功績を残したが、山崎の合戦で死亡したことになっている。
- 『無頼伝』では再び左馬介と行動を共にし、織田方の内情を探りながら、コタロウに連れられて左馬介よりも先に十兵衛と出会い、左馬介とも落ち合う手筈を整える。左馬介のことを非常に案じており、途中で寝た際の夢の回想によると、左馬介とは猿落ち岩で再会したらしい。加えて、マーセラスの素性までも知り、彼の襲撃からは慶次郎に庇われている。火の手が上がった城下で左馬介に、その詳細を伝えた。
- 漫画『TWILIGHT OF DESIRE』では左馬介と旅を続けていたものの、『3』までの間にガルガントとの戦いで命を狙われた彼を秀吉の火縄銃による狙撃から庇って死亡したという設定になっている[2]。同漫画では彼女の姿を模した造魔が登場しており、天海はかえでを「かけがえのない最愛の女性だった」と語っている。
- 『新』では天海(左馬介)の台詞で名前のみ登場する。
鬼武者2
[編集]- 柳生十兵衛
- 声 - 大森達也(ハードボイルド工藤)(『2』、『無頼伝』) / 関智一(『Soul』)
- キャプチャーモデル - 松田優作
- 登場作品 - 『2』、『3』(名前のみ)、『無頼伝』、『NIGHT OF GENESIS』、『新』(名前のみ)、『Soul』
- 『2』の主人公。年齢不詳。柳生一族初代当主、また柳生新陰流の開祖(後の柳生石舟斎宗厳)。本シリーズにおける「十兵衛」とは柳生一族当主に受け継がれる幼名という設定であり、一般的に「柳生十兵衛」と呼ばれる柳生十兵衛三厳の祖父に当たるため、本作に登場する十兵衛は隻眼ではない。
- 柳生一族には鬼の一族の血が流れており、高女の手で鬼の力に目覚めた後は故郷を蹂躙した仇敵・信長を討つ旅に出る。左馬助とは異なり、鬼の篭手がなくとも左手の文様から幻魔の魂を封じ込めることができる。岐阜城での決戦では信長の魂が宿った黄金魔神像に対し、旅の中で集めた「聖」「仁」「礼」「和」「勇」の五玉を使うことで真鬼武者へと覚醒し(真鬼武者へ覚醒する際に「鬼よ…鬼の血よ…俺に力を与えろ!!」と言って変身する場面も見られる)、黄金魔神像を破壊して信長を倒した。
- 『無頼伝』では信長を倒した後、柳生の庄の復興に着手していたが、信長復活の噂を聞き、コタロウに左馬介の風聞を聞き再び旅立つ。コタロウが取り付けた約束通りにかえでにその両件の詳細を聞くと、小谷城とオユウ親子の安否を察して案じたコタロウに託した。ゴーガンダンテスから彼が十兵衛の前に現れた経緯を聞き、再び決闘している。幻魔のストーリーの最終ボスでもあるが、マーセラスが交戦するには条件を満たす必要があり、それ以外でも、ゴーガンダンテス(初回)と信長を除き生半可な戦いぶりでは会えない。同作では、『2』では入手できなかった毘沙門剣を装備できる。
- 『3』の書物『十兵衛の風間』において、信長を倒した後の消息は不明と記されている。
- 『新』では柳生一族の頭領として名前のみ登場。鬼ノ目を持つ女性と結婚した模様。また『NIGHT OF GENESIS』の様子から、柳生の庄に戻った後に鬼の力を封印したことが明らかになっている。なお同作では、左馬介(天海)とは親友のように仲が良い描写がされている。孫娘の柳生十兵衛茜に、一族を裏切って出奔した息子・柳生宗矩の討伐を託す。
- 小谷のお邑
- 声 - 沢海陽子(『2』、『無頼伝』) / 沢城みゆき(『Soul』)
- 登場作品 - 『2』、『3』(名前のみ)、『無頼伝』、『NIGHT OF GENESIS』(名前と姿のみ)、『Soul』
- 通称オユウ。自らを浅井家・小谷城ゆかりの者と名乗る女剣士。この時代には珍しい、西洋風の甲冑や武器で武装している。年齢は『2』当時20歳。
- その正体は、信長の妹で浅井長政の妻、お市の方。信長が浅井家を滅ぼそうとしていると知り、単身今庄を経由して岐阜城へと乗り込むが彼女に執着している藤吉郎に捕まったところを十兵衛に助けられる。脱出後、再び岐阜城に到着した直後に十兵衛の手を掴もうとした所で落下してしまうが、無事に助けられた。彼と共に戦う中で恋心を抱くが、最後には実兄である信長と戦わせまいとした十兵衛から小谷城へ戻るよう言われて別れた後に泣き崩れる。
- 固有の鬼戦術を使うと、一定時間敵を攻撃して魂を抜き出せるようになる。また、彼女のみ仲が悪くても必ずプレイヤーキャラクターとして使用する。
- 『無頼伝』ではとうとう小谷が織田軍に襲撃されてしまったが、お初ら子供たちも含めコタロウに命を救われる。十兵衛とも龍滝で再会している。
- 『3』では『十兵衛の風間』に本名のお市として名前のみ登場。ここ数年は病を理由に人前にほとんど姿を見せていないらしい。
- 『新』によると、信長亡き後柴田勝家と再婚し、勝家が賤ヶ岳の戦いで藤吉郎改め秀吉に敗れた後、北ノ庄城陥落の折に勝家と共に自害したらしい。しかし、娘のお初に十兵衛と旅をしていたことを話すなど、彼に対する想いは変わらなかった模様。
- 風魔小太郎
- 声 - 石田彰(『2』、『無頼伝』) / 関智一(『Soul』)
- 登場作品 - 『2』、『無頼伝』、『新』(ドラマCDで名前のみ)、『タクティクス』、『Soul』
- 通称コタロウ。北条家お抱えの忍軍・風魔忍軍の若き頭目。年齢は『2』当時17歳。各地で殺戮を続ける信長から同胞を守るため、先手を打ちに単身出郷。今庄で十兵衛と出会う。
- 母は彼を捨てたと伝えられていたが、本当は我が子を忍者にさせぬよう風魔の里から逃がそうとして殺されていた。その悲しみから目を背けようとした結果、女嫌いになる。オユウのことを、当初は信長の手先ではないかと敵視していたが、後に和解。とても仲が良く、さらに他の同志よりも仲が良ければ幻魔塔でも彼女を助けるが、その直後にギンガムファッツ極の攻撃を受け、オユウに「子供たちの所に帰ってあげてくれ」と言い残し絶命する。
- 固有の鬼戦術は一定時間透明になって敵の目を欺く「忍法陽炎」。
- 『無頼伝』では信長との戦いが終息した後も、柳生の庄に戻った十兵衛と宝蔵院に戻ったエケイに各地で暗躍している幻魔とそれらと戦う左馬介の情報を伝えに来ている、十兵衛に託されてオユウ親子を救うなど交流は続いており、仲が良い描写が見られる。女嫌いも克服し、竹に隠れるかえでを見破り、互いに自己紹介したうえ十兵衛と落ち合わせる。また、コタロウでの幻夢空間および幻夢空間改で手に入る武器は、かえでが幻夢空間改を制覇して獲得する反鬼の小太刀と組み合わせられる。
- なお、小太郎の名は個人名ではなく、忍軍の頭領に代々受け継がれる呼称。
- 『新』のドラマCD「始動する物語」では、秀吉による小田原城攻めで主である北条家が滅亡した後に行方不明になったことが、風魔の忍からお初に知らされている。
- 『Soul』では少年時代の小太郎も登場する。
- 雑賀孫市
- 声 - 咲野俊介(『2』、『無頼伝』) / 杉田智和(『Soul』)
- 登場作品 - 『2』、『無頼伝』、『新』(名前のみ)、『タクティクス』、『Soul』
- 通称マゴイチ。紀伊雑賀鉄砲軍団の頭領。年齢は『2』当時33歳。銃の名手だが、剣技にも長ける。常に新たな知識を取り入れることを重要視し、書物を読むことに余念が無い。
- 強い者に味方する合理主義者[1]。考え方の異なるエケイと何かと対立する。藤吉郎から金を手に入れるために今庄にやってきたことを明かされるが、それは自分の里を信長から守ろうと軍備を拡張するためであった。
- とても仲が良く、さらに他の同志よりも仲が良ければ国崩しという砲弾をギンガムファッツ極に撃ち、一撃で倒した後別れを告げる。
- 固有の鬼戦術を使うと、一定時間銃の連射性能が上がる。
- 『無頼伝』では十兵衛と別れた後も次なる幻魔との戦いに備えていて、十兵衛たちが旅立ったと聞いて参戦。現時点では力不足を感じたそうだが鬼ヶ島へ渡り残る鬼の技術を入手しようと画策し、廃城でかえでに反鬼の小太刀を紹介され、さらに鬼ヶ島に興味を示す。そして鬼ヶ島に渡り、ゴーガンダンテスやマーセラスと交戦した。コタロウおよび慶次郎とのムービーでの絡みが無い唯一の同志。
- 『新』では隠居後にお初に鉄砲を教えた師匠として、名前のみ登場。この時の頭領は彼の名を継いだ2代目雑賀孫市である。
- 『タクティクス』では宿命の者として目覚め、白虎の精霊がその身に降臨する。
- 『Soul』では自身の従兄妹である皐月が登場する。
- 安国寺恵瓊
- 声 - 石住昭彦(『2』、『無頼伝』) / 玄田哲章(『Soul』)
- 登場作品 - 『2』、『無頼伝』、『タクティクス』、『Soul』
- 通称エケイ。宝蔵院流槍術の名手と名高い僧侶。洞察力に秀でており、敵の行動や作戦を読むのを得意とする[1]。仏門の身でありながら酒と食べ物と女に目が無い。年齢は『2』当時36歳。
- 過去に武士としてある大名に仕えていたが、戦に敗れて城が落とされた際に妻と娘を失っている。娘の生前、彼女をお姫様にするという約束を交わしたことから、一国一城の主となることを夢見ており、その実現のためならどんなことをも厭わない。また、かつての稲葉山城に入ったこともある。友好関係を築いて相棒にし続ければ、吉川元治とウマがあい毛利家に仕官し、岐阜城・四階広間に来て協力して敵を倒した後、「今が潮時、さらばだ十兵衛。いつかまた会える日を楽しみにしているぞ!」と言って十兵衛と別れる。逆に嫌悪だと、人生に虚しさを覚えたことから「俺は信長に仕えることに決めたぜ」と偽り同じ岐阜城・四階広間に立ちはだかって十兵衛と闘い(この場合、武器は初期のものに自動的に変更されて不可になる)敗れ[3]、最期は「十兵衛、弔いの念仏はいらねェぜ、自分であげるからよ…。南無… 南無…」と吐き捨てて絶命する。
- 固有の鬼戦術を使うと、周囲の敵の動きを一定時間止めることができる。
- 『無頼伝』では毛利家に仕官したが平和な日々を送っていて、槍の腕が鈍ると嘆いていた。しかしコタロウに十兵衛が既に旅立ったと言われ、後を追って旅立った。十兵衛とも今庄で再会している。
- 『Soul』では主人公に絡んでくるが、すぐに酔いを醒まし、大手を振って去っていく。後に主人公を助け共闘し、寺に襲いくる幻魔を薙ぎ払う。この頃はまだ悲しみが消えていないらしく、それを阿国に見透かされる。
鬼武者3
[編集]- ジャック・ブラン
- 声 - ジャン・レノ / 菅生隆之(日本語ボイス)
- キャプチャーモデル - ジャン・レノ
- 登場作品 - 『3』、『新』(存在のみ)
- 『3』の第二の主人公。フランス対外安全保障総管理局(DGSE)第29SA所属。年齢36歳(2004年当時)。
- 「時のねじれ」に巻き込まれ、左馬介と入れかわる形で戦国時代の日本に飛ばされる。そこで鬼の一族から力を授けられ、元の時代に戻るべく幻魔と戦うことになる。高等幻魔や戦国の一般人からはおもに南蛮人と呼ばれる。武将の平八に義を感じたのか思い入れは深く、本能寺で森蘭丸を討った際は仇は討ったとつぶやいていた。
- 鬼武者となってからは鬼之鞭を始めとした、しなる性質の武器を装備する。敵に巻き付けて捕縛することができる他、移動時にはロープのように使うことで離れた所へ飛んだり引き寄せたりすることができる。また、携帯している拳銃を捕縛した敵や地に伏せた敵への追撃に用いる。
- なお本来日本語は話せないが、阿児の力により日本人とも意思疎通ができるようになる。また、本来の歴史の左馬介(プレイヤーの左馬介)と直接交流するのは、左馬介がパリに召喚された時とジャックがパリに帰還した二度のみ。
- 『新』では阿倫の口から「かつて共に戦った西洋人の鬼武者」として、彼の存在が語られている。
- ミシェル・オベール
- 声 - 浅川悠
- 登場作品 - 『3』
- フランス陸軍中尉。年齢28歳(2004年当時)。ジャックの婚約者。果敢な性格の持ち主。
- 最初はパリの街で暴れる幻魔の掃討中、左馬介を不審人物として拘束しようとするが、事情を知り協力する。現代の勝手の分からぬ左馬介を様々な面で支援してくれる。
- 彼女もジャックと同様日本語が話せないが、阿児の力により意思疎通ができるようになる。
- 左馬介とアンリが敵に捕えられた時とジャックが罠にかかった時に、彼らの救出のためプレイヤーキャラクターとして使用できる。
- 使用武器はアサルトライフルやショットガンといった銃火器のみであり、ある道具を入手することで魂は吸収できるようになるが、左馬介やジャックと違って鬼武者化はできない。
新 鬼武者 DAWN OF DREAMS
[編集]- 蒼鬼
- 声 - 楠田敏之(『新』、『タツノコ VS. CAPCOM』、『Soul』) / 三木眞一郎(『Soul』)
- 登場作品 - 『新』、『Soul』、『タツノコ VS. CAPCOM』
- 『新』の主人公。黒き鬼の力を持つ、最強にして最悪の戦士。
- 本名は結城秀康。かつては自らを嫌う実父・徳川家康から豊臣秀吉に人質として差し出され、養子となり武将として活躍するが、結城家当主として大陸へ出兵しそこで地獄のごとき戦場を目の当たりにする。これを機に剣を捨てようとするが秀吉の野望を知り、堺を襲撃する幻魔を相手に剣を振るい戦う。それから2年後の1598年、秀吉による醍醐の花見が催されそうとする中、ただ一人幻魔樹を焼き払い幻魔を倒す旅に出る。
- 二本の大太刀を自在に振るう鬼神の如きその様から「灰燼の蒼鬼(かいじんのそうき)」と呼ばれる。
- 純粋な日本人でありながらロベルトに近い亜麻色の髪をしているが、その理由は鬼の一族を生み出した黒き破壊神の生まれ変わりであるため。CDドラマでは、実母・於万の方が鬼の血を引いていたと語られている。また、愛刀の大太刀・山河慟哭は於万の方が蒼鬼に残していったもので、彼女自身は行方不明になっている。
- お初との会話によると、結城家当主や下総国領主としての役割は、影武者にした双子の弟・永見貞愛に託しているとのこと。貞愛自身が理想の国を作るとやる気になっていることや、秀吉が元養子であった秀康に背かれているということで、影武者の件は一般には秘匿されている。
- 従者システムでの特殊動作は「魂の吸収」。
- 柳生十兵衛 茜
- 声 - ゆかな(『新』) / 田中理恵(『Soul』) / 花澤香菜(『Soul』:幼少時)
- 登場作品 - 『新』、『Soul』
- 年齢14歳。十兵衛の名を受け継ぐ、秀でた剣才を持つ少女。『2』の主人公・柳生十兵衛の孫に当たる。
- 柳生一族で希に出現する鬼ノ眼を持って生まれた、柳生制剛流抜刀術免許皆伝。
- 一族を裏切った柳生宗矩を捜して諸国を巡る旅の途中、桜を狩る物の怪の噂を聞いて駿河の原の街道へ立ち寄り、そこで蒼鬼と出会う。次第に蒼鬼を慕い「アオニィ」と呼ぶようになる。
- 武器は居合刀。主に柳生制剛流抜刀術や体術を操る。鬼ノ眼をもち、覚醒すると敵の動きがスローモーションになる。従者システムでの特殊動作は「敵の陽動」。小柄で身軽なため、狭い隙間を通り抜けたり足場を渡りきることができる。
- 『Soul』ではみの吉と再会し、侍になったみの吉を一番に祝福した。「時のねじれ」により過去の時代に飛ばされており、そこで若い頃の祖父や少年時代の父、叔父らに出会い一緒に暮らすことになる。また、同い年の雑賀孫市 皐月とは二代目同士であり好敵手の間柄。
- お初
- 声 - 小林沙苗(『新』、『Soul』) / 柚木涼香(『Soul』)
- 登場作品 - 『新』、『Soul』
- 秀吉の側室である淀殿の妹で、オユウの娘。コタロウに助けられたが、『無頼伝』では名前・姿共に出ていない。蒼鬼とは幼馴染で、彼に一途な恋心を抱く。
- だがその身体は、蒼鬼や彼女を監視するべく、秀吉や宗矩によって幻魔蟲を宿されていた。それにより悲しい葛藤を強いられることになるが、比叡山で鬼武者の力を覚醒した蒼鬼に浄化され、事なきを得た。
- 隠居した雑賀衆の元頭領・雑賀孫市(『2』に登場したマゴイチと同一人物)から直々に銃の扱いを学んでおり、幻魔を相手にして真っ向から立ち向かえる。さらに信長の姪に当たるため、並の幻魔を超越する幻魔王の血が流れており、覚醒時に「魔殻蟲」を出現させての攻撃が可能になる。
- 従者システムでの特殊動作は「援護射撃」。また火薬を使って障害物を破壊したり、仕込み紐を使って移動することができる。
- 『Soul』では蛇剣を巡る騒動に巻き込まれることになる。
- ロベルト・フロイス
- 声 - 羽多野渉(『新』) / 杉田智和(『Soul』)
- イスパニア人の父と日本人の母の間に生まれた宣教師。ルイス・フロイスの養子。フルネームはロベルト・ザビア・フロイス(ラジオドラマより)。
- 秀吉の九州征伐により戦災孤児になるが、フロイスに保護され養子となる。しかし、フロイスに裏切られ、多くの同胞を失ったことから、憎しみに囚われた復讐の鬼と化す。
- ルイスが再び現れると考えわざと地下牢に捕らえられていたが、蒼鬼と天海が助けに来てしまったことで作戦が台無しにされたとして襲い掛かってきた。復讐の矛先が蒼鬼たちと共通するところにあったため行動を共にするようになる。
- かなり大柄な体格であることに加えて、ルイス・フロイスの手によって腕に「破魔の勾玉」を埋め込まれているため、拳による打撃で幻魔を倒すことが可能。天海いわく、その力が秀吉の野望を阻止するために必要不可欠な存在となるらしい。
- また、当初は迫害してきた日本人への憎しみからイスパニア語でしか話そうとしなかったが、蒼鬼たちとの関わりによって考えを改め日本語で話すようになり、友好を深めるようになる。
- 武器は手甲。主にボクシングのような技が多い。
- 従者システムでの特殊動作は「狂戦士化」で、通常の「猛攻」と違いスーパーアーマーがつき体力が自然減少しない。また怪力を生かして重い物やレバーを動かすことができる。
鬼武者 無頼伝
[編集]ストーリーに特殊なムービー以外が挿入されない。小次郎以外に至っては、どのムービーも1度しか挿入されない。
- 宮本武蔵
- 声 - 大塚明夫
- 登場作品 - 『無頼伝』、『Webアニメ版[4]』
- 左馬介と十兵衛の鬼の武器(ライトサーベル含む)をそれぞれ片手に持った二刀流ができる。毘沙門剣はエクスカリバーと共に「地獄極楽剣」として扱う。鬼力が少し高いのも、彼らと同じ。
- Netflixで配信されているWebアニメ版では主人公を務める[5]。
- 佐々木小次郎
- 声 - 置鮎龍太郎(『無頼伝』) / 関俊彦(『Webアニメ版[6]』)
- 登場作品 - 『無頼伝』、『Webアニメ版』
- 左馬介と同じ鬼の武器(ライトサーベル含む)と竹刀と毘沙門剣を使える。鬼力が少し高いのも同じ。
- ロックマンエグゼ
- ロックマンゼロ プロトフォーム
- ロックマンゼロ アルティメットフォーム
- 声 - 置鮎龍太郎
- 登場作品 - 『無頼伝』
- 黒下忍
- コタロウの技を流用している、幻魔ストーリーにおける通常の敵の一種。
- 黒くノ一
- かえでの技を流用している、幻魔ストーリーにおける通常の敵の一種。
鬼武者タクティクス
[編集]- 王仁丸(おにまる)
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 『タクティクス』の主人公。鬼一族の血を引く若き鬼武者であり、百地三太夫に育てられた。
- おぼろ
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 王仁丸の妹。
- 彦一(ひこいち)
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 坊丸(ぼうまる)
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 半平太(はんぺいた)
- 登場作品 - 『タクティクス』
- つばめ
- 登場作品 - 『タクティクス』
- カブキ
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 虎鉄
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 与一
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 阿国
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 修羅
- 登場作品 - 『タクティクス』
- アゲハ
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 半人半幻魔で、幻魔の父と人間の母を持つ女剣士。宿命の者として目覚め、朱雀の精霊がその身に降臨する。
- 才蔵
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 怪童丸
- 登場作品 - 『タクティクス』
- ギルデンスタンによって改造された機械人間。宿命の者として目覚め、青竜の精霊がその身に降臨する。
- 三十郎
- 登場作品 - 『タクティクス』
- サクラ
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 鬼ッ子
- 登場作品 - 『タクティクス』
幻魔の勢力
[編集]幻魔王
[編集]- フォーティンブラス
- 声 - 大塚明夫(『1』) / 楠見尚己(『幻魔鬼武者』戦闘時のみ) / 立木文彦(『1HD』)
- 登場作品 - 『1』、『新』、『Soul』
- 『1』の最終ボス。初代幻魔王にして、宇宙の混沌から生まれた創造神。白い大蛇のような下半身に翼が生えた異形の上半身を持つ。額にある第三の目が弱点。もっとも、この姿は暗黒儀式のためであり、真の姿は幻魔の中でも知る者はいない。
- 『1』では稲葉山城から繋がる幻魔界で暗黒儀式を行おうとするが、その場に駆け付けた左馬助に切り伏せられる。一瞬の隙を突いて左馬助を捕まえ握り潰そうとするが、真鬼武者へ覚醒した左馬介に額を貫かれ絶命する。
- 『新』では秀吉と高等三幻魔によって秀吉の子である秀頼を触媒に、再び『1』と同じ姿で現世に蘇る。しかし信長の魂を封じ込めた鬼の篭手を使い極限鬼武者へと覚醒した蒼鬼に倒され、真の姿を現す。
- 白い紳士
- 声 - 増谷康紀
- 登場作品 - 『新』
- 『新』の最終ボス。蒼鬼の前に現れる謎の男。当初その正体は蒼鬼以外には見ることはできなかったが、天海は気配を感じ取ることはできていた。その正体は幻魔王フォーティンブラスの真の姿であり、黒き鬼と対をなす白き龍。懐中時計を愛用しており、戦うときは背中から翼を生やす。
- 礼儀正しくも尊大な言動であり、自分に従わない者は容赦しない。その性分故、蒼鬼からは「ただの小さい小悪党」と呼ばれた。最期は蒼鬼たちの絆の力によって討たれる。
- 織田信長
- 声 - 大塚明夫(『1』、『2』、『3』、『無頼伝』、『Soul』) / 立木文彦(『1HD』)
- 登場作品 - 『1』、『2』、『3』、『無頼伝』、『新』(名前のみ)、『タクティクス』、『Soul』
- 尾張を所領とする戦国大名。桶狭間の戦いで敵の矢により討死したものの、ギルデンスタンによってその身に幻魔の血と力を得て蘇る。
- 『1』では復活した直後に幻魔王フォーティンブラスと契約を結び、暗黒儀式によってフォーティンブラスの力を授かろうとするが、フォーティンブラスが左馬介に倒されたことで失敗に終わる。この時左馬介と相まみえている。エンディングでは斎藤龍興が家督を継いだ後、稲葉山城を攻め落とすことに成功した。
- 『2』では天性の頭脳やカリスマ性に加え、自らの血と幻魔の血が混ざり合った結果、突然変異的な幻魔をも凌駕する力を振るうようになり、フォーティンブラスの死に混乱する幻魔たちを束ね自らが幻魔王となる。柳生の庄を焼き払い、一族を女子供問わず皆殺しにするなど、幻魔王となってからは冷酷で残忍な振る舞いを行うようになる。今庄の金山で集めた金を材料に黄金魔神像を造り、そこから発する洗脳の念波で人間の支配を目論む。岐阜城での決戦では真鬼武者に覚醒した柳生十兵衛との戦いに敗れるも、必ず蘇り野望を果たすと宣言した。
- 『無頼伝』では人間ストーリーの最終ボスを務める。彼のストーリーにはムービーが挿入されない。
- 『3』では『2』での最後の言葉通り既に幻魔の技術により復活しているだけでなく、十兵衛との戦いで鬼の力によって倒されたことで鬼の力に対する抵抗力を身に付けている。偶発的に発見した「時のねじれ」を利用し未来世界の支配を画策。既に強大な力を手にしており、左馬介とジャックを苦しめる(実際に過去の左馬介は殺害されている)。しかし未来から戻って来て、過去の左馬之助の鬼の篭手を吸収し、真鬼武者に覚醒した左馬介と戦って敗北する。最後は敦盛を舞った後に自分を打ち倒した左馬之助を称賛し、鬼の篭手に封印される。年齢は『1』で27歳、『2』で39歳、『3』で49歳。
- 幻魔王・織田信長
- 登場作品 - 『2』、『3』、『タクティクス』、『Soul』
- 『3』の最終ボス。織田信長が変身した姿。『タクティクス』では「幻魔王・信長」の名で登場し、姿が大きく異なる。『無頼伝』でもストーリーモードでの織田信長戦の勝利条件表示には「幻魔王・織田信長を倒せ」と表示される。
- 黄金魔神像
- 登場作品 - 『2』
- 『2』の最終ボス。今庄金山から採掘された金で作られた像で、織田軍がそれまでの殺戮で生み出した無数の怨念を動力源とし、信長を崇拝するように洗脳する波動を発生させる装置。十兵衛に敗れた信長が自らの魂を移した後は驚異的な戦闘兵器として十兵衛に襲い掛かってきたが、真鬼武者へ覚醒した十兵衛に破壊される。
- 炎や毒ガスの面、頭部の両目から放つレーザー、宙を舞い直接ぶつかってくる面などで攻撃してくる。
高等幻魔
[編集]- ギルデンスタン
- 声 - 大木民夫(『1』、『無頼伝』、『3』) / 永井一郎(『Soul』) / 大塚芳忠(『1HD』)
- 登場作品 - 『1』、『2』、『無頼伝』、『3』、『TWILIGHT OF DESIRE』、『タクティクス』、『Soul』
- 創造神と並び、はるか昔より存在していた高等幻魔。卓越した頭脳を持ち、幻魔界最高の科学者として、人類の歴史に匹敵するほどの歳月を邪な研究に費やしてきたマッドサイエンティスト。死んだ生命を蘇生させたり、人間などを素体にしてさまざまな造魔を造り出してきた。自ら創り出した造魔を「私の息子」と呼んでいる。
- 『1』では戦死した信長を甦らせ、稲葉山城内を進む左馬介とかえでの前に姿を現す。地獄門を抜けて幻魔界の入り口に立った左馬助に、自分の手で改造したマーセラスをけしかける。
- 『無頼伝』では信長を除く幻魔のストーリーモードで挿入されるムービーにのみ登場。
- 『3』では鬼の一族が遺した過去と未来を繋ぐ「時のねじれ」を発見し、これに関する技術を我がものにしようとし、不慮の事故によって幻魔の軍勢ともども2004年のパリへと送られてしまう。しかし特に気に病むでもなく、現地司令官として侵攻の指揮を執りながら、未来の機械技術をも精力的に取り入れて研究を継続する。パリのブローニュ動物園(実在しない)にある自分の研究施設で左馬介とアンリを幻魔に改造しようと企むもミシェルに邪魔され、代わりにミシェルを改造しようとするも左馬介によって撃破される。
- 彼の研究は自らの身体すら対象としており、肉体改造により下半身を切り離し、飛行する戦闘形態に変形する能力を獲得している。
- 漫画『TWILIGHT OF DESIRE』においては復活を果たすが、天海に再び倒された。
- オズリック
- 声 - 楠見尚己
- 登場作品 - 『1』、『無頼伝』、『Soul』
- 雪姫を稲葉山城本丸へと連れ去った幻魔。高等幻魔だが、感情的な言動からはあまり知性は感じられない。武器は岩石も破壊する巨大な鉄の棍棒。人間を食べることを好み、左馬介は「うまそうな人間」であると発言している。
- 稲葉山城の北側を通る大手道で、まだ鬼武者となっていない左馬助を退け、三ツ目の手から奪い返された雪姫を再び攫う。地下墓地で左馬介に倒された後、「今度はお前がねずみの餌になりやがれ」と吐き捨てられる。
- 『3』では肖像画が、『新』では名護屋城に彼が鬼の一族を踏みつけている姿を象った銅像が登場した。それらからは威厳すら感じられるらしい。
- 『無頼伝』では復活し再び人間たちと対峙する。声優に変更は無いがエフェクトが掛かっていないため『1』とは印象が異なっており、単調な言い回しが多かった『1』よりも話し方に知性が増している。
- 『Soul』では最強の幻魔武者・源義経の腹心「武蔵坊弁慶」として登場。元来人の言うことを聞かないが、400年前に義経に倒されてからは彼の言うことだけは聞くようになった。
- ヘキュバ
- 声 - 幸田夏穂(『1』、『無頼伝』) / 佐古真弓(『1HD』)
- 登場作品 - 『1』、『無頼伝』、『Soul』
- ごく一握りのシャルカが成長を遂げることでなる巨大な蜂の姿をした高等幻魔。三重櫓に巣をつくり、シャルカたちを城内に送り込んだ。幻魔界に通じる「地獄門」を召喚することのできる数少ない幻魔の一人。
- 戦闘においては、上空から隙を突いて襲い掛かり、両腕の鎌で引き裂くか、腹部の先端にある針で刺し貫く。
- 雪姫の世話係だった「ぬい」を殺して彼女に成りすまし、幻魔界へ夢丸を連れ去った後三重櫓に入り込んだ左馬介に襲い掛かるが返り討ちにされ、かえでの機転で仕掛けた爆弾によって建物ごと吹き飛ぶ。
- 『無頼伝』で復活した際は信長が新たな幻魔王に君臨していたため、『1』の頃と違い「信長様」と呼び彼の下に就き天下統一を邪魔する人間たちに立ちはだかる。『1』と同じデザインの三重櫓で戦うことになる。
- ギンガムファッツ
- 声 - 穂積隆信
- 登場作品 - 『2』、『Soul』
- 金山採掘作業のお目付け役として派遣された高等幻魔。筋骨隆々とした上半身に四足の下半身を持つ。十兵衛いわく「筋肉野郎」。知能はさほど感じられないが、かなりの怪力を誇り、高い瞬発力を持つ。武器はつるはしで、その攻撃が地面に当たるとたまに金塊が掘り起こされる。ジュジュドーマとは犬猿の仲であるが、口論ではまるで勝てない。
- オユウを追って金山に入って来た十兵衛と戦うが、必ず蘇ると言い遺して倒される。
- ギンガムファッツ・改
- 声 - 穂積隆信
- 登場作品 - 『2』、『Soul』
- 金山で十兵衛によって倒された後、ギルデンスタンの改造手術によって復活したもの。以前よりも力・瞬発力共に飛躍的に向上している。武器は巨大な斧に持ち替えている。
- 霧隠れの谷の森の中でジュジュドーマに代わり十兵衛と再戦するも、再び蘇ると言い遺して再度倒される。
- ギンガムファッツ・極
- 声 - 穂積隆信
- 登場作品 - 『2』、『Soul』
- 二度目の敗北を受けた後に、さらなる改造を受けたもの。翼の生えた上半身と下半身を分離することが可能になった。武器は「勇」の玉を埋め込んだハンマーに持ち替えている。
- 岐阜城に隣接する幻魔塔にて十兵衛に三度目の戦いを挑む。ルートによっては十兵衛に助太刀したオユウを助けようとしたコタロウに致命傷を負わせる。最期は翼を失い炎の中に落ちそうになったところを下半身に助けてもらおうとするも叶わず共に落ちるか、孫市ルートでは孫市の放った国崩しによって消滅する。
- ジュジュドーマ
- 声 - 谷育子
- 登場作品 - 『2』、『無頼伝』、『Soul』
- 狡猾な頭脳と暴力的な強さを兼ね備えた醜悪な女の高等幻魔。自分の美貌(自称)に絶対の自信を持ち、化粧などに余念が無い。この世の男は全て自分の食い物と見なしている。信長に恋心を抱いて以来、彼に楯突く者には容赦が無く、十兵衛の実の母・高女を殺害した後、「ひと足遅かったわいな、十兵衛。」と笑いを上げて退散する。「和」の玉を持つ。
- 相手をいたぶる陰険な戦いを好むが、ひとたび怒りに身をまかせた後は、武器である特製の傘「大潮」と、刃がついたハンドバッグを用いて執拗な攻撃を行う。また、口から桜吹雪のような妖力を吹き出して攻撃することができる。
- 霧隠れの谷の地下で十兵衛に敗れ、信長の肖像画に投げキッスをして肖像画に手をかけたまま息絶える。その死を見届けた十兵衛は「これで世の男たちは一安心だぜ」と吐き捨てた。
- 『無頼伝』では復活し、再び信長のために尽くし人間たちと戦う。
- 漫画『NIGHT OF GENESIS』では若かりし頃のジュジュドーマと人間の男性との間に生まれたジュジュという娘が登場する。
- ジュジュドーマ蘭
- 声 - 井上喜久子(『Soul』)
- 登場作品 - 『無頼伝』、『Soul』
- ジュジュドーマの若かりし頃の姿。人間基準でも絶世の妖艶なる美女であるが根は現在と変わらず残忍。『無頼伝』では何らかの方法を使いこの姿に若返った。
- ゴーガンダンテス
- 声 - 浜田賢二
- 登場作品 - 『2』、『無頼伝』、『Soul』
- 自他共に認める幻魔界最高の剣士。騎士道を重んじる性格で、趣味は名乗りを挙げることと大袈裟な決めポーズをすること(十兵衛は「よく恥ずかしくないな」と皮肉っていた)。言動の全てが芝居がかっているが、その実力は本物で、舞うような剣術と身のこなし、そして鉄壁の防御術は何者にも付け入る隙を与えない。鬼の一族の重要拠点である鬼ヶ島の彼による制圧は、人間たちに桃太郎伝説として語り継がれている。「礼」の玉を持つ。武器は幻魔刀「鬼殺し」。
- 岐阜城地下での十兵衛との初戦では、オユウの助けで逃走した十兵衛を「もっと強くならないと相手になりません」と言い放った。鬼ヶ島入り口での二戦目の戦いでも、苦境に陥った十兵衛が再びオユウに助けられたことで興が覚め、笑いを上げてその場を退散する。鬼ヶ島機関部での三度目の決戦では十兵衛に「破魔の笛」で防御術を打ち消されたことで敗れる(なお、破魔の笛を使わずに倒すことも可能)。今際の際には十兵衛に自分の名前を呼んでもらうように頼み、それに応えた十兵衛も「幻魔界最高の剣士」と評するなど、両者の間には奇妙な友情が芽生えていた。
- 『無頼伝』では復活し鬼ヶ島砂浜でマゴイチと左馬介らと対峙し、鬼の一族の技術を求め鬼ヶ島に訪れたマゴイチとの専用のやり取りがある。配管通路では十兵衛と再会、お決まりの名乗りをあげ再び対決する。
- ガルガント
- 声 - 遠藤憲一(『3』) / 三宅健太(『新』)[要出典] / 置鮎龍太郎(『無頼伝』)
- 登場作品 - 『3』、『無頼伝』、『新』、『Soul』
- 幻魔界最強の闘士とよばれる高等幻魔。信長の右腕として活躍し、左馬介と何度も剣を交えた好敵手。
- ゴーガンダンテスとは盟友の間柄。すばやい身のこなしから相手の攻撃を絡めとるガルブレードと、強力な波動や幻気弾を放つ幻魔の篭手を駆使し、遠近を問わず強烈な攻撃を仕掛ける。
- 『3』のオープニングで左馬介に倒されるが、「時のねじれ」により過去が変わったことで無かったことになっている。その後の彼の動向は語られていないが『新』で鬼屋敷の最後の階に登場する。また、かつては鬼の一族だった可能性がある(阿倫いわく鬼屋敷に出てくる敵は鬼でありながら幻魔に堕ちた者たちらしい)。
- ベガドンナ
- 声 - 幸田直子
- 登場作品 - 『3』、『Soul』
- モンサンミッシェル地下で、『2』に登場した鬼の一族の移動要塞「鬼玄武」を模した安土城の建設の指揮を執る女幻魔。自称「信長の妻」。苦無投擲、分身と忍術を基本とした攻撃を繰り出す。
- 日本に降り立ち、左馬助の操る鬼の一族の幻影に攻められる安土城の天守閣にてジャックと戦って敗れ、信長への愛を言い遺し絶命する。
- クローディアス
- 声 - 若本規夫
- 登場作品 - 『新』、『Soul』
- 石田三成と同化していた巨大なムカデ型の幻魔。
- ギルデンスタン同様、創造神と並んではるか昔より存在していた高等幻魔であり、「幻魔宰相」の異名を取る高等三幻魔の一体。
- 天海がまだ明智左馬介として信長を追い続けていたときから、何度か戦っていたらしい。
- 空中を縦横無尽に飛び回り、敵に向かって巨体を活かした突進攻撃を仕掛ける。
- 伏見城道中にて、天海に倒される。
- ローゼンクランツ
- 登場作品 - 『新』、『Soul』
- 宣教師ルイス・フロイスに憑依し、恐るべき実験を繰り返していた巨大な蠅の幻魔。
- 「幻魔学士」の異名を取る高等三幻魔の一体で、ギルデンスタン亡き後の造魔創造者的な存在。
- ギルデンスタンとは異なり造魔や実験体のことを「私の実験動物」と呼び、それはロベルトに対しても同様だった。
- 空を自在に飛び回り、雷玉や毒ガスを撒き散らす。
- 伏見城道中にて再戦し、ロベルトに倒される。
- オフィーリア
- 声 - 横尾まり
- 登場作品 - 『新』、『Soul』
- 邪気を操り、他人を洗脳する術に長けた「幻魔巫女」の異名を取る蛾に似た高等三幻魔の一体。攻撃対象をすばやい動きと瘴気で幻惑する。
- 幻魔母樹を作り出す際にその核にされた淀君に変化して(お初など、秀吉を除いた皆に対して)なりすまし、秀吉を監視していた。
- 伏見城大橋にてお初に敗れる。その後幻魔母樹に串刺しにされ絶命する。
- ドナルベイン
- 登場作品 - 『Soul』
- 『Soul』オリジナルの高等幻魔。冷徹に戦闘効率を算出する頭脳と金属質の体を持つ戦闘機械のような存在。人間の非合理的な思考や感情を理解するのは苦手。
- 信長の配下である和田惟政と長谷川秀一が異界から偶然呼び出した幻魔で、基本的には自分を召喚した彼らの言うことを聞くが、融通の利かない部分もある。
- ティボルト
- 登場作品 - 『Soul』
- 『Soul』オリジナルの高等幻魔。戦いを神聖なものと考え、強者と戦い勝利することを至上の喜びとする。その姿は数千年前から目撃され、人々からは茨木童子として語り継がれている。
- かつての戦いで陰陽師が使った左近桜の力で封印されていたが、全国各地の桜の封印が解かれたために徐々に力を取り戻していく。鬼の血肉を喰らうと膂力が高まる性質を持ち、蒼鬼や茜と戦いを繰り広げる。
- デズデモーナ
- 登場作品 - 『Soul』
- 『Soul』オリジナルの高等幻魔。自称「高等幻魔界で二番目に強い女」。ジュジュドーマとは共に腕を磨いた間柄で、彼女を「お姉様」と呼び慕う。
- 十兵衛に恨みを持つ果心居士によって目覚めさせられ、柳生の一族を狙う。自分の眼を見た男を意のままに操る能力を持っている。
幻魔四天王
[編集]- ドリキーン、グリキーン
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 双子で、ドリキーンが弟、グリキーンが兄。
- バラハギ
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 剣術を得意とする。
- ラミージア
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 幻魔四天王の紅一点。
- ガラカラック
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 最強の幻魔四天王。ギルデンスタンの息子を名乗る究極のカラクリ幻魔。
織田軍
[編集]- 森蘭丸
- 声 - 鈴木正和(『3』) / 三木眞一郎、山崎たくみ(『Soul』)
- 登場作品 - 『3』、『Soul』
- 年齢16歳(1582年当時)。織田家近習頭で信長を崇拝している。本来の歴史では本能寺に攻め入った左馬介と対峙するが倒され、「時のねじれ」によって未来に運ばれた。時空改変後は過去に来たジャックの前に度々現れる。
- 最後はジャックと一騎討ちをするが、刀を鬼之鞭により奪われた直後にジャックに殴り飛ばされ、本能寺の2階から転落死する。
- 幻魔・森蘭丸
- 左馬介に倒された森蘭丸が「時のねじれ」に飲まれて未来に行き、左馬介への復讐のためにギルデンスタンの手で生きたまま幻魔となった。
- 脳に手を加えられていないので記憶は残っているが、幻魔の血を受けた影響で冷静さは失われ話し方も狂気に満ちている。また、人間だった時に比べて身体能力が主にスピード面で大幅に向上している。幻魔としての力が強力なため幻魔の魂を吸収し、自身の体力を回復することができる。
- ギルデンスタン亡き後は「時のねじれ」の研究を引き継いだ。エッフェル塔の頂上で左馬介に戦いを挑むが敗北する。絶命寸前に時のねじれ装置を起動させ信長を呼び出そうとしたが、誤作動により逆にジャックと左馬介をもとの時代に戻してしまう。死亡したと思われていたが生きており、悪足掻きで戻ってきたジャックの息子、アンリを貫くがその直後にジャックによる怒涛の攻撃により倒される。特典の平八無頼伝にも登場した。
- 本多平八郎忠勝
- 声 - 玄田哲章(『3』) / 藤原啓治、小山力也(『Soul』)
- 登場作品 - 『3』、『Soul』
- 年齢24歳(1582年当時)。信長と同盟を結んでいる徳川家康の家臣。情に厚く剛直な性格。きつい三河弁の訛りがある。幻魔蜻蛉切を得物にする槍の名手。
- 主君が信長と同盟関係であるが故に不本意ながら幻魔に加勢、ジャックたちと対立する。
- 主君の手前ジャックに襲い掛かるが、内心は穏やかではない。終盤ではついに見切りをつけ、内通者として安土城の天守閣への手引きをするも、最後は森蘭丸の罠にかかり殺される。
豊臣家
[編集]- 木下藤吉郎→羽柴秀吉→豊臣秀吉
- 声 - 大川透(『1』、『2』、『3』、『新』) / 玄田哲章(『Soul』) / 高木渉(『1HD』)
- 登場作品 - 『1』、『2』、『3』、『新』、『タクティクス』、『Soul』
- 百姓出身の信長の腹心で後の天下人。織田軍で信長と幻魔の関係を知る唯一の人間。弱肉強食を世の理と考えている。絶対の忠誠を誓っているように見えるが、心の奥底では自身の出世のみを願っている。
- 『1』では足軽の兵装を身に付け、暗黒儀式に必要な夢丸を追う傍ら、左馬助に織田家への仕官を勧める。年齢は25歳。
- 『2』では出世した証としてビロードのついた洋服を着ている。岐阜城と鬼ヶ島で十兵衛たちの行く手を遮る。ルートによっては幻魔洞で十兵衛を石化させて無力化することに成功する。鬼の血を引く十兵衛を利用して鬼ヶ島に眠る飛空艇「鬼玄武」を奪取、小谷城への攻撃を敢行するも、十兵衛に奪い返されて脱出する。しかし事前に鬼玄武に爆弾を仕掛けており、自身の脱出直後に作動させた。
- 『3』では織田家の重臣として出世したため、名を羽柴秀吉と改めた。中国攻めに赴いており本編には登場しないが、信長の死後に幻魔としての覚醒を見せる。
- 『新』では信長亡き後天下を統一。妖星の出現と共に幻魔の力に目覚め、かつての主君・信長と協力関係にあった幻魔たちと結託。天下統一の後、世界の王になるという己の欲望のために幻魔の力を解き放つ。幻魔の力を吸収し、不死身の肉体を手に入れる。
- 幻魔蟲を生み出す「桜」こと幻魔樹を京・醍醐寺に集め、醍醐の花見なる計画を企てる。伏見城での最終決戦では天守楼にて大甲冑秀吉に乗り込み蒼鬼と戦うものの敗北し、オフィーリアに見捨てられた挙句最後はオフィーリアが支配していた淀君の身体を取り込んだ幻魔母樹に自身も取り込まれる。幻魔母樹が倒された後、自分は幻魔の道具でしかなかったことを悟り秀康たちに看取られながら静かに息を引き取る。
- 漫画版の『TWILIGHT OF DESIRE』では、天下統一において手にあまる幻魔を封印していたが、秀次の乱で幻魔の力の凄まじさを思い出し、大陸侵攻のために再び幻魔を利用することを決めた。『NIGHT OF GENESIS』や『ドラマCD』では、豹変する前の秀吉は決して無駄な殺戮や戦争をするような人間ではないと蒼鬼やお初の口から語られており、『新』のゲーム本編でも蒼鬼は秀吉を憎み切ることができず、死に際の秀吉に対して悲しげに「親父」と呼んでおり、血は繋がらないが蒼鬼にとって秀吉は実の父である家康よりも慕っていたようである。
- 大甲冑秀吉
- 登場作品 - 『新』
- 秀吉の最後の切り札。機械仕掛けの甲冑には右手に装備された大太刀の他に、機関銃などが搭載されている。
- 巨体ゆえに通常の攻撃手段ではダメージを与えることは不可能である。蒼鬼に破壊される。
- 幻魔・秀吉
- 登場作品 - 『タクティクス』
- 秀吉が幻魔と化した姿。
- 石田三成
- 声 - 若本規夫
- 登場作品 - 『新』
- 秀吉に昔から仕えてきた家臣。秀吉の命で極秘にイスパニア政府と共に幻魔の研究を行っていた(ルイス・フロイスですら、ローゼンクランツに意識を乗っ取られ始めるまでこのことを知らない)が、幻魔の魅力に傾倒し、幻魔を世界に解き放った。自身は高等三幻魔の一匹クローディアスに自身と同化させ、強大な力を得た。忠実な重臣だが、幻魔に関して否定的な考えを有している左近に対しては警戒しており、オフィーリアと共に戦闘兵器へと改造する。そのためか堺の海でおぼれた左近を助けようともせず、「あんなもの所詮失敗作です」と言い放った。だが自力で海から這い上がった上に天海の手によって人間としての意思を完全に取り戻した左近によって腹を大槍で突かれ、最終的に体からクローディアスは離れた。
- 主君・秀吉の野望を知った天海とは幾度と無くぶつかり合う。また、オープニングでの本人の台詞から天海の正体がかつて主君・秀吉と対峙した過去を持つ鬼武者・明智左馬介だということを知っている模様。物腰は丁寧だが打算的で冷酷非情。
- 『ドラマCD』の「それゆけサン=フェリペ号」の回では地味で個性の無い「田石成三」という商人に扮してサン=フェリペ号に乗り込み、蒼鬼たちの暗殺を目論むが全体的にコミカルな描写で描かれている。
- 塙団右衛門
- 声 - 飯塚昭三
- 登場作品 - 『新』
- 元々信長の家臣だったが、秀吉が全国を統一した後は秀吉に仕えるようになった。蒼鬼が結城秀康として大陸に出兵していた当時は彼も大陸で戦っていたが、血達磨団右衛門の異名そのままの戦いぶりは蒼鬼にとってあまり良いものではなかったらしい。その後桜こと幻魔樹を駿河の砦へ移送する最中、原の宿場にて桜狩りを行っていた蒼鬼と遭遇し闘うが敗れて死亡する。幻魔蟲を食べて幻魔化しており大鉈による攻撃のほか火炎の衝撃波を放ってくる。金剛や森羅と同系列の敵である。
- 島左近
- 声 - 三宅健太(『新』、『Soul』) / 玄田哲章(『Soul』)
- 登場作品 - 『新』、『Soul』
- 三成の忠実な家臣で赤い穂先の大槍を軽々と振るう猛将。幻魔蟲を頑として跳ね除け続け、幻魔化はしなかったが三成とオフィーリアの手によって意思すら持たない戦闘兵器と化す。三度目の闘いで蒼鬼と天海に浄化され、正気を取り戻す。
- 柳生宗矩
- 声 - 藤原啓治(『新』、『Soul』) / 大塚芳忠、杉田智和(『Soul』)
- 登場作品 - 『新』、『Soul』
- 柳生十兵衛茜の叔父。実父の柳生石舟斎を憎んでいる。普段は眼帯で隠しているが、茜同様、鬼ノ眼を持っている。この眼は幼少時代に父・石舟斎に植え付けられた実母の眼。事故で瀕死の重傷を負った当時の宗矩を助けるための救命処置だったのだが、結果としてこの事件が宗矩が石舟斎を憎む一因となる。
- 柳生の裏の型を使いこなす達人で、その技量は茜を上回るほど。ただ彼自身は石舟斎を憎んでおり、それと同じく柳生の剣術も嫌っている。蒼鬼いわく「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」。そのため刀を抜くときはいかにも嫌々そうに「剣術は嫌いなんだがな」と語る。また、茜に対しては柳生一族における敬称でもある「十兵衛」と呼ぶことは一切せず、劇中では小馬鹿にした口調で「御高説痛み入ります、柳生茜殿」と言い放っている。
- 柳生の庄を出奔した後は秀吉に仕えているが、その目的は天下人となること。ゆえに忠誠心は低く、好き勝手にやっている。最後は茜との一騎討ちに敗れる。だがしぶとく生き延び、その後フォーティンブラスに制裁を加えられるがエピローグにて生存していることが茜の口から明らかとなる。
- 『Soul』では少年時代の宗矩も登場する。
- ルイス・フロイス
- 声 - 佐藤正治
- 登場作品 - 『新』
- キリスト教と西洋医学の流布に来日したイスパニアの医師で、ロベルトら27人の養子たちを育てた心優しい宣教師でもあった。しかしある時高等三幻魔の一匹であるローゼンクランツに取り込まれ、ロベルト以外の26人の養子を殺してしまった。
- しかし完全には支配されていないようで、時折本来の人格が蘇り、意識が自身の物である時ロベルトの腕に破魔の勾玉を隠し最後の希望を託した。蒼鬼たちに敗れて落下してきたクローディアスの爆発に巻き込まれ、ローゼンクランツを残して死亡する。
- 豊臣秀次
- 登場作品 - 『TWILIGHT OF DESIRE』、『新』(名前のみ)
- 豊臣秀吉の姉・智子の息子で、叔父にあたる秀吉の養子となり、実子・鶴松の死後関白職を譲られる。しかし秀吉の実子・秀頼が生まれると、用済みとなった自身は切腹を命じられるのではないかと危機感を抱くようになったが、家臣・木村常隆介から「秀吉への謀反」の話をそそのかされたことで彼に反発するようになる。それに合わせたかのように現れた高等幻魔・オフィーリアから「全てを手に入れられる強さ」の言葉に乗り、幻魔としての力を手に入れると同時に幻魔王・織田信長が封印された鬼の篭手を手に入れるため篭手が封印されている比叡山延暦寺を襲撃。幻魔が踏み込めない強大な結界が張り巡らされていると知ると、それを破ることができる人間の軍を使って侵入し、かつての篭手の所持者で延暦寺の僧・南光坊天海(明智左馬介)と対峙する。
- 延暦寺の戦いでは天海の力の前に敗れそうになるが、ギルデンスタンが放ったかえでの姿を模した造魔の助けもあり、油断した天海を襲って鬼の篭手を強奪。篭手に封印された信長の力を解放し、圧倒的な力で天海を倒す。しかし篭手は阿倫と逃走した天海の捨て身の行動で半分に割られており、いずれ彼が残りの篭手の半分を取り戻しにくると判断し、自身の居城・聚楽第で待ち構える。
- 聚楽第での最終決戦では比叡山の戦いと同様、信長の力を解放して天海を追いつめるが、捨て身の行動を起こし秀次の体内で篭手を元に戻した天海が鬼武者に変身したことで敗北。土壇場で詰めの一手を打ち損ねたのは全くもって自分らしいと笑いながら死亡した。秀次の死後、彼の正室・側室・子供の39人は忠実と同じく京都の三条河原で虐殺され、彼の居城だった聚楽第も豊臣軍によって破壊されたが、その跡地には徳川家の屋敷が建設された(『NIGHT OF GENESIS』より)。また、地下は幻魔界に繋がっている描写がある。
- 前野景定
- 登場作品 - 『TWILIGHT OF DESIRE』
- 秀次の側近の侍。かつて「武士の道を織る者」と謳われた高名な人物だったが、秀次への忠義のために幻魔の力に手を染める。雛菊との戦いでは幻魔の力で彼女を圧倒するも、最後は救援に駆けつけた天海の手で討たれた。
- 加藤清正
- 声 - 岩崎征実(ドラマCD)
- 登場作品 - 『新』(名前のみ)、『ドラマCD』、『NIGHT OF GENESIS』
- 秀吉配下の武将。『新』では巻物で彼の名前が登場する。『ドラマCD』や『NIGHT OF GENESIS』では斬馬刀を携え、幻魔蟲を取り込んで幻魔兵になって蒼鬼と戦った。
- 小西行長
- 声 - 太田哲治
- 登場作品 - 『ドラマCD』
- 豊臣家家臣の大名で蒼鬼とは旧知の仲。蒼鬼と秀吉の確執を知りながらも彼の願いを聞き入れ、おたあの保護を引き受けた。
その他の人物
[編集]鬼武者
[編集]- 雪姫
- 声 - 岡村明美(『1』) / 小清水亜美(『Soul』) / 名塚佳織(『1HD』)
- 登場作品 - 『1』
- 年齢は『1』当時18歳。斎藤道三の娘。左馬介の従兄弟。稲葉山城の異変にいち早く気づき、唯一頼れる存在である左馬介に救援を乞う。政略結婚の道具として自由のない生活を送っていたために、自分と同じように弱い存在であった夢丸を放っておけずに連れ帰り、弟のようにかわいがった。
- 幻魔界でフォーティンブラスに暗黒儀式の生贄にされそうになるも、左馬助とかえでによって救出される。エンディングでは斎藤家没落後、今井宗久のもとへと身を寄せた後、夢丸と共に南蛮船に乗って世界へと旅立った。
- 夢丸 / 前田慶次郎
- 声 - 津村まこと(『1』) / 沢城みゆき(『Soul』) / 岸祐二(『無頼伝』) / 杉田智和、神谷浩史(『Soul』) / 金元寿子(『1HD』)
- 登場作品 - 『1』、『無頼伝』、『Soul』
- 年齢は『1』当時12歳。さらわれた雪姫を救出しようと奮闘する少年。先の合戦で両親を亡くした際に拾い育ててくれた雪姫を実の姉のように慕っている。暗黒儀式の際に雪姫を絶望させるために、幻魔らによって攫われ雪姫の目の前で殺されそうになる。稲葉山城での決戦から生き残った後、左馬介の助言の通りに日本を出て、世界を放浪してその目で見て回った。
- のちの前田慶次郎利益であり、『鬼武者 無頼伝』ではプレイヤーキャラクターの前田慶次郎として成長した姿で登場している。かえでと再会すると、恩返しとして織田と戦うと宣言。彼女をマーセラスの襲撃から庇ったり、舎兄同然の左馬介に「女心を分かってやりなよ。ま、2人とも俺が死なせないさ」と言っている他、十兵衛たちに自己紹介がてら、信長が復活していることを伝える。
- 鬼の一族
- 声 - 永井一郎(『1』) / 大川透(『3』)
- 登場作品 - 『1』、『3』
- 左馬介に鬼の篭手を授けた人物。実体は無く、魂のような形で登場した。『3』では戦国時代にタイムスリップした異国人のジャックに鬼の力を与える。
- みのおやじ
- 声 - 浜田賢二(『1』、『3』) / 永野善一(『新』)
- 登場作品 - 『1』、『3』、『新』
- ミノムシのように天井からぶら下がった蓑に入った謎の人物。稲葉山城の詰所と枯れ井戸に出現し、主人公を魔空空間へと連れて行く力を持つ。
- 鬼の篭手を人間界に出現させるきっかけを作った。
- 『無頼伝』では、ストーリーをクリアする(宮本武蔵に限り1周目のみ)か、幻夢空間や幻夢空間改から生還すれば誰にでも、VERYEASYでは薬草を、EASYでは丸薬を、その難易度で吸った勝利魂の全没収と引き換えにくれる。その他の難易度では、回復用の道具や力石、強力な装備品(左馬介には売らない)、エクスカリバー(左馬介とガルガントのみ)を、勝利魂を通貨に売る。
- またNORMAL以上では、ジュジュドーマかオズリックを倒した者を誰でも幻夢空間へ、2周目以降にゴーガンダンテスかヘキュバを倒した者は幻夢空間改へ案内する。
- 『3』では、主人公(左馬介、ジャック)を魔空空間へ連れて行く力を持つ。
- 海底神殿、モン・サン・ミッシェル、鬼屋敷(難しい以上のみ)、エッフェル塔(難しい以上のみ)、本能寺に出現。
- 『新』で名前だけ再登場の際には、伝説の赤き鬼武者と出会ったことで一躍有名になり、子供を身籠もった女と結婚するらしい。ドラマCDで本名はみの五郎と判明。
- 明智光秀
- 声 - 若本規夫(『3』) / 小西克幸、小山力也(『Soul』)
- 登場作品 - 『1』(名前のみ)、『3』、『新』(名前のみ)
- 左馬介の叔父で、主君でもある織田家家臣の武将。
- 『1』では名前のみ登場。本作から3年前、左馬介と共に世界を放浪した。
- 『3』では、左馬介と密かに連絡を取り合い、本能寺にて合流後信長に挑む。本作では、本能寺の変における光秀の謀反は、信長や蘭丸にすでに見破られていたという設定。
- 『新』では史実通り既に亡くなっており、彼を弔った明智塚が京の都に登場する。ここでは光秀の魂がある重要な役割を果たす。
- 『タクティクス』では陰陽師に変装して行く先々に現れ、主人公である王仁丸に助言を施す。物語の終盤ではプレイヤーキャラクターとして王仁丸と共に戦い、宿命に目覚めて玄武の精霊がその身に降臨する。
- 雑兵
- 登場作品 - 『1』、『無頼伝』
- 幻魔と戦っていた斉藤軍の雑兵。
- 『無頼伝』では幻魔ストーリーで最も一般的な敵。弓や銃を装備する者がおり、種類数は織田雑兵に勝るとも劣らない。
鬼武者2
[編集]- 高女(たかじょ)
- 声 - 田中敦子(『2』)
- 登場作品 - 『2』、『Soul』
- 壊滅した柳生の庄に戻ってきた十兵衛の前に現れた女性。見た目は人間だが、蛇の様な下半身を持つ。その正体は鬼の一族の1人にして、若き日の十兵衛の父家厳と出会い、十兵衛を生んだ母親。十兵衛の中に眠る鬼の力を目覚めさせると、柳生の庄を襲った信長を倒すように話し、「仁」の玉を授ける。
- 信長に逆らったということでジュジュドーマに襲われて重傷を負い、「十兵衛…わらわの息子…もっと、いろいろ話したかった…。十兵衛……」と言い遺して十兵衛の眼前で絶命する。しかし、その後も霊になって十兵衛を見守り、鬼ヶ島にて十兵衛を助けようと奮闘していたオユウの前に姿を現す。
- 『Soul』では茜が主人公と引き合わせる。
鬼武者3
[編集]- アンリ・ブラン
- 声 - 矢島晶子
- 登場作品 - 『3』
- ジャックの息子。言動の端々にまだ幼さを残す10歳。事故で母親を亡くしたことに責任を感じており、ミシェルを受け入れられない。コンピューターの扱いや数学的素養に関しては大人顔負けである。一種のテレパシーに近い直感を持ち、父親のジャックがピンチの時には阿児のように時を飛び越えそれを察知する。
- 特定のステージでは戦闘に参加することがあり、たまに石を投げる(ダメージは与えられない)他、敵の攻撃も受けるがダメージは受けない。
- ジャックが2004年のパリに帰還した直後に幻魔森蘭丸に殺されるが、ジャックの鬼の籠手と引き換えにその命を救われる。
- 阿児(あこ)
- 声 - 南央美(『3』) / 田村ゆかり(『Soul』)
- 登場作品 - 『3』、『Soul』
- 人間の半分にも満たない小柄のカラス天狗の少女。神通力に類する能力の他時空跳躍能力を持つ。しかしジャックをおっさん呼ばわりしたりと口が悪い。
- 現代と戦国時代を行き来し、左馬介、ジャックをサポートする。
- フィリップ
- 登場作品 - 『3』
- ジャックの同僚にして、親友。
- パリを幻魔が襲撃した際部隊を率いて出動するが、幻魔の攻撃で部隊は全滅し、彼も重傷を負う。その直後、「時のねじれ」によってジャックと共に戦国時代の日本、比叡山へと飛ばされ、「死ぬときは妻と娘の前と決めていたのに…」と言い遺し、ジャックの前で息絶える。
- 虎屋
- 声 - 奥田啓人
- 登場作品 - 『3』
- 幻魔の襲撃で閑散とした堺を拠点とする、織田家御用達の豪商。
- 織田家の命に従い、物品を指定の場所に納品したり、幻魔南蛮船で港に寄港する幻魔と取引をしていた。また、「時のねじれ」の影響で未来からタイムスリップしてきた物を収集している。
- アンリの母親
- 声 - 大野エリ
- 登場作品 - 『3』
- アンリの母親で故人。本名は不明。
- アンリを事故から庇って他界している。とあるイベントにおいて、阿児の力によってアンリの前に魂の状態で現れ、彼にメッセージを伝える。
新 鬼武者 DAWN OF DREAMS
[編集]- みの吉
- 声 - 玉川紗己子(『新』、『Soul』)
- 登場作品 - 『新』、『Soul』
- 蒼鬼と行動をともにするみの一族の子供。十兵衛からは「みのちゃん」と呼ばれている。
- 鬼武者の英雄談を聞かされて育っており、鬼武者を含めた「侍」という存在に純な憧れを抱いていた。
- 蒼鬼の鬼神の如き戦いぶりに魅了され、それからというもの常に彼と行動を共にするようになった。
- 空間移動などの不思議な力を持っている。
- 『Soul』では侍見習いとして、プレイヤーが各地を巡検に出る際にお供を務める。「時のねじれ」により先の時代から飛ばされており、一緒にいた仲間や一部の人間のことは覚えているが、過去に何があったかの記憶はほとんど消滅している。
- 阿倫(ありん)
- 声 - 早川いほ(『新』) / 田村ゆかり(『Soul』)
- 登場作品 - 『新』、『Soul』
- 比叡山の寺に住む、自称・お茶目でかわいい尼僧。鬼や幻魔については精通した知識を持っている。
- 天海とは古くからの知り合いでもあり、ずっと昔から共に幻魔と戦っていた。
- その正体は人間になり尼僧となった阿児。『3』でも条件を満たしてクリアすると、人間版の阿児が見られる。
- 淀君
- 声 - 横尾まり(『新』) / 柚木涼香(『Soul』)
- 登場作品 - 『新』、『SOUL』
- 本名を茶々といい、お初の姉に当たる。お市の長女である。『2』のお市の口からは3姉妹はお市の義理の娘であることが語られたが、新ではお初は信長の血を引いている設定になっている。
- 母であるお市の夫・柴田勝家を戦で殺した男の寵愛を受けることで戦国が終わるならと、あえて秀吉の側室になるほど心根の優しい性格だったが、秀吉の覚醒と共に、夫の行う政策に異を唱える秀吉の実母・大政所や正妻・北政所を抑え付け、嫡子・秀頼の生母としての権力を振りかざす様になる。
- その正体は高等幻魔オフィーリアであり、本物の淀君は幻魔に捕らえられていた。
- おたあ
- 声 - 望月久代
- 登場作品 - 『ドラマCD』
- 蒼鬼が大陸で保護した少女。蒼鬼の弱みとなる存在として秀吉に拉致されてしまい、伏見城に監禁されるが蒼鬼に救出されて小西行長に預けられる。
- 三太郎
- 声 - 木内秀信
- 登場作品 - 『ドラマCD』
- 妻のアヤメと宿を切り盛りしていた男性。豊臣家に狙われる蒼鬼とおたあを匿っていたが、三成に殺害される。
- アヤメ
- 声 - 陰山真寿美
- 登場作品 - 『ドラマCD』
- 夫の三太郎と宿を切り盛りする心優しい女性。豊臣家に狙われる蒼鬼とおたあを匿っていたが、三太郎の子を妊娠していたために妖星の導きに誘われ、幻魔樹に埋め込まれてしまう。最後は蒼鬼の手で死ぬことを願い、幻魔樹ごと焼かれて命を落とした。
- 徳川家康
- 声 - 長嶝高士
- 登場作品 - 『新』(名前のみ)、『ドラマCD』、『NIGHT OF GENESIS』
- 豊臣政権の五大老の一人にして蒼鬼の実の父親。蒼鬼の母が鬼の一族で、その血を継いでいたことから徳川家の災いとならないために秀吉への養子に出した。家のためとはいえ、家康なりに罪悪感は感じていたようである。
- 『NIGHT OF GENESIS』では信長や秀吉のように幻魔の力に手を染めた者は必ず破滅すると息子の秀忠や忠吉に語っており、徳川が天下を取るための画策をしていた。また、ドラマCDの描写と違って蒼鬼を目障りな存在と思い、秀吉よりも先に徳川の手で始末しようとしていた冷酷非情な一面が描かれている。
- 庄田慶介
- 声 - 小野大輔
- 登場作品 - 『ドラマCD』、『NIGHT OF GENESIS』
- 石舟斎の側近の侍で茜からは庄田の兄ちゃんと呼ばれている。『NIGHT OF GENESIS』では十兵衛の名を継ぐ継承戦で茜の勝利を見届けたが、宗矩による柳生の庄襲撃の際に宗矩の凶刃から石舟斎を庇って死亡する。
- 木村助九郎
- 声 - 本名陽子
- 登場作品 - 『ドラマCD』、『NIGHT OF GENESIS』
- 柳生の庄で茜と一二を争う実力を持つ少年。ドラマCDでは茜に想いを寄せている描写がある。
- 木村小春
- 声 - 岡村明美
- 登場作品 - 『ドラマCD』
- 助九郎の姉で弟想いの女性。密かに茜に恋慕する助九郎の気持ちに気づいており、度々世話を焼いていた。柳生の庄が幻魔の軍勢に襲われた際に幻魔蟲に取り付かれて正気を失い、自分の父と母を斬殺してしまう。最後は助九郎に涙を飲んで斬られた。
- 柳生厳勝
- 声 - 竹本英史
- 登場作品 - 『ドラマCD』、『NIGHT OF GENESIS』
- 石舟斎の長男で茜の父親。宗矩の凶行によって重傷を負い、それ以降は剣の道から身を引いていた。ドラマCDでは幻魔蟲に取り付かれ、茜と石舟斎に襲い掛かるが天海の鬼の籠手による浄化で正気に戻った。
- 風魔の忍
- 声 - 津田健次郎
- 登場作品 - 『ドラマCD』
- 北条氏が滅亡したことで先代頭領の小太郎不在後の風魔衆を率いる忍。先代小太郎がお初の母のお市(オユウ)に命を救われていたことをお初に語っている。部下の忍(声 - 本田貴子)と共に秀吉の実子の秀頼を人質に取って豊臣政権の打倒を目論むが、お初の必死の説得に応じて秀頼の身柄をお初に返した。しかし密かに軍勢を忍ばせていた三成の騙し討ちに遭い命を落とす。この事件でお初は豊臣家への強烈な不信感を抱き、離反の意を決した。
- 雛菊
- 登場作品 - 『TWILIGHT OF DESIRE』、『NIGHT OF GENESIS』
- 元武家の娘で彼女の一座の乙葉(いっか)、双葉(ふたば)、充樹(みっか)の三つ子とともに、河原者として芸を生業に生計を立てていた。
- 阿倫と手を組み、聚楽第で命を張った大舞台を演じて幻魔との戦いに身を投じる。人間でありながら多節槍を武器に下等幻魔や中等幻魔相手ならば引けを取らない戦闘能力を持つ。かつて細川ガラシャの侍女であり、彼女を実の母のように慕っていた。のちに阿倫から出雲阿国の名を譲り受ける。
- 阿国の名を継いでからは『新』のゲーム本編で茜との会話でかつて茜と行動を共にしており、彼女から親友と言われるほどの関係になっていることが判明している。
- 『NIGHT OF GENESIS』にも登場しており、天海と再会を果たし、親友である茜との再会に思いを馳せていた。実力は中等幻魔の中でも上位に位置するオズリックを瞬殺するほどの高みに達している。
- 徳川秀忠
- 登場作品 - 『NIGHT OF GENESIS』
- 徳川家の三男。青白とした細身の男で、兄の蒼鬼に劣等感を抱いている。常に親指の爪を噛む癖がある。徳川家の後継者となるために蒼鬼の暗殺を半蔵ともう一人の天海に命じる。
- 松平忠吉
- 登場作品 - 『NIGHT OF GENESIS』
- 徳川家の四男。秀忠からは賢しらぶった弟と忌々しく思われている。
- 服部半蔵
- 登場作品 - 『NIGHT OF GENESIS』
- 徳川家に代々仕える忍。剽軽とした性格だが、その本性は陰湿で残忍。蒼鬼に敗れたジュジュを連れ帰ろうとするも彼女に部下を皆殺しにされてしまう。
- もう一人の天海
- 登場作品 - 『NIGHT OF GENESIS』
- 家康に仕える謎の僧侶。『新』の天海と瓜二つの外見をしているが別人であり、なぜ同じ見た目なのかは不明。秀忠による蒼鬼暗殺の命令を受けて牢獄からジュジュを解き放つ。
- ギルデンスタンを彷彿とさせるマッド・サイエンティストの気質で、かつて幻魔王と謳われた信長を例に挙げて、人間も幻魔も超えた新たなる創造物の誕生を目論んでいる。
- ジュジュ
- 登場作品 - 『NIGHT OF GENESIS』
- 蒼鬼の命を狙い、突如襲撃してきた少女。先端に刃を仕込んだ大傘とマントの下の体中に巻き付けた無数の鎖付き刃を武器に戦う。傍には幻魔であるギンファが常に離れず付き添っている。その正体は若かりし頃のジュジュドーマと人間の侍らしき男性との間に生まれた半妖。武器である番傘・大潮(改)は母であるジュジュドーマの形見である。
- 普段は聚楽第跡の地下の牢獄に幽閉されているが、蒼鬼を暗殺するためにもう一人の天海の命令で蒼鬼の暗殺に向かうが返り討ちにされる。しかし人間は斬らないことを信念とする蒼鬼に見逃され、服部半蔵たちに連れ戻されそうになるもかつて人間の慰み者にされていたトラウマが蘇り、半蔵の部下たちを皆殺しにしてギンファとともに逃亡した。
- 人形のように無感情に見えるが半妖であることにコンプレックスを抱いており、幻魔に襲われていた人間の娘たちを助ける一面もある。
- くいな
- 登場作品 - 『NIGHT OF GENESIS』
- 旅の途中の茜を賊と勘違いして斬りかかってしまった目が不自由な少女。傍にはいつも数匹の狼が付き添っている。幻魔に襲われた里を茜に助けてもらい、別れの際には山茶花を模した首飾りを送っている。
- 武蔵
- 登場作品 - 『NIGHT OF GENESIS』
- 自称「鬼武者」を名乗る二刀流の木刀使いの青年。茜が道中で立ち寄った里で、腕試しのために屈強な男たちを倒していたところ、宗矩と勘違いした茜と戦う。
- 「打たれ強さがウリ」と自負するほど頑強な肉体と怪力を併せ持ち、茜を苦戦させた。「旋風丸」や「土荒槌」や「烈火剣(没ネームだが)」など、石舟斎の鬼戦術と同じ名前の技を使う。最終的には茜に敗北し、その際は風呂上りで全裸の茜の姿を見て鼻血を出して倒れた(武蔵は最初は茜を女顔の男と思っていた)。
- その直後、里を襲撃した幻魔に怖気づき逃げようとするが茜から「ニセモノ」の鬼武者と呼ばれてしまう。彼が鬼武者を自称していたのは乱世を生き延びるために強さの象徴である鬼武者に憧れていたからであったが、本物の鬼武者である茜の戦いを見て、それまで自分が拠り所にしてきたものが夢幻であったことを思い知らされる。しかし心だけは鬼武者であると信じ、茜に加勢して幻魔たちを殲滅する。
- その後は勝手に茜の相棒を自称し、彼女とともに大阪への旅に同行する。
- 吉岡伝七郎
- 登場作品 - 『NIGHT OF GENESIS』
- 豊臣家に仕える吉岡一門の剣客。かつて淀君とお初の恩寵により命を救われていた過去を持つ。
鬼武者タクティクス
[編集]鬼武者Soul
[編集]→詳細は「鬼武者Soul § 主な登場人物」を参照
脚注
[編集]- ^ a b c 『電撃PlayStation Vol.199』メディアワークス、2002年1月25日・2月8日 合併号、172,173頁。
- ^ 『鬼武者3』の開発時に、かえでの死の原因が変更されたことに由来している(『鬼武者3 解体真書』巻末収録の質疑応答より)。
- ^ 十兵衛に「まさかエケイ、俺に斬られるためにわざと…」と言われる。
- ^ “「鬼武者」 予告編 - Netflix”. YouTube. 2023年9月20日閲覧。
- ^ “「鬼武者」 予告編 - Netflix”. YouTube. 2023年9月20日閲覧。
- ^ “アニメ『鬼武者』11月2日配信開始 宮本武蔵役大塚明夫主演 佐々木小次郎は関俊彦”. YAHOO!ニュースJAPAN. 2023年9月20日閲覧。