Sign (Mr.Childrenの曲)
「Sign」 | ||||
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Mr.Children の シングル | ||||
初出アルバム『I ♥ U』 | ||||
B面 |
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リリース | ||||
規格 | マキシシングル | |||
録音 | OORONG TOKYO STUDIO | |||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | トイズファクトリー | |||
作詞・作曲 | 桜井和寿 | |||
プロデュース | 小林武史 | |||
ゴールドディスク | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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Mr.Children シングル 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4988061891071 | ||||
ミュージックビデオ | ||||
「Sign」 - YouTube |
映像外部リンク | |
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ライブ映像 | |
「Sign」 (2012) | |
「Sign」 (2017) | |
「Sign」 (2019) |
『Sign』(サイン)は、日本のバンド・Mr.Childrenの26枚目のシングル。2004年5月26日にトイズファクトリーより発売された[1]。
概要
[編集]前作『掌/くるみ』から約半年ぶりのシングル。リミックスバージョンを除けば、1996年発売の12thシングル『マシンガンをぶっ放せ -Mr.Children Bootleg-』以来8年ぶりにカップリング曲が2曲収録された。
ジャケット写真には、爪木崎灯台が写っている。アートディレクターは信藤三雄。1stシングルから連続してシングルのジャケットを担当していたが、このシングルまでで途切れることとなる。
2004年の第46回日本レコード大賞で、第36回の「innocent world」以来10年振りに大賞を受賞した。10年以上の期間を空けての『日本レコード大賞』受賞は、バンドとしては初となる快挙となった。第36回は授賞式を欠席したが、第46回はメンバー全員が出席しての受賞となった。
チャート成績
[編集]初週37.0万枚を売り上げ、2004年に発売されたシングルでは最高の初動売上を記録。オリコンチャートでの登場週数が46週を記録し、Mr.Childrenのシングルでは4thシングル『CROSS ROAD』の50週に次ぐロングセラーとなった。累計売上は77.4万枚。オリコンの年間ランキングで2位を獲得し、これはMr.Childrenが2000年代に発売したシングルの中で最も高い順位となった。
2018年5月10日に各ストリーミングサービスで配信され、2021年7月には表題曲「Sign」のストリーム数が3000万回を突破し、シルバー認定された。また2022年8月には5000万回を突破し、ゴールド認定された(Mr.Children#ストリーミング認定を参照)。
収録曲
[編集]全作詞: 桜井和寿、全編曲: 小林武史 & Mr.Children。 | |||
# | タイトル | 作曲 | 時間 |
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1. | 「Sign」 | 桜井和寿 | |
2. | 「妄想満月」 | 桜井和寿・寺岡呼人 | |
3. | 「こんな風にひどく蒸し暑い日」 | 桜井和寿 | |
合計時間: |
楽曲解説
[編集]- Sign
- TBS系ドラマ『オレンジデイズ』主題歌[1][2]。
- 2012年2月に、住友生命のCMソングとしても起用された[3]。
- ドラマの台本を読んで書き下ろしたため、歌詞の内容もドラマに沿ったものとなっているが、直接の表現はなく、あくまでもこの時期の桜井和寿の心情が表れている。「ありふれた日々を大切に」というコンセプトの11thアルバム『シフクノオト』を凝縮させたような歌詞となっているが、本楽曲は『シフクノオト』に収録されなかったものの、そのアルバムを引っ提げて行われたライブツアー『Mr.Children Tour 2004 シフクノオト』では演奏されている。
- 『シフクノオト』の完成後、恒例行事の打ち上げで飲みすぎてしまい、桜井が翌日の酷い二日酔いの状態で浮かんできた曲だという[4]。
- サビの歌詞「サイン」について桜井は「最初からこの言葉を使おうと思ったわけではなかった。ただ、メロディが高いところへ駆け上がるとき、それを可能にする口の開き方というのがあって、そこでは『サ』の音しか考えられなかった。そうでなければ勢いがつかないし、駆け上がることもできなかった。そして、この音から始まる言葉を探していたら、『サイン』が閃いた。」と語っている[4]。
- 小林武史が「桜井は、いつのまに腕をあげたんだろう」と絶賛した曲でもある[4]。
- ミュージック・ビデオの監督は大喜多正毅が務め、メンバーのスタジオ演奏の映像とシンプルな内容となっている。元々は本作のCM用映像の撮影だったが、出来が良かったためミュージック・ビデオとして編集された。2012年5月10日発売のベスト・アルバム『Mr.Children 2001-2005 <micro>』の初回限定盤、2018年3月21日発売のライブ・ビデオ『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』に収録されている。
- 妄想満月
- こんな風にひどく蒸し暑い日
- デジタル音を駆使したファンク調の曲で、歌詞は見解によってはエロティックになると桜井は語っている[5]。
- 桜井は必死で本曲のデモテープを制作したようで、元々はオリジナルアルバムに収録する予定で作られた曲でもある[5]。
- 田原は、この曲のレコーディングにほとんど参加しておらず、前述の歌詞の内容も含めて「ついていけないっす」と発言している[5]。
- コンサートでは、曲順を話し合う時に浮上するが、結局披露されないという[5]。その事もあってか、2014年に開催されたファンクラブ限定ツアー『Mr.Children FATHER & MOTHER 21周年ファンクラブツアー』の直前に行われた「会員が最もライブで聴きたい曲」アンケートでは13位に選ばれた[7]。
- ライブでは、発売から13年後のツアー『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』ドーム公演にて初披露された。
テレビ出演
[編集]5thシングル『innocent world』以来、10年ぶり2度目となる日本レコード大賞を受賞。10年前は受賞式に出席していなかったものの、今回は生出演した[8]。
番組名 | 日付 | 放送局 | 演奏曲 |
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ミュージックステーション[9] | 2004年5月28日 | テレビ朝日 | Sign |
HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP[10] | 2004年5月31日 | フジテレビ | |
うたばん[11] | 2004年6月3日 | TBS | |
COUNT DOWN TV | 2004年6月5日 | TBS | |
第46回日本レコード大賞[8] | 2004年12月31日 | TBS |
ライブ映像作品
[編集]Sign
妄想満月
作品名 |
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Mr.Children、ヒカリノアトリエで虹の絵を描く |
収録アルバム
[編集]- 『I ♥ U』 (#1)
- 『Mr.Children 2001-2005 <micro>』 (#1)
- 『Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25』 (#1)
- 『Mr.Children 2015-2021 & NOW』(#1)(Liveバージョン)
- 『B-SIDE』 (#2, #3)
カバー
[編集]- Sign
- こんな風にひどく蒸し暑い日
- 三宅健(V6)(2006年、『V6 10th Anniversary Tour musicmind』)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “Sign | Mr.Children”. ORICON NEWS. 2021年5月22日閲覧。
- ^ “ミスチル、5・26に新曲「Sign」発売”. Yahoo!ミュージック. ヤフー株式会社. 2004年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
- ^ “Mr.Children、“Sign”が2月18日(土)から住友生命のCMでオンエア”. rockin'on.com (2012年2月15日). 2021年5月20日閲覧。
- ^ a b c 『Mr.Children 道標の歌』水鈴社、2020年11月20日
- ^ a b c d e f 『B-SIDE』ライナーノーツ
- ^ 『別冊カドカワ 総力特集 井上陽水』KADOKAWA、2009年、49頁
- ^ 映画『Mr.Children REFLECTION』パンフレット、2015年、30頁
- ^ a b “2度目のレコ大ミスチル、10年前の恩返しで熱唱”. サンケイスポーツ. 2005年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月22日閲覧。
- ^ “出演者ラインナップ | ミュージックステーション”. テレビ朝日. 2020年8月9日閲覧。
- ^ “HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP:GUEST”. フジテレビ. 2020年8月9日閲覧。
- ^ “うたばん”. TBS (2004年6月5日). 2020年8月9日閲覧。
外部リンク
[編集]- ミュージック・ビデオ
- ライブ映像
- 歌詞