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菰川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
菰川
福岡高速環状線附近より望む菰川(左:福浜、右:地行浜
地図
菰川の地図
菰川の位置(福岡市内)
菰川
地図
菰川の位置(福岡県内)
菰川
菰川 (福岡県)
菰川の位置(日本内)
菰川
菰川 (日本)
所在
日本の旗 日本
都道府県 福岡県
市町村 福岡市
中央区
特性
水源 下水道(福岡市中央区鳥飼)
 • 座標 北緯33度34分59.3秒 東経130度22分24.3秒 / 北緯33.583139度 東経130.373417度 / 33.583139; 130.373417
河口・合流先 博多湾博多港港湾区域
 • 座標
北緯33度35分52.5秒 東経130度21分44.5秒 / 北緯33.597917度 東経130.362361度 / 33.597917; 130.362361
延長 2.0 km (1.2 mi)
流域

菰川(こもがわ)は、福岡市中央区鳥飼附近の下水道から流れ、博多湾に注ぐ河川

地理

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現在[注釈 1]の菰川は、福岡市中央区鳥飼二丁目と同区草香江一丁目との境界あたりにある水源(下水道)から明治通りまでは暗渠として鳥飼及び今川大濠及び黒門との間に築造された道路の下を流れ、その後、開渠としてよかトピア通り(地行橋)までは地行唐人町との間を、最後は埋立地である地行浜福浜との間を流れ、博多湾に注ぐ。暗渠の区間は福岡県道557号東油山唐人線、福岡市道大濠東油山線[注釈 2]及び福岡市道大濠1166号線として整備されている。開渠の区間のうち明治通りからよかトピア通りまでは、併走する市道唐人町草ヶ江線の一部(歩道等)[注釈 3]が河川の上部に張出している。よかトピア通りから下流側は、両岸の地行浜及び福浜が公有水面を埋立ててできた造成地であるため、本来の海岸線から先の河口部は港湾管理者が管理する港湾区域となっている[2]。また、この港湾区域との境の東側には黒門川(暗渠)が合流している(写真)。

歴史

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古図[注釈 4]によると19世紀初めの頃には、現在の六本松や草香江あたりまで上流側が伸びており、また、埋立が進む前の大濠池[注釈 5]に向かって支川が分岐していたことが確認できる。また、2004年に暗渠になる前には菰川の上に旧唐津街道が通る簗橋やなはし[注釈 6]があったが、現在は菰川の上を通る福岡県道557号東油山唐人線の西脇に石碑と説明版を残すのみとなっている[5]

名所・旧跡

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脚注

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注釈

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  1. ^ 2023年3月時点
  2. ^ 幹線一級市町村道
  3. ^ 「菰川張出橋」[1]
  4. ^ 九州大学附属図書館が所蔵する『福岡城下町・博多・近隣古図』ふくおかじょうかまち・はかた・きんりんこず[3]
  5. ^ 現在の大濠公園の中央にある池
  6. ^ 「簗」とは魚を捕るための仕掛けのことで、江戸時代に簗所があったことからその名がついた[4]
  7. ^ 所在地:今川一丁目13番27号北緯33度35分19.29秒 東経130度22分12.22秒 / 北緯33.5886917度 東経130.3700611度 / 33.5886917; 130.3700611

出典

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  1. ^ 福岡市財政局財産有効活用部財産活用課公有財産係. “固定資産台帳の公表”. 2023年2月26日閲覧。→固定資産台帳データの「固定資産台帳(令和2年度末時点)※Excel形式
  2. ^ 福岡市港湾空港局港湾計画部計画課. “博多港港湾計画”. 福岡市. 2023年3月19日閲覧。→令和2年4月軽易な変更→博多港港湾計画図[PDF形式]
  3. ^ 三奈木黒田家 (1812年). “福岡城下町・博多・近隣古図”. 九州大学附属図書館. 2023年3月18日閲覧。
  4. ^ 福岡市中央区企画課『柳橋』(現地説明板)(レポート)福岡市中央区今川一丁目13番27号北緯33度35分19.29秒 東経130度22分12.22秒 / 北緯33.5886917度 東経130.3700611度 / 33.5886917; 130.3700611 
  5. ^ 福岡市はかつて川だった「暗渠道」が多い!?地図をヒントに川の痕跡を巡る旅”. CBC MAGAZINE(CBCマガジン) (2023年11月3日). 2024年7月10日閲覧。


関連項目

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