行徳駅
行徳駅 | |
---|---|
北口 駅ビル「M'av行徳」 (2024年8月) | |
ぎょうとく Gyotoku | |
◄T 19 南行徳 (1.5 km) (1.3 km) 妙典 T 21► | |
所在地 | 千葉県市川市行徳駅前二丁目4-1 |
駅番号 | T20[1] |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | ●[1]東西線 |
キロ程 | 25.5 km(中野起点) |
電報略号 | トク |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[メトロ 1]52,701人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1969年(昭和44年)3月29日[2] |
行徳駅(ぎょうとくえき)は、千葉県市川市行徳駅前二丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)東西線の駅である。駅番号はT 20。
歴史
[編集]- 1969年(昭和44年)3月29日:開業[2]。
- 1991年(平成3年)8月27日:改修工事が完了[3]。
- 2000年(平成12年)1月22日:妙典駅開業により、中野方面への当駅始発および中野方面からの当駅終着列車はすべて妙典駅始発・終着となる。
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、当駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[4]。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[5]。
- 2014年(平成26年)3月27日:「東西線ソーラー発電所」計画の一環で当駅に太陽光発電システムが導入される[6]。最大出力は108 kW[6]。
- 2015年(平成27年)6月11日:発車メロディを導入[7]。
- 2023年(令和5年)6月30日:商業施設「M'av行徳」がオープン[8]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する高架駅。ホームの端の壁側から中央部を見るとわずかに外側へ湾曲しているのがわかるが、これは東西線建設当時、当駅にも将来的に待避線を増設できるよう計画されたためである[9][10]。そのため、階段も壁から離れた位置に造られ、階段と壁の間に通路がある。しかし、待避設備は妙典駅・原木中山駅と2駅連続しているため、その計画はなくなっている。
改札口は1か所で、改札内コンコースと各ホームは階段のほか、エスカレーター・エレベーターにより連絡している。トイレは改札内コンコースにあり、多機能トイレを併設する。
当駅は、「浦安駅駅務管区行徳地域」として近隣の駅を管理している[11]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先[12] |
---|---|---|
1 | 東西線 | 西船橋・津田沼・東葉勝田台方面 |
2 | 中野・三鷹方面 |
(出典:東京メトロ:構内図)
-
改札口(2024年8月)
-
改札内コンコース(2024年8月)
-
駅ホーム(2024年8月)
-
駅名標(2024年8月)
発車メロディ
[編集]2015年6月11日から向谷実作曲の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
曲は1番線が「A Day in the METRO」、2番線が「Beyond the Metropolis」である(詳細は東京メトロ東西線#発車メロディを参照)。
駅高架下商業施設(M'av行徳)
[編集]出店店舗の一覧・詳細情報はメトログルメ・ショッピングセンター公式サイト[13]を参照。
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は52,701人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中69位。
妙典駅が開業する直前期は、快速停車駅の浦安駅よりも利用者数が多かった。しかし、2000年1月に妙典駅が開業したことにより、2000年度より利用者数は大きく減少した。
近年の1日平均乗降人員・乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員[* 2] |
1日平均 乗車人員[* 3] |
出典 |
---|---|---|---|
1969年(昭和44年) | [14]4,068 | ||
1974年(昭和49年) | [14]18,253 | ||
1975年(昭和50年) | [14]42,446 | 12,488 | [千葉県統計 1] |
1976年(昭和51年) | 17,027 | [千葉県統計 2] | |
1977年(昭和52年) | 21,737 | [千葉県統計 3] | |
1978年(昭和53年) | 24,752 | [千葉県統計 4] | |
1979年(昭和54年) | [14]48,395 | 26,633 | [千葉県統計 5] |
1980年(昭和55年) | 29,090 | [千葉県統計 6] | |
1981年(昭和56年) | [14]47,538 | 28,360 | [千葉県統計 7] |
1982年(昭和57年) | [14]51,579 | 28,453 | [千葉県統計 8] |
1983年(昭和58年) | 29,130 | [千葉県統計 9] | |
1984年(昭和59年) | 30,576 | [千葉県統計 10] | |
1985年(昭和60年) | 31,868 | [千葉県統計 11] | |
1986年(昭和61年) | 34,532 | [千葉県統計 12] | |
1987年(昭和62年) | 36,456 | [千葉県統計 13] | |
1988年(昭和63年) | 38,297 | [千葉県統計 14] | |
1989年(平成元年) | [14]73,711 | 39,179 | [千葉県統計 15] |
1990年(平成 | 2年)40,451 | [千葉県統計 16] | |
1991年(平成 | 3年)42,065 | [千葉県統計 17] | |
1992年(平成 | 4年)42,838 | [千葉県統計 18] | |
1993年(平成 | 5年)42,506 | [千葉県統計 19] | |
1994年(平成 | 6年)42,014 | [千葉県統計 20] | |
1995年(平成 | 7年)41,583 | [千葉県統計 21] | |
1996年(平成 | 8年)41,229 | [千葉県統計 22] | |
1997年(平成 | 9年)40,663 | [千葉県統計 23] | |
1998年(平成10年) | 41,258 | [千葉県統計 24] | |
1999年(平成11年) | [注釈 1]40,081 | [千葉県統計 25] | |
2000年(平成12年) | 29,341 | [千葉県統計 26] | |
2001年(平成13年) | 28,013 | [千葉県統計 27] | |
2002年(平成14年) | [16]54,809 | 27,603 | [千葉県統計 28] |
2003年(平成15年) | [16]54,442 | 27,253 | [千葉県統計 29] |
2004年(平成16年) | 53,773 | 26,486 | [千葉県統計 30] |
2005年(平成17年) | 52,909 | 26,279 | [千葉県統計 31] |
2006年(平成18年) | 53,475 | 26,434 | [千葉県統計 32] |
2007年(平成19年) | 54,919 | 27,043 | [千葉県統計 33] |
2008年(平成20年) | 55,552 | 27,266 | [千葉県統計 34] |
2009年(平成21年) | 54,566 | 26,798 | [千葉県統計 35] |
2010年(平成22年) | 53,959 | 26,475 | [千葉県統計 36] |
2011年(平成23年) | 52,708 | 25,960 | [千葉県統計 37] |
2012年(平成24年) | 52,899 | 26,056 | [千葉県統計 38] |
2013年(平成25年) | 54,539 | 26,879 | [千葉県統計 39] |
2014年(平成26年) | 54,792 | 27,013 | [千葉県統計 40] |
2015年(平成27年) | 56,064 | 27,614 | [千葉県統計 41] |
2016年(平成28年) | 57,149 | 28,133 | [千葉県統計 42] |
2017年(平成29年) | 58,256 | 28,652 | [千葉県統計 43] |
2018年(平成30年) | 58,627 | 28,827 | [千葉県統計 44] |
2019年(令和元年) | 57,818 | 28,469 | [千葉県統計 45] |
2020年(令和 | 2年)[メトロ 2]44,433 | 22,037 | [千葉県統計 46] |
2021年(令和 | 3年)[メトロ 3]45,581 | 22,587 | [千葉県統計 47] |
2022年(令和 | 4年)[メトロ 4]49,562 | 24,497 | [千葉県統計 48] |
2023年(令和 | 5年)[メトロ 1]52,701 |
駅周辺
[編集]駅南側に首都高速湾岸線(千鳥町出入口)が走り、駅北側には千葉県道6号市川浦安線(行徳バイパス)が走る。南西約3キロメートルには、市川塩浜駅がある。
改札口を挟んで南北にそれぞれ広場がありベンチが置かれていて、北口側にはバス停が、南口側には交番とタクシー乗り場が設置されている。ホーム高架下には行徳駅前通りが通っているが、ロータリーは整備されていなく客待ちのタクシーが通りに溢れ出すことがある。駅南西側高架下には日産レンタカー行徳店がある。
駅周辺は「行徳駅前」という地名である。かつての駅周辺は白鷺が舞う行徳塩田が広がり、駅には靴を洗う設備があったとされる[要出典]。
南口
[編集]- 市川市立新浜小学校
- 市川市立南新浜小学校
- 行徳中央病院
- 行徳総合病院
- 行徳駅前三郵便局
- 行徳駅前四郵便局
- 市川塩焼郵便局
- 三井住友銀行 行徳支店
- 千葉銀行 行徳支店
- 朝日信用金庫 行徳駅前支店
- マルエツ 行徳駅前店
- アコレ 湊新田2丁目店
- 西友 新浜店
- ワイズディスカ 末広店
- オリンピック 行徳店
- 業務スーパー 行徳店
- ベルクフォルテ 行徳店
- サンドラッグ 加藤新田店
- しまむら フォルテ行徳店
- サンドラッグ 行徳店
- ユニディ 千鳥町店
- ニトリ 市川千鳥町店
- 行徳駅前公園 - 大型鉄道模型の運行で知られる。
- 南沖児童交通公園
- 宮内庁新浜鴨場(野鳥の楽園)
- あいねすと(行徳野鳥観察舎)
- 行徳南部公園
- 南根公園
- 東根公園
-
三井住友銀行 行徳支店
-
行徳駅前公園
北口
[編集]-
西友 行徳店
-
行徳郵便局
バス路線
[編集]高架下および北口にバス停留所が設置され、羽田空港行リムジンバスと、京成トランジットバスにより運行される一般路線バス、市川市コミュニティバスが発着する。
行徳駅(北行)
乗り場 | 系統 | 経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
3 | 行徳02 | 第七中学校・行徳中央公園入口 | 妙典駅 | 京成トランジットバス | |
行徳03 | |||||
浦安02 | 押切・欠真間・東京ベイ医療センター | 浦安駅 | 朝のみ | ||
浦安03 | 押切・行徳橋北詰・文化会館 | 本八幡駅南口 | |||
浦安04 | 行徳駅始発 | ||||
市川04 | 押切・行徳橋北詰・大洲郵便局 | 市川駅 | 朝のみ | ||
3番横 | わくわくバス 南部ルート |
南沖児童公園入口・末広 | 妙典駅 | 市川市 (京成トランジットバスに委託) |
|
南沖児童公園入口・末広・妙典駅・田尻三丁目 | 現代産業科学館・メディアパーク | 本数少 | |||
市川市コミュニティバス南行徳ルート | 南行徳公園・南行徳駅・南行徳一丁目・あいねすと駐車場前 | 行徳駅 | 7時〜19時台
奇数時に1本 |
行徳駅(南行)
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 浦安03 | 新浜小学校・南行徳四丁目・ハイタウン塩浜 | 新浦安駅 | 京成トランジットバス | |
2 | 行徳01 | 新浜小学校・行徳中央病院・幸一丁目・妙典駅 | 行徳駅 | 一部、行徳総合病院経由 | |
行徳04 | 新浜小学校・行徳中央病院 | 幸一丁目 | 夜のみ | ||
塩浜03 | 新浜小学校・行徳中央病院・千鳥町 | 市川塩浜駅 | |||
4 | 空港リムジンバス | 羽田空港 | 京成トランジットバス 東京空港交通 |
||
4番横 | わくわくバス 南部ルート |
福栄・南行徳一丁目・南行徳駅・南行徳公民館・広尾防災公園・島尻 | 東京ベイ医療センター | 市川市 (京成トランジットバスに委託) |
|
福栄・南行徳一丁目 | 南行徳駅 | 最終便のみ | |||
市川市コミュニティバス行徳ルート | 行徳中央病院・行徳総合病院・VC行徳・びあぱーく妙典・妙典四丁目・富浜・第七中学校 | 行徳駅 | 7時〜19時台 奇数時に1本 実証実験路線 |
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
- ^ a b 東京地下鉄道東西線建設史、pp.152 - 153。
- ^ “東西線行徳駅 改修工事終わる 効率重視で“化粧直し””. 千葉日報 (千葉日報社): p. 13. (1991年8月28日)
- ^ 『「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月5日閲覧。
- ^ a b 『「東西線ソーラー発電所」計画、続々進行中 みんなでECO.東西線行徳駅に太陽光発電システムを新たに設置』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2014年3月26日。オリジナルの2017年7月19日時点におけるアーカイブ 。2020年3月11日閲覧。
- ^ 『九段下駅「大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い〜」日本橋駅「お江戸日本橋」採用 東西線に発車メロディを導入します!』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2015年3月25日。オリジナルの2018年6月30日時点におけるアーカイブ 。2020年3月11日閲覧。
- ^ 『エキとマチが出会う場所・ONとOFFが出会う時 東西線行徳駅高架下に商業施設「M’av行徳」を開業! 2023年6月30日(金)の開業に合わせ、6つの新店舗も追加!』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2023年6月12日。オリジナルの2023年6月21日時点におけるアーカイブ 。2023年6月21日閲覧。
- ^ 東京地下鉄道東西線建設史、p.345。
- ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第11巻 東京南東部・千葉北西部』、p.84、講談社、2009年12月
- ^ 関田崇(東京地下鉄経営企画本部経営管理部)「総説:東京メトロ」『鉄道ピクトリアル』第66巻第12号(通巻926号)、電気車研究会、2016年12月10日、17頁、ISSN 0040-4047。
- ^ “行徳駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月22日閲覧。
- ^ “M'av行徳”. メトロ開発. 2024年8月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g 営団地下鉄五十年史、p.389。
- ^ “妙典駅 きょう開業 東西線 19年ぶりの新設駅”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 16. (2000年1月22日)
- ^ a b 瀬ノ上清二(東京地下鉄鉄道本部運輸営業部運転課)「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第55巻第3号(通巻759号)、電気車研究会、2005年3月10日、31頁、ISSN 0040-4047。
利用状況に関する資料
[編集]- 東京地下鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- 地下鉄の統計データ
- 千葉県統計年鑑
- ^ 昭和51年
- ^ 昭和52年
- ^ 昭和53年
- ^ 昭和54年
- ^ 昭和55年
- ^ 昭和56年
- ^ 昭和57年
- ^ 昭和58年
- ^ 昭和59年
- ^ 昭和60年
- ^ 昭和61年
- ^ 昭和62年
- ^ 昭和63年
- ^ 平成元年
- ^ 平成2年
- ^ 平成3年
- ^ 平成4年
- ^ 平成5年
- ^ 平成6年
- ^ 平成7年
- ^ 平成8年
- ^ 平成9年
- ^ 平成10年
- ^ 平成11年
- ^ 平成12年
- ^ 平成13年
- ^ 平成14年
- ^ 平成15年
- ^ 平成16年
- ^ 平成17年
- ^ 平成18年
- ^ 平成19年
- ^ 平成20年
- ^ 平成21年
- ^ 平成22年
- ^ 平成23年
- ^ 平成24年
- ^ 平成25年
- ^ 平成26年
- ^ 平成27年
- ^ 平成28年
- ^ 平成29年
- ^ 平成30年
- ^ 令和元年
- ^ 令和2年
- ^ 令和3年
- ^ 令和4年
- ^ 令和5年
参考文献
[編集]- 『営団地下鉄五十年史』帝都高速度交通営団、1991年7月4日。
- 『東京地下鉄道東西線建設史』帝都高速度交通営団、1978年7月31日 。