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T.T.MA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
T.T.MA(티티마)
出身地 大韓民国の旗 韓国
ジャンル K-POP エレクトロポップ バラード
活動期間 1999年 - 2002年
事務所 ミュージックファクトリー

T.T.MA(ティティマ、티티마)は、1999年にデビューした韓国女性アイドルグループ。所属事務所はMusic Factory エンターテインメント。

概要

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消防車のメンバーだったキム・テヒョンとチョン・ウォングァンが設立したミュージックファクトリーエンターテインメントがNRGの成功に続いて企画した事務所初のガールズグループである。

グループ名は「Taste The Maximum(最高の味をください)」という意味から名付けられた。メンバーは雑誌モデル出身のカン・セミを筆頭に芸能と英語、中国語が堪能だったソイ、歌が上手かったチェ・ユジン、それぞれラップとビジュアルを引き受けたイ・ジュヘとクィナの5人で構成された。

1999年5月、1集『 In The Sea』でデビュー。タイトル曲「My Baby」は明るく軽快な楽曲で高い人気を得る。三角関係を描いた独特の歌詞が引き立つ後続曲「Prism」の反応も良く好調なデビューとなった。1集での活動後、イ・ジュヘとクィナが学業専念のため脱退。新メンバーとして元O-24のウニとジンギョンの2人が加入した。

2000年、2集を発表。タイトル曲「Wanna Be Loved」と後続曲「Going Crazy」で活動したが、当時の歌謡界は競争が激しく、特に1集のときにライバルだったガールズグループのCLEOが同時期に2集を発表してT.T.MAよりも人気を得るといった状況だったため、大きな成果を収められなかった。2集活動が不振に終わったため、2002年にグループは解散。

2007年、メンバーが再び集結して解散から5年ぶりにクリスマスアルバムを発表した[1]

エピソード

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  • NRGと共に韓国よりも中国での人気が高かった[2]。リーダーだったソイによると中国の空港にT.T.MAを見に来た人がとても多く、当時はBaby V.O.Xが中華圏で有名だったが、中国でのT.T.MA人気はそれを上回っていたという。
  • グループの性格や音楽性もNRGと似ていたため、「女性版NRG」と呼ばれた。
  • ソイは当初、SMエンタテインメントの練習生でS.E.S.のメンバーに選抜されたが、学業との両立が難しいとの理由で脱退した[3]。その後、大学に入学して友人と参加したT.T.MAのメンバーオーディションに合格し、歌手デビューすることになった。
  • 1集アルバムの収録曲「Loner」は、SUPER EUROBEATに収録されているAnnaliseの「O.K.! All Right!」のカバー曲であり、韓国のリズムゲーム「PUMP It Up」シリーズに収録された。[4]
  • 日本のアイドルグループSPEEDをベンチマークしたグループである[5]
  • 2008年にDJ OZMAが『Prism』をカバーした(3枚目のアルバム『I LOVE PARTY PEOPLE 3』収録)[6]

メンバー

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  • カン・セミ

1981年02月12日生 167cm 47Kg

趣味:映画・マンガ・昼寝 特技:水泳・バレ―

ファッション雑誌の流行通信からライセンスを受けてCECIやKIKIの雑誌モデル出身だった。

  • ソイ

1980年11月24日生まれ 162cm 42Kg

趣味:映画・音楽鑑賞・コンピュータゲーム 特技:英語・中国語

  • チェ・ユジン

1981年04月01日生 162cm 44Kg

趣味:音楽鑑賞 特技:ピアノ

  • イ・ジュヘ
  • クィナ
  • ウニ

1981年02月12日生まれ 164cm 44Kg

趣味:読書とコンピュ―タ―ゲ―ム 特技:水泳・バレ―

女性アイドルグループO-24のメンバーとして活動しており、2集から参加。

  • ジンギョン

ディスコグラフィー

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  • In the Sea(1集)[7] - 1999年5月15日
  • I Wanna Be(2集)[8] - 2000年6月15日

解散後

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  • ソイは「ラズベリーフィールド」というインディーズバンドを結成して活動を続けている[9]
  • ウニは、インターネットでショッピングモールを運営して成功を収めている。
  • カン・セミは2009年に結婚し、一児の母となっている。

脚注

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  1. ^ 티티마, 해체 5년 만에 다시 뭉쳐 노래” (朝鮮語). KBS 뉴스. 2023年12月5日閲覧。
  2. ^ 이투데이 (2017年11月13日). “티티마 출신 강세미, 결혼 7년 만에 파경…티티마는 무슨 그룹?” (朝鮮語). 이투데이. 2023年12月5日閲覧。
  3. ^ 유진에 프러포즈 주목, 과거 소이 연습생 시절 일화 소개 "SES 연습생 시절 있었다"” (朝鮮語). 한국금융경제신문 (2015年11月10日). 2024年9月17日閲覧。
  4. ^ 実際は作曲者に合意を得ず無断でサンプリングしていたため、盗作。
  5. ^ 에디터입니다, Editoridology kr (2015年1月5日). “[인터뷰 소이 ① 티티마에서 라즈베리필드로 | Idology]” (英語). 2023年11月2日閲覧。
  6. ^ DJ OZMA/I LOVE PARTY PEOPLE 3”. tower.jp. 2024年9月17日閲覧。
  7. ^ T.T.MA - In The Sea』1999年https://www.discogs.com/master/1786991-TTMA-In-The-Sea2023年12月5日閲覧 
  8. ^ T.T.Ma - IWANNABE.....』2000年https://www.discogs.com/master/2392720-TTMa-IWANNABE2023年12月5日閲覧 
  9. ^ 소이, 밴드 ‘라즈베리필드’로 첫 음반” (朝鮮語). KBS 뉴스. 2024年9月17日閲覧。

関連項目

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