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小堀勝啓

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こぼり かつひろ
小堀 勝啓
プロフィール
出身地 日本の旗 日本 北海道帯広市
生年月日 (1950-06-26) 1950年6月26日(74歳)
血液型 B型
最終学歴 東海大学文学部広報学科
職歴CBCテレビアナウンサー(1975年 - 2015年6月30日
活動期間 1973年 -
ジャンル 情報・報道系など
配偶者 既婚
公式サイト コボリズム
出演番組・活動
出演中 本文参照
出演経歴 本文参照

小堀 勝啓(こぼり かつひろ、1950年昭和25年〉6月26日[1] - )は、CBCテレビ(CBC)の元アナウンサー2015年7月1日からは、フリーアナウンサーとして活動している。

北海道帯広市出身[1]。その縁で、2014年3月25日から2016年9月30日までは、北海道十勝総合振興局から「とかち観光大使」を委嘱されていた[2]日本ペンクラブ会員。

人物

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報道マンからアナウンサーへ

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北海道帯広柏葉高等学校を経て、東海大学文学部広報学科に進学。学生時代は、アナウンス専門学校に通っていた。

大のビートルズファンであることから、日本武道館での公演を主催した中部日本放送(CBC)への入社を志望。大学卒業後の1973年に入社した[1](同期に多田明子)。入社の時点でアナウンサーを志望していたが、入社後にテレビニュース部へ配属。報道カメラマンを経て、愛知県警本部の記者クラブを担当する。当時、記者クラブに「フラワーハットに、パンタロン」の恰好で現れ、同業他社の記者や県警職員を驚かせる[3]。この時、CBCのニュース フィルム編集を担当していた、現在の夫人と知り合う。

1975年、念願のアナウンス部に異動。ラジオは『カトレヤミュージック』『星空ワイド 今夜もシャララ』のパーソナリティなど、数多くの番組を担当する。バラエティ系でありながら、音楽に関連したトークを欠かさず独自の立場を作り、知名度を上げた。

洋楽番組を一手に引き受けるなど、自ら得意とする音楽分野の番組を始め、アナウンサーに留まらないタレント性を発揮する様になる。また、同じ誕生日で毎日放送アナウンサーだった斎藤努ら共にTBSへ出向し、1979年に全国ネットのテレビ番組『おはよう700』のアメリカ長期取材のレポーターを務めた。

一方で、スポーツに疎かったため、スポーツアナの対極ともいえる立場で、野球嫌いを公言して憚らず、野球中継などで番組が短縮されると、その不満を放送内で吐露する事があった(後年、中日ドラゴンズを扱うコーナーを含んだ、ワイド番組を担当後は野球の話をする様になった)。

名古屋の人気アナの座に

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『星空ワイド 今夜もシャララ』終了後、1982年10月よりスタートしたCBCラジオの夜ワイド番組『小堀勝啓のわ!Wide とにかく今夜がパラダイス』で、独特のキャラクターが幅広い世代で好感を呼び、「名古屋の人気ナンバーワンアナ」の地位を確立する[4][5]1983年富田靖子主演映画『アイコ十六歳』に、用務員のおじさん役で出演。

ラジオからテレビへ

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CBCは当時、テレビ、ラジオの兼営局であり、『わ!Wide』担当当時、ニュースや台風情報などのテレビ番組に時折登場していたが、小堀自身がテレビに対し萎縮しており、独特のファッションとキャラクター故に評判が悪く「俺はテレビには向いてない」と語っていた[6]

1989年7月14日深夜に放送された、名古屋市で開催された「世界デザイン博覧会」の前夜祭 特別番組『史上最大の夜ふかし』(CBCテレビ)の総合司会を担当。ラジオの様に進行し、好評を博した。これがテレビへの布石となり、同年10月、小堀は平日の夕方5時台前半のテレビ情報番組『小堀勝啓の時代塾』の担当になる。

これにより、7年間に渡って放送した『わ!Wide』は終了。最終回を迎えた1989年9月28日、同局1階にあったガラス張りのスタジオ「CBC レインボースタジオ」の前には、最終回の生放送に臨む小堀を見届けようと、終了を惜しむファンが多数集結。その盛況振りを、CBCテレビの報道セクションが取材。当日深夜のテレビのローカルニュースで取り上げ、最後まで、その人気を示した[7]

1990年3月26日から、夕方ワイド番組ミックスパイください』のメインキャスターを担当。長年のアナウンサー、報道記者としての経験を活かした番組進行と、ラジオ時代に培った芸能界への人脈をフルに活用。多彩なゲストが番組に出演するなど、番組終了までの足掛け9年間、「名古屋の夕方の顔」として活動した。

『ミックスパイください』終了後はテレビ、ラジオ番組のナレーションを数多く担当。テレビ、ラジオを問わず、幅広い年代の支持を得ている。『わ!Wide』以降、アナウンサーとしての業務の他、雑誌連載、数多の書籍の出版、番組スタッフとバンド結成。「KOBORI BAND」名義でCBS・ソニーから1984年に「涙のハイスクールパーティ」をリリースした。

再びラジオへ

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1999年4月5日から、CBCラジオの昼ワイド『小堀さんのRadio DAYS』を担当するが、10年のブランクは大きく、裏番組の『宮地佑紀生の聞いてみや~ち』(東海ラジオ)に惨敗。「コンビニとのタイアップ弁当」「花姉妹」などの話題を振りまくも、2000年6月2日、同局の創立50周年特番のプロデューサーに専念するため終了した。後に特番や公録などで時折出演。同年10月、『ブラボー! デジオ ワールド』でCBCラジオのレギュラー番組に復帰。

2001年4月からの1年間、平日の「カトレヤミュージック」パーソナリティ。『デジオ ワールド』の路線を受け継いだ『小堀勝啓のカモナ マイラヂオ』を担当した。『デジオ ワールド』『カモナ マイラヂオ』では、奥山敬造とのコンビで、中高年層に的を絞った選曲と話題が一定の支持を集め、帯ワイド復帰に繋がった。

2002年4月1日、『デジオ - 』『カモナ - 』のエッセンスを活かし、CBCラジオの平日帯 夕方ワイド『小堀勝啓の心にブギウギ!』を担当。パートナー無し、枠読みとニュース読みを一人でこなした。同年度には、JNNアノンシスト賞のラジオCM部門で、最優秀賞を受賞している。

『心にブギウギ!』では開始以来、聴取率が好調に推移。2006年夏の調査では聴取率1位(=同率1位)、2006年冬の調査では単独1位を獲得している。その一方で、小堀は同年度に、アノンシスト賞のラジオCM部門で再び最優秀賞を受賞した(当時の後輩アナウンサー・丸山蘭那との同時受賞)[8]

2009年4月改編で、同番組の放送枠を『ツー快!お昼ドキッ』と統合。この統合によって5時間の生ワイド番組『ごごイチ』が誕生したことを機に、金曜日(『ごごイチ ゴールド』)のパーソナリティとして事実上続投した。他曜日は男女1人ずつの2人コンビで進行していたが、小堀のみ『心にブギウギ!』に続き単独でパーソナリティを担当。その一方で、水曜日にも、番組内のニュースコーナーに出演した。『ごごイチ』月 - 木曜日は2011年4月改編から放送時間を3時間に短縮したが、金曜日のみ『ごごイチ ゴールド』に改称の上、2012年3月30日の番組終了まで5時間の生放送を継続した。

2012年4月8日からは、日曜日の生ワイド番組『新栄トークジャンボリー 小堀勝啓のお気楽パラダイス』のパーソナリティを単独で担当。番組開始当初の放送時間は、歴代のレギュラー番組で最も長い6時間だった。

フリーアナウンサーへ転身

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2015年6月26日で65歳に達したことから、同月30日付でCBCを退職。退職の翌日からは、フリーアナウンサーとして活動するとともに、CBC制作番組へのレギュラー出演を続けている。また、退職を機に、「コボリズム」という個人ブログをアメーバブログに開設した。

現在の出演番組

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いずれも、CBCのアナウンサー時代から出演。

ラジオ

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  • 小堀勝啓の新栄トークジャンボリー(パーソナリティ)
    • 前述したように、開始当初は、『新栄トークジャンボリー 小堀勝啓のお気楽パラダイス』というタイトルで放送していた。タイトルや放送枠の変更を経て、2021年4月以降は毎週日曜日の10:00 - 11:40に生放送。

テレビ

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CBCアナウンサー時代の出演番組

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テレビ番組

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ラジオ

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など

ラジオCM

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映画

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発売されたレコード

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発売された本

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  • 『とにかく名古屋がパラダイス : 愛都市を見つめて』海越出版社、1985年7月1日。NDLJP:12276268 
  • 小堀勝啓のPARADISE CAFE(1988年)
  • 脱線アジャパー王国ニッポン(1990年)
  • 小堀勝啓のPARADISE CAFE 2
  • PARADISE Caf´e/1992‐1996
  • PARADISE Caf´e/1997‐2001
  • 幸せを声にのせて 今日も明日もアナウンサー(2016年)桜山社

関連人物

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  • 加山雄三-ビートルズと並び、少年期の小堀に大きな影響を与えたとされる人物。2006年6月にはCBC創立55周年特別番組で、夢の対談が実現した。
  • つボイノリオ-CBCラジオを代表するラジオパーソナリティ。小堀が『わ!Wide』から、テレビ番組の担当に異動した際「ラジオ界にとって大きな損失」として、その才能を評価。
  • ばんばひろふみ-小堀が私的にも親交が深い歌手の一人。CBCラジオ「ツー快!お昼ドキッ」のパーソナリティを務めた関係で、小堀の番組に居残り出演した事があった。『ザ・プロ野球 燃えよドラゴンズ!』(CBCテレビでのドラゴンズローカル中継時のタイトル)の副音声企画を2人が担当した際、野球から筋がそれた話を多くする傾向が強かった。
  • 坂崎幸之助-同上。THE ALFEEアコースティック・ギターボーカル担当。小堀と同じく、ビートルズに感銘を受けた、音楽家の一人。1996年6月、CBCラジオで放送した特別番組『こんばんは ビートルズです』で小堀と共にパーソナリティを担当。1997年・2000年にも同番組に出演。小堀が担当したテレビ・ラジオ番組で出演回数が多く、日本の1960・1970年代フォークに造詣が深い。     
  • 高見沢俊彦-同上。THE ALFEEのエレクトリック・ギターとボーカル・リーダー。
  • 桜井賢-同上。THE ALFEEのエレクトリックベースとボーカル担当。
  • 田原俊彦-同上。
  • 岡村孝子-同上。名古屋に新曲キャンペーンに訪れた際、小堀の番組にゲスト出演する事が多い。
  • 夏川りみ-同上。
  • 森山直太朗-同上。
  • 平原綾香-同上。
  • 平野裕加里(元CBCアナウンサー)-『ミックスパイください』初代アシスタント。『ごごイチ』の火曜パーソナリティを務めた。
  • 山口智充-『ミックスパイください』担当当時、中継レポーターとして出演。同番組最終回では小堀の物真似を行い、労を労った。
  • 南部志穂-『小堀勝啓の心にブギウギ!』金曜日リポーター。
  • 小森まなみ- 1980年代後半、『ラジオパラダイス』人気パーソナリティ投票で、それぞれ男性部門と女性部門の座を長期に渡り独占した。『わ!Wide』にゲスト出演。
  • 久野誠-小堀がニュースを担当した『ごごイチ』水曜日のパーソナリティ。

脚注

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  1. ^ a b c d DJ名鑑 1987三才ブックス、1987年2月15日、245頁。
  2. ^ とかち観光大使一覧 北海道十勝総合振興局
  3. ^ 当時の彼に付いた、あだ名が「花子さん」である。月刊ラジオパラダイス 1988年6月号 16-19ページ[ラジパラレトロ写真館』より。
  4. ^ 当時のラジオ番組専門誌『ラジオパラダイス』(三才ブックス/1985年創刊、1990年廃刊)で行われた、パーソナリティ人気投票で、小森まなみと1位争いを繰り広げるなど、雑誌創刊時から番組終了の1989年まで、ベスト10の常連であり、その間、同雑誌では番組の連載ページ「パラダイスKING」も登場する程の人気を博した
  5. ^ 『ラジオパラダイス』のパーソナリティ人気投票で、ライバル的存在であった、九州朝日放送沢田幸二アナとの誌上共演企画が実現。1987年9月号に掲載された
  6. ^ 月刊ラジオマガジン 1985年2月号『小堀勝啓・上柳昌彦対談』より。
  7. ^ 月刊ラジオパラダイス 1989年12月号『グッバイ・最終回特集』(33-37ページ)
  8. ^ 第32回アノンシスト賞で CBCアナウンサーが4部門で受賞(2007年6月14日付CBCニュースリリース)

外部リンク

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